みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
タブレットやスマホが普及したことで、情報は手元の画面で見る時代になりましたが、それでも会議で使う資料やプレゼン資料、お客様とのアポイントメールやお客様先の地図、ブログで紹介されている料理レシピの印刷など、会社でもプライベートでもパソコンで印刷する機会がありますね。
インクジェットプリンタでA4サイズを1枚カラー印刷をすると、インク代が約7円~10円かかります。つい何気なく印刷をしてしまいますが、以外と印刷コストはかかっているものです。
インク代や紙の無駄遣いを減らしたいところですが、ホームページを印刷したら、広告やページフッターが2ページに目に印刷されたり、Excelの表を印刷したら、最後の行だけが2ページ目に印刷されたりと、ちょっとしたプリンタの設定ミスで何度も印刷のやり直しという経験をされたことはありませんか?
今回ご紹介する『FinePrint』はちょっとした印刷ミスを軽減する「多機能プリンタ」ソフトです。
FinePrintをWindowsにインストールすることにより、プリンタで印刷をする前に印刷プレビューを事前に確認できるようになります。
また、FinePrintの縮小印刷機能やまとめ印刷機能などの便利な機能が使えるようになりますので、その機能も合わせてご紹介します。
FinePrint8とは
FinePrintはWindowsで動作する「多機能プリンタドライバ」です。
WordやExcel等で資料を印刷すると、通常印刷データはプリンタに渡され、プリンタが紙に印刷をします。
FinePrintは、Windowsとプリンタの間に「仮想プリンタ」を作成し、Word等でデータを印刷すると、仮想プリンタが印刷データを受け取りレイアウトを表示します。
仮想プリンタを「既定のプリンタ」に設定することにより、ブラウザやExcelなど各種アプリケーションから印刷をすると、仮想プリンタに印刷データが送られ、画面上で印刷プレビューを事前に確認することができます。
プリンターで印刷する前に、FinePrintの画面上で印刷プレビューを事前に確認できるので、印刷ミスがなくなり、結果としてインクや用紙の節約につながります。
Fineprint8の機能
それでは実際にFineprintの機能をご紹介します。
印刷レイアウトの事前確認
ホームページやブログ、GoogleMapを印刷するときに、宣伝やページフッターなども一緒に印刷されてしまい紙の無駄遣いをした経験はありませんか?
FinePrintでは、ブラウザなど各アプリケーションから印刷されたデータをレイアウト表示したうえで不要なページをFinePrint上で削除することが可能です。
例えば、ブラウザで印刷した資料の2ページ以降が不要な場合、FinePrint上で削除することが可能です。
複数ページを1枚に印刷できる
PDFファイルやPowerPointを印刷するとき、1ページをA4サイズ1枚で印刷するとかなりの枚数を使用します。
とくにPowerPointなどのプレゼン資料は文字を大きく作るので、PowerPointの1ページをA4サイズ 1枚で印刷してしまうと分厚い資料になります。
そのとき役に立つのが「縮小印刷機能」です。
例えば8ページのPowerPointを印刷するとき、FinePrintでA4サイズ1枚にPowerPoint 2ページ~8ページの縮小印刷が可能です。
■PowerPointの資料をFinePrintに印刷
■FinePrintにPowerPointの印刷レイアウトがFinePrintに表示される
■画面左でラジオボタンで縮小サイズを選択する。2ページ表示
■4ページ表示
■8ページ表示
また、PowerPointで作成した資料を見なおす際にも、縮小印刷をすることで、プレゼン資料の流れが1枚の用紙で確認できるので大変便利です。
複数のアプリの印刷データを1枚にまとめられる
はじめてのお得意様先へ会議へ出かける際、お客様とのアポイントのメールとお客様先の地図を印刷して持参されると思います。
そのとき、メールと地図を別々で印刷すると、紙は2枚必要になりますが、FinePrintの「まとめ印刷機能」を使うと、1枚の紙にまとめることができます。
他にも、Wordの文章とExcelの表を1枚にまとめることも可能ですので、左側にWordで作成した資料、右側にExcelで作成した表をまとめて印刷することができます。
グレースケール印刷
いまほとんどのプリンタがカラー印刷です。
カラー印刷は見栄えがいい反面インク代がかかりますので、印刷用途に応じてカラー印刷と白黒印刷を使い分けることで、インク代を節約できます。
パソコンに接続されているプリンターの設定変更をすれば、カラー印刷・白黒印刷を切り替えできるのですが、印刷の都度、プリンターの設定を切り替えるのは面倒です。
FinePrintでは、左側のメニューからワンクリックで「モノクロ印刷」に切り替えができるので、無駄なカラー印刷を抑えることができます。
FinePrint8のインストール・設定方法(試用版)
FinePrint8は1ライセンス6,800円(税別)の有償アプリケーションです。FinePrintは試用版がダウンロードできますので、ライセンス購入前に、まず試してください。
下記URLにアクセスし必要事項を入力後、試用版をダウンロード
https://www.nsd.co.jp/fineprint/trial.html
ダウンロードしたプログラムを実行。下図が表示されるので「Japanese」が選択されていることを確認し「次へ」をクリック
「このコンピュータ上のみ」を選択し「次へ」をクリック
「同意します」にチェックを入れ「インストール」をクリック。インストールが開始されます。
インストール完了後、下図が表示されます。「FinePrintを通常使うプリンタに設定する」にチェックを入れ「完了」をクリック。インストール完了です。
インストール確認のため、コントロールパネルを開き 「ハードウェアとサウンド」を選択
「デバイスとプリンター」を選択
プリンタ一覧で「FinePrint」にチェックが付いていることを確認
Word等から、FinePrintに試し印刷をし、下図画面が表示されればOKです。試用版はフッターにFinePrintのロゴが入ってしまいますが、ライセンス購入後はライセンスコードを登録することでフッターの文字は消えます。
まとめ
FinePrintは一見地味なソフトですが、印刷をする機会が多い人には、大変便利なソフトになると思います。
私もFinePrintを使用するようになってから、ミスプリントが激減し、紙を無駄にすることが無くなったことはもちろんのこと、Wordの資料とExcelファイルを1枚にまとめて印刷したり、PowerPointの資料を縮小印刷して赤入れをしたりと、印刷コストの削減と業務効率化にもFinePrintは活躍しています。
興味がある方は、ぜひ、試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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