みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
2024年12月後半からOutlookに関するご相談を多くいただいています。
これは2024年12月末でWindowsメールが使えなくなり、Outlook(New)への移行が必要となったことや、新しく購入したパソコンでOutlook(Classic)がインストールされていないなど、Outlookを取り巻く状況が大きく変わっているためです。
今日はこの問題について詳しく説明していきます。
Outlook(Classic)がインストールされていないトラブルサポート
2024年12月末でWindowsメールのサービスが終了し、Windowsメールをご利用の方はOutlook(New)への移行が必要となりました。
従来のOutlook(Classic)は引き続き利用可能ですが、最近パソコンを購入された方から「Outlookが使えない」「Outlookの設定ができない」といったご相談が急増しています。
この問題の主な原因は、Outlook(Classic)のライセンスをお持ちであるにもかかわらず、パソコンにOutlook(Classic)がインストールされていないことにあります。
これまでは、Office 2021 Personal(Word・Excel・Outlook(Classic))のライセンス付きパソコンを購入すると、Word・Excel・Outlook(Classic)が最初からインストールされていました。
しかし、2024年12月頃に購入したパソコンには、Word・Excel・Outlook(NEW)がインストールされており、Outlook(Classic)は別途インストールする必要がある状況となっています。
IMAPでOutlookを使用されている方はOutlook(NEW)でも問題なくご利用いただけますが、POPをご利用の場合は以下の問題があり注意が必要です。
Outlook(NEW)でのPOPアカウントの問題点
- Outlook(NEW)でのPOP設定が不安定
- PSTファイルからデータを移行できない
- Outlook(NEW)はマイクロソフトクラウドを経由している
- これまでの使い勝手が異なる
ご相談いただく多くのお客様は「これまでどおりにOutlookを使いたい」との要望であり、Outlook(NEW)への移行を望んでいません。
Outlookのライセンス付きPCを購入しているにもかかわらずOutlook(Classic)がインストールされていないことが、問題の本質です。
これまでのサポート経験から、以下の2つの方法でOutlook(Classic)をインストールできることを確認しています。
方法1:MicrosoftアカウントサイトからOfficeを再インストール
- Microsoftアカウントにログイン
- [サービスとサブスクリプション]ページを開く
- 購入済みのOffice製品を選択し、インストールオプションを確認
- 必要なアプリケーションを選び再インストール
方法2:Word・ExcelよりOfficeを更新する
- Excel・Wordを起動する
- ファイルからアカウントの順にクリック
- 更新から今すぐ更新をクリックする
新しく購入したパソコンにOutlook(Classic)がインストールされていない場合は、上記の方法をお試しください。
まとめ
今後、マイクロソフトはOutlook(NEW)に統一する方針だと考えられます。
新しいOffice 2024では、Office 2024 PersonalはWord・Excel・PowerPointのセットとなり、Outlook(Classic)を使うにはMicrosoft Office Home & Business版が必要となりました。
Outlook(NEW)は、これまでとは異なる仕組みでメールシステムが動作します。
この新しい仕組みを理解せずにOutlook(NEW)を使い続けると、将来的に問題が発生する可能性があると考えています。
もし従来のOutlook(Classic)を引き続き利用したい場合は、インストール方法や設定について専門家にご相談ください。少しの工夫で、これまでどおり快適なメール環境を維持できる可能性があります。
お困りの際は、ITサポートSORAまでお気軽にお問い合わせください。
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