みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
先日、お客様から「ブラウザ(Edge・Chrome)にコピーしたテキストを貼り付けると、別のタブなどが表示され、テキストが貼り付けできない」というご相談がありました。
調査した結果、原因はウイルス対策ソフトのブラウザ保護機能にありました。
今日は、この問題の解決方法をご紹介します。
ブラウザにCtrl+Vで貼り付けできないトラブル
リモートサポートでお客様のパソコンを確認したところ、コピーしたテキストをEdgeやChromeにCtrl+Vで貼り付けようとすると、新しいタブが開いたり、HTMLコードが表示されるなどして、テキストが貼り付けられません。
メニューからの貼り付けは正常に動作することから、Ctrl+Vショートカットが新しいタブを開く設定になっているようでした。ただし、お客様は特別な設定変更をしていないとのことでした。
詳しく調査した結果、ESETセキュリティソフトのブラウザ保護機能が原因と特定できました。
ESETのブラウザ保護機能を停止したところ、Ctrl+Vでの貼り付けが正常に動作するようになりました。
ESETブラウザ保護機能の停止手順は以下の通りです。
ESETの設定画面からセキュリティツールを選択
すべてのブラウザーを保護を解除
永久に無効にするをクリック
ブラウザ保護が無効化されたことを確認
まとめ
Windows Defenderが標準装備となった現在、従来のウイルス対策ソフトは機能を追加することでWindows Defenderとの差別化を図ろうとしています。
ESETは比較的信頼できるソフトですが、ノートンなどは追加機能(バックアップなど)が多すぎて、かえってトラブルの原因となることがあります。
今回のトラブルも、ブラウザ保護機能が有効になることでCtrl+Vショートカットが使えなくなるという問題でした。
特に、ユーザーはブラウザ保護機能が動作していることを認識していなかったため、原因の特定が非常に困難でした。
初期設定で多くの機能が有効になっていると、問題発生時の原因特定が難しくなります。そのため、初期設定は最小限に抑え、ユーザーが必要な機能を選択できる仕組みが望ましいと考えます。
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