みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のIT・パソコンサポートSORAの関口です。
先日、埼玉県の企業様より「埼玉と東京の事務所間でファイルを共有できるようにしてほしい」とのご依頼をいただきました。
今回はSynology製NASサーバを導入することで、事務所間のファイル共有と共有データの自動バックアップを行えるようにしました。
今回は「離れた事務所間でファイル共有する方法・NAS導入サポート」についてご紹介します。
お客様の課題
ご相談いただいたお客様は埼玉と東京に事務所があり、埼玉事務所のWindowsパソコン上に共有フォルダにデータが保存されている。
東京事務所から、埼玉事務所の共有フォルダ(以下、埼玉共有フォルダ)にアクセスできないため、別にDropboxを使って埼玉事務所と東京事務所でデータの共有をしている。
現構成でのお客様の課題は以下のとおり
- 東京事務所から埼玉共有フォルダにアクセスできない
- 埼玉共有フォルダとDropbox間でデータが混在している
- 埼玉共有フォルダのバックアップを手動で行っている
お客様の要望は以下のとおり
- 東京事務所から埼玉共有フォルダにアクセスできるようにする
- Dropbox内のデータを埼玉共有フォルダに統合する
- 埼玉共有フォルダのバックアップを自動化する
- 外出先からも埼玉共有フォルダにアクセスできるようにする
上記の課題を解決し要望を実現するためには、クラウドストーレージサービスを利用するか、自社にNASサーバを導入することになります。
クラウドストレージサービスは、1アカウント毎に1ライセンスが必要になりラニングコストがかかるため、今回はNASサーバを導入しました。
事務所間でファイル共有する方法・NAS導入サポート
お客様にて購入されていたSynology製のNASサーバDiskStation DS220j(2ベイ)を使いました。
ハードディスクはRAID1(ミラーリング)でハードディスクの冗長化に対応。
NASサーバ自体が故障したい場合に備えて、外付けHDDを準備し、共有フォルダデータを外付けHDDに毎日自動バックアップ。
もし、NASサーバが故障したときは、外付けHDDをパソコンに直接つなげて共有フォルダ内のデータをすぐに使えるように設定。
また、NASサーバのデータをDropboxに同期させておくことで、災害等に備えることもできます。
東京事務所のパソコンにSynology Drive Clientをインストールし、東京事務所から埼玉共有フォルダにアクセスできるように設定。
Dropbox内のデータをすべて埼玉共有フォルダ内にコピーして、ひとつ共有フォルダで共有ファイルを管理できるようにしました。
今後もSynology Drive Clientを使うことで、外出先からも埼玉共有フォルダにアクセスできるようになりました。
まとめ
新型コロナウイルスの影響により、リモートワークの推進が求められていますが、リモートワークで問題になるのが社内の共有フォルダへのアクセスです。
フォルダのアクセス権やリモートアクセス管理などセキュリティー設定をしっかりする必要がありますが、Synology製NASサーバとSynology Drive Clientを使うことで、自前でクラウドストレージサービスのようなリモートアクセス環境を構築できます。
Synology製NASサーバは中小規模の事務所にオススメのNASサーバです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回のオススメアイテム
■SOHOで利用するには
■企業で利用するには
コメント