みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
5月にiPhone 13 miniからiPhone 16へと機種変更したのですが、それ以降、iPhone 16のBluetooth接続が不安定で、不便な状況が続いていました。
対処方法を模索した結果、私の環境では「iPhoneのネットワークリセット」によって改善されました。
本日は、その方法についてご紹介します。
iPhone 16でのBluetooth接続不具合

まず最初に、Bluetooth接続の不安定さを解消する前に、iPhone 16で実際に発生していた不具合の内容について書きます。
iPhone 13 miniを使用していた頃は、AirPods、カーナビ、ヘッドホンなどのBluetooth接続は安定しており、特に問題はありませんでした。
しかし、iPhone 16に買い替えてから、以下のような問題が発生するようになりました。
- AirPodsで電話着信時に応答できない
- 電話発信時にAirPodsを選択してもすぐに解除されてしまう
- カーナビのハンズフリー通話ができない
このように、iPhone 16では通話関連のBluetooth接続が不安定で、自動接続もうまくいかない状態が続いていました。
Bluetoothのオン・オフを切り替えることで一時的に接続は回復しますが、しばらくすると再び同じ問題が発生します。
また、AirPodsやカーナビとのBluetoothペアリングを解除して再登録しても、状況は改善されませんでした。
この問題の解決方法を調べた結果、次に紹介する方法で改善することができました。
iPhoneの名前変更およびネットワークリセットの実施
iPhone 13 miniからiPhone 16への移行は、Appleの「クイックスタート」ツールを使って、設定やデータをそのまま引き継ぎました。
その際、iPhoneの名前やネットワーク設定も旧機種の状態を引き継いだ形となっていました。
もしかすると、この移行ツールによる設定の引き継ぎに何らかの影響があったのではないかと考え、以下の対応を行いました。
1. iPhoneの名前を変更する
移行ツールを使うと、旧機種の名前が新しいiPhoneにも引き継がれます。
Bluetooth機器側でもiPhoneの名前が登録されているため、念のためiPhoneの名前を変更しました。
手順:
設定 → 一般 → 情報 → 名前 → 任意の名前に変更

2.Bluetooth接続機器の登録を解除する
Bluetooth設定画面から、Bluetooth接続で問題が出ているデバイスの登録を解除する

3.ネットワーク設定をリセットする
次に、iPhoneのネットワーク関連の設定を初期化しました。
手順:
設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → リセット → ネットワーク設定をリセット



パスコードを入力するとiPhoneが再起動され、ネットワーク設定が初期化されます。
4.リセットされたネットワーク再設定
ネットワーク設定をリセットすることでWi-FiやAPNなどがクリアされます。
私の環境ではAPNはクリアされませんでしたが、Wi-FiとVPN設定がクリアされました。
Wi-Fiの再設定を行ないました。
5.Bluetooth機器との再ペアリング
上記の設定変更後、AirPodsやカーナビなどのBluetooth機器とのペアリングを一から再設定しました。

まとめ
「iPhone 16 Bluetooth」で検索すると、私と同様にBluetooth接続の不具合に悩まされている方が多数いるようです。
iPhone 16固有の不具合の可能性も考えられますが、私の環境においては、「iPhoneの名前変更」と「ネットワークリセット」の2つの対応により、Bluetooth接続エラーが解消されました。
この問題は、iPhone本体の不具合というよりも、移行ツールによるデータや設定の引き継ぎに何らかの不具合があったのではないかと感じています。
同じような症状にお困りの方の参考になれば幸いです。
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