【注意】Windows Update後にOfficeが消える可能性があります。

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。

ITサポートSORAでは、お客様のパソコントラブルの対応を訪問・リモートでサポートしております。

最近、立て続けに「Wordが起動しなくなった」「Excelが消えた」など、Officeに関連するご相談が増えてています。

ご相談の状況、ホームページの検索ワードの状況から、Officeが消える不具合が発生する可能性があります。

今回はそのことについて書いていきます。

目次

リモートサポート

Windows Update後にOfficeが消える可能性があります。

Officeがインストールされてない状態

2022年11月、お客様から「Wordが起動しなくなった」とのご相談をはじめていただきました。

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Windows Update後にOfficeが消えてしまったことが原因でした。

それ以降、「Excelが消えた」「Wordが使えなくなった」とのご相談を多数いただいており、どれもWindows Update後にOfficeが消えたと推測されます。

Windows8・Windows10・Windows11で問題が発生することを確認しておりますが、どういう条件でOfficeが消えるのかは不明です。

これまでの発生状況は以下のとおりです。

  • Word・Excel・PowerPoint・Outlookのいずれか3つが起動しない。(アプリメニューにもない)
  • Word・Excel・PowerPointのいずれか1つだけが残っていてアプリが開ける
    アプリケーションの一覧にOfficeが存在しない(Windowsにインストールされていない状態)
  • Officeファイルを開こうとすると、他のアプリが起動をする。(Officeが消えたことで、拡張子の規定値が変更された)
  • OfficeのインストールフォルダにもWord・Excel等の実行ファイルが残っていない。
  • Window Update後に不具合が発生した
  • Office2013・2016のプリインストールモデルを使用している
  • 以前に、Windows10からWindows11へアップグレードした

2023年9月以降「Officeが消えたとの」相談数が増えております。

また、インターネットの検索ワードも以下のキーワードで検索している人が増えてます。

  • windows11 office 消えた
  • windows11 office 使えなくなった
  • office 消えた
  • office 使えなくなった
  • 急に word が使え なくなっ た
  • windows11 excel 消えた
  • オフィスが消えた場合の復帰

どういう状況でこの現象が発生するかは不明ですが、相談数・検索数から考えると、この状況がしばらく続くのではと思います。

Officeが消えた場合、後述する手順でOfficeの再インストールすれば、Officeを使えるようになります。

しかし、マイクロソフトアカウントとパスワードが不明の場合は、Officeの再インストールが出来ずに再購入になる可能性があります。

プリインストールモデルのOfficeを使っている人は、Officeの消失に備えて事前に対策をしておいた方がいいかと思います。

Officeが消える前に備えておくこと

Officeの再インストール

どういう状況でOfficeが消えるのかが不明のため、今のところ事前対策はわかりませんが、Officeが消えたときに備えて、直ぐにOfficeを再インストールする準備はしておいた方がいいかと思います。

消えたOfficeを再インストールするには、Officeのライセンスを紐付けたマイクロソフトアカウントとパスワードが必要になります。

また、状況によってはOfficeの再インストール後に、Outlookの再設定が必要になります。

以下の3点を事前に確認しておいてください。

  1. Officeライセンスを紐付けたマイクロソフトアカウント
  2. マイクロソフトのサイトからOfficeがダウンロードできること
  3. Outlookの再設定に備えて、メールアドレス・メールパスワード・メールサーバーの情報

1.Officeライセンスを紐付けたマイクロソフトアカウント

Officeに紐付けたマイクロソフトアカウントは、Officeのアカウントから確認できます。

マイクロソフトアカウントの確認

2.マイクロソフトのサイトからOfficeがダウンロードできることの確認

1で確認したマイクロソフトアカウントで、マイクロソフトアカウントのサイトにサインイン

マイクロソフトアカウントとパスワードでサインインできることを確認

Microsoft365アクセス手順

サインイン後、マイクロソフトアカウントサイトの”サービスとサブスクリプション”を左クリック

購入済みの製品欄にOfficeライセンスが記載されていて、「インストール」の表記があることを確認。

Officeの再インストール

マイクロソフトアカウントにサインイン出来ない場合は、パスワードが違う可能性がありますので、パスワードの再設定等を行ってください。

マイクロソフトアカウントにサインインできない場合はOfficeの再インストールが出来ない可能性があります。

また、マイクロソフトアカウントにサインイン後、購入済みの製品欄にOfficeライセンスが表示されていない場合は、違うマイクロソフトアカウントにOfficeのライセンスを紐付けた可能性があります。

心当たりがあるマイクロソフトアカウントでサインインを試みてライセンスを見つけておいてください。

ライセンスが見つからない場合は、最悪Officeの買い直しとなります。

Outlookの再設定に備えて、メールアドレス・メールパスワード・メールサーバーの情報

Officeの再インストールをすることで、Outlookのメール設定が消えることがあります。

そのため、Outlookの設定値(メールアドレス・パスワード・メールサーバー等)を事前に確認しておいてください。

メール設定情報
メール設定情報
心理カウンセリング空

Officeが消えた場合の対応方法

これまで「Officeが消えた」のご相談を多くお受けしましたが、どれも以下手順で問題は解決できていますのでご参考ください。

・Officeの再インストール

・拡張子の変更

・Outlookの再設定

お使いのパソコンの状況により手順は変わります。以降説明する内容は、お客様の責任と判断において行ってください。コメント欄による質問は受け付けておりませんで、あらかじめご了承ください。

消えたOfficeを再インストールする手順

Officeの再インストールには、Officeをインストールした際、Officeライセンスを紐付けたマイクロソフトアカウント情報(メールアドレスとパスワード)が必要になります。

マイクロソフトのMicrosoft365のサイトから、マイクロソフトアカウントでサインイン

Microsoft365アクセス手順

マイクロソフトアカウントサイトの”サービスとサブスクリプション”を左クリック

Officeの再インストールを実施。

Officeの再インストール

拡張子の変更

Officeが消えたことにより、何らかの原因で拡張子の設定が変わる症状を確認しております。

例えば、Wordファイルを開いたのにWordパッドで開かれるようなときは、拡張子の設定が変わっています。

Officeインストール完了後、設定のアプリ>既定のアプリから拡張子の関連付けを修正してください

Officeの関連付けを修正

Outlookの再設定

Office消失後、Officeの再インストールすることで、Outlookのプロファイルが消える症状を確認しております。

Outlookのプロファイルが消えた場合は、Outlookの設定値(メールアドレス・パスワード・メールサーバー等)を再設定してください。

※Outlookの設定が消えるだけで、メールデータの消失はありません。

Outlookの再設定

マイクロソフトアカウントのサイトでOfficeライセンスが確認できない場合

Microsoft365サイトのサービスメニューでOfficeのラインセンスが表示されない場合は、サインインしたマイクロソフトアカウントとは異なるアカウントでOfficeのライセンス認証したと思われます。

その場合、Officeをインストールした際に関連付けたと思われるマイクロソフトアカウント(メールアドレス)で、1つずつサインインを試みるしかありません。

検証していませんが、Windowsのシステム復元(少し前の状態に戻す)ことで、Officeの不具合を解消することができる可能性もあります。(ただし、Windowsシステム復元が有効化されている場合に限る)

Officeに関連づけたマイクソフトアカウントがわからず、Windowsシステム復元でも改善しない場合、Officeの買い直しを検討する必要があると思います。

もしくはマイクロソフトのライセンスセンターあたりに相談すれば解決するかもしれません。

Officeの購入する場合の方法は以下の2つ

Microsoft 365 Personal(最新 1年版)をサブスクリプションで購入する

Microsoft Office Home & Business 2021の永続版を購入する

Microsoft Office Home & Business 2021の永続版は、プリインストール版とは異なり、どのパソコンでも2台まで使用できるため、今後、パソコンを買い替えた際にも使い続けることができます。

どちらのOfficeがいいかは、ご自身のパソコンとOfficeの使い方により異なりますので、Officeの仕様を確認のうえご判断ください。

まとめ

上記の内容は、実際に受けた相談と検索キーワードの実例を元に書きましたので、マイクロソフトの公式見解ではなく、個人的な感想です。

しかし、複数の方で同現象が発生しており、検索キーワード数も多いため、何かしらのタイミングで発生することが考えられます。

10月にWindows11の大型アップデートが予定されていますが、アップデートでこの不具合が治まるのか、もしくは悪化するのは未知数です。

いずれにしても、いつでもOfficeの再インストールができるように、Officeのライセンスとマイクロソフトアカウントの関連性を事前に調べておいた方が安全かと思います。

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