みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
サブスクリプションサービスが主流となりつつある現代、WordやExcelを使うための「Microsoft365」を契約している方も多いのではないでしょうか。
2024年3月までの企業向けMicrosoft365 Businessは、ビジネス用のメッセージ・ビデオ通話アプリ「Teams」も含めたライセンス形態でした。しかし、2024年4月以降は「Teams」が分離されたライセンス形態に変更されています。
さらに、サブスクリプションの料金改定も随時行われています。そのため、定期的にライセンス料金を確認し、状況に応じてライセンスの変更が必要になることがあります。
今日は、このライセンス変更について詳しく説明していきます。
Microsoft365 ライセンスの値上げ額
私は個人事業主として、Microsoft365 Business Standardを1ユーザーで年間契約しています。
契約当初(2022年)のサブスクリプション料金は、Teams込みで1,360円/月・16,320円/年(共に税抜き)でした。
2023年にサブスクリプション料金が値上がりし、1,560円/月・18,720円/年(共に税抜き)になりました。
そして、2024年には、Microsoft365 Business StandardからTeamsが分離され、以下の料金設定になっています。
- Microsoft365 Business Standard(Teamsあり):1,874円/月・22,488円/年(税抜き)
- Microsoft365 Business Standard(Teamsなし):1,536円/月・18,432円/年(税抜き)
2022年と2024年のTeams込みプランを比較すると、値上げ額は年間6,168円になります。
為替の影響やMicrosoft365の機能向上などを考えれば仕方ない面もありますが、今後もサブスクリプション料金の値上げが予想されます。
私のような個人事業主の多くは、Microsoft365 Business Standardを1ユーザーで契約しており、Teamsを使用していないケースが多いでしょう。
今回のTeams分離に伴い、これまでの契約を自動継続すると、Microsoft365 Business Standard(Teamsあり)の契約となり、価格が上がってしまいます。
Teamsを使用していない場合は、Microsoft365 Business Standard(Teamsなし)へ契約変更する必要があります。
Microsoft365 Businessのプランの変更手順
プラン変更の詳細は以下URLもご確認ください。
上記サイトの説明文を読むとポイントは以下のとおりです。
- プランを変更すると、現在のプランのすべてのユーザーに、新しいプランのライセンスが同時に割り当てられます。
- MCA課金アカウントとMOSA課金アカウントでプラン変更手順が異なる
- プランの変更が完了した日に、古いサブスクリプションの課金がオフになり、新しいサブスクリプションの課金が有効になります。
※MCA課金アカウントとMOSA課金アカウントのちがいについては以下サイトをご確認ください。
プランを年額契約している場合は、更新月にプラン変更を行うと2重請求にならないと思います。
参考程度に、Microsoft365のプラン変更方法について書きます。
ここからは参考程度としてご覧ください。Microsoft365の設定変更は各自の判断と責任において行ってください。
Microsoft365 Businessのプラン変更はMicrosoft 365 管理画面から行います。
まず、Microsoft365のホームページからMicrosoft 365の管理者アカウントでサインインします。
マイページの左側メニューから「管理」をクリック
左側メニューの課金情報 → ライセンス →Microsoft 365 Business Standardをクリックします。
課金アカウントによりプラン更新方法が異なります。
MCA 課金アカウントでのプラン変更
ライセンス詳細画面の右下に「別のサブスクリプションオプションに変更する」をクリック
別プランの選択画面で「Microsoft365 Business Standard (Teamsなし)に変更する。
プラン変更後、ライセンス画面を確認する。
MOSA 課金アカウントでのプラン変更
現時点での契約終了期間を確認し、組織のお勧めのアップグレードを表示するをクリック
アップグレードメニュー内からMicrosoft365 Business Standard (Teams)なしをアップグレードする。
支払内容を確認して注文をクリックする。
マイクロソフトの説明では、「プランの変更が完了した日に、古いサブスクリプションの課金がオフになり、新しいサブスクリプションの課金が有効になります。」と記載がありますが、念の為旧サブスクリプションの契約状況を確認しておいてください。
まとめ
サブスクリプションサービスは手軽に始められるというメリットがありますが、一度利用し始めると解約が難しく、値上げされても継続せざるを得なくなることがあります。
為替変動や社会情勢から、今後もサブスクリプションサービスの価格上昇が予想されます。
値上げと共にサブスクリプションサービスを解約するのは現実的ではありませんが、利用していないサービスが含まれている場合は、プランの見直しを行うなど柔軟な対応が求められます。
これは、今後、サブスクリプションサービスを長期的に活用していく上で重要なことだと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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