Office 2024 にサインインしても2019になる?ライセンスエラーやOutlookがない時の対処法

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市の ITサポートSORA の関口です。

Windows 10 のサポート終了に伴い、Windows 11 パソコンへの買い替えが進んでいます。

それにあわせて、プリインストール版 Office Home & Business 2024 に関するトラブルのご相談が増えています。

特に先週は Office に関するお問い合わせが立て続けにありましたので、今回はその内容と対処方法をまとめました。

目次

リモートサポート

プリインストール版 Officeのよくある3つのトラブル

Windows 11 でプリインストール版 Office Home & Business 2024(以下、Office 2024)を購入されたお客様から、次のようなご相談が寄せられています。

  1. Office 2024 にサインインしたのに、Office 2019 になってしまう
  2. Office 2024 を起動するとライセンスエラーが表示される
  3. Outlook Classic がインストールされていない

ここでは、それぞれの原因と対処方法を順に解説します。

ここから書かれていることは実例に基づいての解説となります。
しかし、お使いの環境によってはMSアカウントとOffice2024のラインセンスの関連付けで失敗し、最悪の場合はOfficeプリインストールライセンスが使えなくなる可能性もあります。
そのことを理解のうえご自身の判断と責任においてご確認ください。

1. Office 2024 にサインインしたのに Office 2019 になった

原因

Windows 11 の初期セットアップ完了後、Office 2024(Word/Excel など)を初めて起動すると、ライセンス認証画面が表示され、Microsoft アカウント(以下、MSA)との関連付けが行われます。

Office2024の所得画面

通常であれば、この関連付けが完了すると Office 2024 が有効化されます。

Office2024のアカウント画面

しかし、同一の Microsoft アカウントに過去の Office(2019/2021/Microsoft 365 など)のライセンスが登録されている場合、古いライセンスが優先されてしまうことがあります。

このため、「Office 2024 にサインインしたのに、Office 2019 と表示される」という現象が発生します。

対処方法

この現象は、Office 2024 の再インストールで解消できます。

1.Microsoft アカウント サブスクリプションページ にアクセスし、「Office 2024 のライセンス」が登録されていることを確認します。

マイクロソフトアカウントサブスクリプションページ

2.Windows 11 にインストールされている旧バージョンの Office を アンインストール します。

3.サブスクリプションページから Office 2024 を再インストール します。

Office2024のインストール画面

4.Office 2024 を起動し、Microsoft アカウントでサインインしてライセンスを関連付けます。

2. Office 2024 を起動するとライセンスエラーが表示される

原因

Windows 11 セットアップ後に Office 2024 を起動すると、 「ライセンスエラー」や「数日後に使用できなくなります」といった警告が表示されることがあります。

この場合、Microsoft アカウントのサブスクリプションページにライセンスが表示されていないケースが多く、Office 2024 とアカウントの関連付けが正しく行われていないことが原因です。

対処方法

1.Microsoft アカウント サブスクリプションページ を開き、「Office 2024 のライセンス」が登録されているか確認します。
登録がある場合は、Office 2024 を再インストールしてください。

2.ライセンスが表示されない場合は、以下を実行します。

  • 「Microsoft Store」を開く
  • 右上のアイコン → 「ライブラリ」を選択
  • 「このデバイスに含まれる」をクリック
  • Office Home & Business 2024 の「要求」をクリック  
Windowsストアの画面

※要求をクリックするとインストールされた Office が起動してしまう場合は、いったん Office をアンインストールしてから再度実行します。

3.ダウンロードされた OfficeSetup.exe を実行し、Office 2024 を再インストールします。

4.再起動後、Office を開いて Microsoft アカウントでサインインすれば完了です。

3. Outlook Classic がインストールされていない

Outlook Newのインストール

原因

Windows 11 にプリインストールされている Office 2024 では、新しい Outlook(Outlook New) の利用が推奨されており、環境によっては Outlook Classic(従来版 Outlook) がインストールされていないことがあります。

ただし、Outlook New には次のような制約があります。

  • POPメールの運用が不安定
  • 過去メールの引き継ぎができない場合がある
  • IMAP環境でもフォルダー管理に制限がある

そのため、特に POPメールを利用される方は Outlook Classic の利用が推奨 です。


対処方法

Office Home & Business 2024 には Outlook Classic のライセンスが含まれています。
以下の手順で再インストールすることで、Outlook Classic を追加できます。

1.Microsoft アカウント サブスクリプションページ を開き、ライセンスを確認します。

2.Office 2024 を再インストールします。

3.スタートメニューのアプリ一覧に Outlook Classic が追加されていることを確認します。

まとめ

ffice 2024 は性能面では安定していますが、「アカウント管理」と「ライセンスのひも付け」がこれまで以上に重要になっています。

もし不具合や混乱があっても、慌てずにライセンス確認 → アンインストール → 再インストールの手順を踏むことで、多くのトラブルは解消できます。

ITサポートSORAでは、Office や Windows の導入・設定・ライセンス管理まで、お客様の環境に合わせたサポートを行っています。

トラブルが続く場合は、お気軽にご相談ください。

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