みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
最近、Outlookに関する相談が急増しています。
これは、Windows 11で標準搭載されるOutlook(New)が従来のOutlook(Classic)に取って代わったことが原因です。
特に、これまでPOP形式でOutlookを利用してきた方がOutlook(New)に移行すると問題が発生します。
今回のそのトラブル事例と、OutlookClassicの再インストール手順についてご紹介します。
Outlook(Classic)が消えた!再インストール方法
先日、都内のお客様から「Windows 10のパソコンをWindows 11にアップグレードしたら、Outlook(Classic)が消えてしまった」という相談を受けました。
お客様は「これまでOutlook(Classic)でPOP形式のメール受信を行い、メールを各フォルダに分類して管理していた。Outlook(New)でもPOP設定を試みが、以前のフォルダが表示されないため、Outlook(Classic)に戻したい」とのことでした。
原因は、Outlook(Classic)ではPSTファイルでフォルダ構成を管理していたものが、Outlook(New)ではPSTファイルを読み込めないことにあります。

お客様はMicrosoft 365 Personalをご利用でした。
リモートサポートでパソコンを確認したところ、Outlook(Classic)がインストールされていない状態でした。
これまでのサポート経験では、Officeの修復や更新でOutlook(Classic)が自動的に再インストールされるのですが、今回はそれができませんでした。
MicrosoftアカウントのサイトからOfficeの再インストールを試みても、同様でした。
どうも、プリインスール版のOffice Home & BusinessとのMicrosoft365 サブスクリプション版のOutlook(クラッシク)では考え方が異なるようです。
プリインストール版OfficeのOutlook(Classic)の再インストール方法と、Microsoft365サブスクリプション版のOutlook(Classic)再インストール方法を分けて説明します。
プリインストール版 Office Home & Business版 Outlook(Classic)の再インストール手順
プリインストール版 Office Home & Business版 Outlook(Classic)の再ダウンロード手順は以下のとおりです。
既にインストールされているWordやExcelアプリを開き、左側 アカウントをクリック、右側の更新オプションをクリックし、今すぐ更新をクリック。

アプリの更新がはじまります。

更新プログラムがインストールされるとOutlook(Classic)も再インストールされています。


Microsoft365 サブスクリプション版のOutlook(Classic)再インストール方法
2025/04/16 Outlook(Classic)英語版を日本語版に変更するブログを公開しました。

↓ここからは2025年2月20日の記事です。
■ここからは、ブログ更新時2025年2月20日時点の情報であり、現時点とは動作が異なることがあります。
Microsoft365 サブスクリプション版のOutlook(Classic)は、以下MicrosoftサイトからOutlook(Classic)インストールファイルをダウンロードすることで、再インストール可能です。

このサイトから以下の手順で再インストールを行い、無事にOutlook(Classic)を復旧させることができました。

Outlook(Classic)のダウンロードサイトを開く

ダウンロードサイト最下段の「クラッシク Outlook for Windowsをインストール」から「ストアからインストール」をクリック

Outlook for Windows(classic)のインストールサイトで「ダウンロード」をクリック

“You are visiting Microsoft Store in English”のポップアップが表示されたら「Go to日本語(日本)」をクリック

Microsoft Storeで「インストール」をクリック

ダウンロードとインストールが完了するまで待機

インストール完了。

WindowsスタートメニューにOutlook(Classic)が表示されます。

アプリ一覧では「Microsoft Outlook 2016-ja-jp」として確認できます。



まとめ
先ほどのOutlookClassicダウンロードサイトには以下の説明がなされています。
最近新しい Windows デバイスを購入した場合は、従来の Outlook が見つからないか、アイコンが表示されても開こうとするとエラーが発生します。 Outlook が見つからない、または次のエラーが表示される場合があります。 Microsoft Store では使用できないため、これを確認してインストールできませんでした。 インストールするには、発行元の Web サイトからダウンロードしてください。 これは、2024 年から、多くの新しいデバイスに新しい Outlook for Windows がプレインストールされ、従来の Outlook が付属していないために発生します。 現時点で従来の Outlook を使用したい場合は、従来の Outlook for Windows のスタンドアロン バージョンをインストールできます。
引用元:新しい Windows PC では従来の Outlook を開くことができません
マイクロソフトは、これまでWord・ExcelなどのOffice群アプリの1つとしてOutlook(Classic)を入れていましたが、今回の仕様変更で、Outlook(Classic)を分離したように思えます。
現時点で、Outlook(Classic)のサポート終了情報はありませんが、もしかしたら、Windows Liveメールの時にように、Outlook(Classic)のもサポート終了も時間の問題のような気がします。
そう考えると、メールはPOP方式からIMAP方式に移行して、メールアプリに依存しないメールシステム環境を準備をしおいたほうがいいように感じました。
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