みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
最近、Windowsアップデート後に「Officeが消える」「BitLockerが表示される」「NASにアクセスできない」といった問題が多発しています。
昨日、お客様から「突然、Outlookが消えてしまった」とのご相談がありました。
調査した結果、Windows 11のアップデート後にOfficeが削除されたことが原因と推測されます。
今日はこの事について詳しく解説します。
Windows11 Windowsアップデート後にOutlookが消えたトラブルサポート
お問い合わせいただいたお客様のパソコンを確認したところ、Word・Excel・OutlookのOffice製品がすべてアンインストールされている状況でした。
これまでもWindowsアップデート後にOfficeが消える現象はありましたが、これまではWordやExcelやOutlookのどれか1つのアプリは残っていました。
今回の現象はOffice製品が全て消えた状態でした。
Windowsアップデートの履歴を調べたところ、前日にWindows 11 Version 23H2の累積更新プログラム(KB5044285)が適用されていました。
また、当HPで「Officeが消えた」というキーワード検索のアクセスが急増していることから、今回のWindows 11累積更新プログラムで、Officeが消える現象が広範囲に起きているのではないかと推測されます。
このお客様はOffice 2016のプリインストールモデルを使用されていました。
対応として、マイクロソフトアカウントでマイクロソフトサイトにアクセスし、Office 2016の再インストールを実施しました。
Outlookのアカウント設定はすべて消えていたため、メールアカウントの再設定も行い再びOutlookでメールを使えるようにサポートしました。
今回、お客様のMSアカウント情報やメール設定値情報がすぐにわかったため問題なかったですが、もしMSアカウントやメール設置情報がわからない場合は、更に大きな問題に発展していたと思います。
まとめ
別件ですが、同日に「BitLocker画面が突然表示されてパソコンが使えなくなった」という相談もありました。
問い合わせの状況やホームページへのアクセス状況から推測すると、今回のWindowsアップデートではかなり広範囲に問題が発生しているのではないかと考えられます。
私のPCでは問題が起きていないので、どのような機種やタイミングで問題が発生するのかは不明です。
いずれにしても、プリインストール版Officeを使用している方、ハードディスクをBitLockerで暗号化している方は、トラブルに備えて以下の確認をしておくことをお勧めします:
- Office再インストールの可否
- Outlook設定値
- BitLocker暗号化の解除キー
Windows11ではAIなど様々な機能が追加されていますが、基本的なところが疎かになっているように感じるのは私だけでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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