みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
最近、Outlook Newに関するご相談が増えています。
先日も「Outlook Newに切り替えたら、Googleログインが毎回表示されるようになった」とのご相談をいただきました。
原因は、Outlook Newの不具合でした。
今日はこの問題について詳しくお話しします。
Outlook New(新しいOutlook)でGmailのログインと設定画面が毎回表示される
Outlook New(新しいOutlook)への相談が増えておりす。
その理由は主に3つあります:
- Windowsメールの上部にOutlook Newへの切り替えを促すメッセージが表示されている
- Outlook Classic(Outlookアプリ)の右上に新しいOutlookへの切り替えスイッチが表示されている
- 新しいWindows 11では、タスクバーにOutlook Newのアイコンが設置されている
これらの施策から、マイクロソフトがOutlook Newへの移行を推進していることがわかります。
先日、あるお客様から「Windowsメールに警告画面が表示されたので、Outlook Newに切り替えたところ、Outlook Newを起動するたびにGoogleの認証画面とOutlookの設定画面が毎回表示されるようになった」とのご相談がありました。
リモートサポートで確認したところ、Outlook Newを起動するたびにGoogleの認証画面とOutlookの設定画面が繰り返し表示されていました。メールを見るのに一苦労な状態です。
お客様は2つのGmailアカウントをOutlook Newに設定していました。
Outlook Newでのアカウントの再設定を試みましたが、問題は解消しませんでした。
Outlook Newアプリの修復やリセットも効果がありませんでした。
さらに、Outlook Newアプリをアンインストールして再インストールしても、同じ結果でした。
Outlook Newに関するファイル群を強制削除すれば修復できるかもしれないと考えましたが、お客様から「Outlook Newは不安定そうだから使いたくない」とのご意見をいただきました。
そこで、Outlook Classic(Outlookアプリ)にIMAPで2つのGmailアカウントを設定し、メールを使えるようにしました。
お客様はOutlook Classicの方が「使いやすい」とのことで、結果的には良い解決策となりました。
まとめ
まだ十分な検証はできていませんが、Outlook Newはこれまでのメールシステムとは異なる動作をしているようです。
Outlook Newには便利な機能も多そうですが、Microsoft側の仕様を十分に確認しておかないと、後々トラブルが発生する可能性があります。
マイクロソフトは積極的にOutlook Newへの切り替えを促していますが、今回のような切り替えトラブルやPOP3アカウントの切り替え問題などが報告されています。
Outlook Newへの切り替えは慎重に行うべきだと考えます。
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