「リモートデスクトップで印刷できなくなった」トラブルサポート

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市でパソコン・ネットワークのサポートをしております、ITサポートSORAの関口です。

Windows11は、セキュリティを高めるために定期的なアップデートが行われています。

しかしその影響で、「昨日までできていたことが、急にできなくなった」というご相談をいただくことも少なくありません。

先日も、お付き合いのある企業様から「リモートデスクトップで、手元のプリンターから印刷ができなくなった」**というご相談をいただきました。

調査の結果、原因はWindows11のセキュリティ強化に伴う「仕様変更」でした。

今回は、その原因と解決方法を分かりやすく解説します。

目次

リモートサポート

トラブルの状況:支社で印刷したいのに、本社のプリンターから出てしまう

今回のご相談内容は、以下のような環境で発生していました。

  • 環境: 支社からVPNを使い、本社のパソコンをリモートデスクトップ(遠隔操作)ので接続して業務を行っている。接続の際にRDPファイルで接続先を選択している。
  • 通常: 支社で印刷ボタンを押すと、「支社のプリンター」から印刷される。
  • トラブル: 印刷すると、なぜか遠く離れた「本社のプリンター」から紙が出てしまう。

この現象が支社の全パソコンで同時に発生しており、業務に大きな支障が出ている状態でした。

原因:新しく追加された「セキュリティの壁」

リモートサポートで詳しく調査したところ、接続する際に、これまで見たことがない「警告画面」が表示されるようになっていることが分かりました。

2026年4月にWindowsのセキュリティが強化されたことで、RDPでの接続時に「接続先のパソコンに、自分のパソコンの情報をどこまで共有していいですか?」と再確認を求めてくるようになったのです。

この画面で「プリンター」の使用を許可するチェックを入れないと、リモートデスクトップの「リダイレクトプリンター(手元のプリンターを認識させる機能)」が無効化されてしまいます。

その結果、手元のプリンターが見つからず、本社側のプリンターから印刷されてしまうという仕組みでした。

なぜ、このような仕様変更が入ったのか?

実は最近、「悪意のある接続ファイル(RDPファイル)を送りつけ、接続した瞬間にパソコン内の情報を抜き取る」というサイバー攻撃の被害が増えています。

これに対策するため、2026年4月頃のアップデートより、Windows側が「本当にこの接続先を信頼して、情報を共有しても大丈夫ですか?」とユーザーに都度確認を入れる仕様に変更されました。

セキュリティとしては正しい進化ですが、現場では「急に印刷できなくなった」という混乱の原因になりやすいポイントです。

解決のための3つの対策

今回のトラブルはWindowsの仕様変更によるものですので、状況に合わせて以下の3つの対策が考えられます。

1. 接続時にプリンターの使用を許可する(最も簡単)

接続の度に出る警告画面で、使用する機能(プリンターなど)にチェックをつけてから接続します。

  • メリット: 今すぐ誰でも対応可能です。
  • 注意点: チェックを忘れると、また本社側で印刷されてしまいます。

2. RDPファイルを「信頼済み」にする(上級者向け)

RDPファイルに対して「自己署名」を行い、自分のファイルであることを証明することで警告画面自体を出さないようにする方法です。

  • メリット: 毎回の確認作業が不要になり、運用が安定します。
  • 注意点: 証明書の作成など高度な事前準備が必要になるため、IT管理者向けの対応となります。

3. リモートデスクトップアプリから直接接続する

今回の仕様変更は、主に「RDPファイル(接続用アイコン)」に対して行われました。そのため、Windows標準の「リモートデスクトップアプリ」から直接接続先を選べば、警告画面を回避できる場合があります。

  • プロの視点: アプリからの接続はIPアドレス指定が基本ですが、HOSTSファイルを修正することで、IPアドレスではなく「コンピューター名」で管理できるようになり、よりシンプルでミスのない運用が可能になります。

おわりに

「セキュリティの強化」は大切なことですが、それによって今まで当たり前にできていた仕事が止まってしまうのは困りものですよね。

今回のケースも、仕組みを正しく理解して設定することで、無事に元通りの便利な環境に戻すことができました。お客様からも「これで安心して印刷できると」と喜んでいただけて、私も一安心です。

ITサポートSORAでは、VPN設定やリモートデスクトップのトラブル対応、拠点間ネットワークの整備など、法人様向けのITサポートを承っております。

「アップデートしてから、パソコンの様子がおかしい」とお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。埼玉・東京エリアを中心に、訪問でのサポートも可能です。

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ITサポートSORAでは、パソコンのトラブルを解決するだけではなく、お客様の「困った」を「よかった」になるまで解決することをコンセプトに、お客様に寄り添ったパソコンのサポートを訪問(埼玉・都内)とリモートで行っております。

インターネットにつながっているパソコンであれば、リモート(遠隔操作)でトラブルの解決も可能です。

Windows11・OneDrive・Outlook・Officeなどで、お困りのことがありましたら、ご相談ください。

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