みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っている関口です。
先月末に法人向けに発売された「Surface Go LTE Advanced」
来春には個人向けにも発売されると思うので「LTE機能は使えるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
私もSurface Go LTE Advancedを使用するまで「SurfaceやWindowsのLTE機能はまともに使えるのか?」「モバイルルーターを手放すことができるのか?」と心配でした。
しかし、1週間使用した結果、Surface Go のLTE通信機能はとても安定していて便利なものだと実感しました。
今日は、Surface Go LTE AdvancedのLTE通信機能についてレビューします。
Surface Go LTE Advanced購入前の不安点
私は、外出先でSurface Pro3をモバイルルータ(NEC製MR03)に接続してインターネットにつなげていました。
モバイルルーターのLTE通信は安定していましたが、SurfacePro3をネットにつなげるたびにルーターへの接続操作が必要になること、ルーターのバッテリーが無くなりネットに接続できなくなるなどして、「Windows自体がネットにつながれば便利なのに・・・」と思いはじめていました。
そのときにLTE機能に対応したSurface Go LTE Advancedが発売されたので購入しましたが、以下の様な点で最初は心配でした。
- どこでもつながるのか?
- 通信速度はどうなのか?
- テザリングはできるのか?
- Surface Goのバッテリーの持ちはどうなのか?
Surface Go LTE Advancedが届いてから1週間、上記の点を評価しながら使用しました。
Surface Go LTE Advancedの初期設定
まず、Surface Go LTE AdvancedのLTE初期設定についてご紹介します。
今回、モバイルルータに入っていた格安SIM(IIJmio (ドコモ回線利用))をSurface Goに移すのですが、ルータが「マイクロSIM」でSurface Goが「ナノSIM」のため、SIMカードのサイズ変更が必要でした。
IIJmioのサイトより「SIMサイズ変更申請」を行い、2日ほどで新しいSIMが到着。最近のSIMは「マルチSIMカード」というタイプで、自分の利用端末のSIMサイズに合わせてSIMカードを切り出すようになっていました。
ナノSIMサイズで切り出し、Surface Go本体左側のSIMスロットルにSIMカードを入れて、Windows10を起動。
Windows10の「設定」から「ネットワークとインターネット」・「携帯電話」を確認すると「NTT DOCOMO(LTE)」として認識しました。
ただ、このままではインターネットにつながらないので「詳細設定」・「APN設定」でIIJmioのAPNを設定し有効化し接続完了。
ちなみに、Amazonや価格コムなどの口コミサイトでSurface Pro LTE Advanceで「SIM接続できない」「APNが消える」などのコメントを見受けましたが、Surface Go LTE AdvancedとIIJmioの組み合わせでは、今のところそのような問題は発生していません。
Surface Go LTE Advancedのレビュー(LTE通信機能編)
Surface Go がLTE接続でインターネットにつながったところで、下記の項目を意識しながら1週間ほど使ってみました。
なお、私のSurface Goの使い方として外出先で以下の用途で利用しておりますので、そのうえでの評価となります。
- Web閲覧
- Officeや一太郎での資料作成
- Onenoteでの電子メモ
- Onedriveでのデータ同期
どこでもつながるのか?
結論から言うと、どこでも安定してつながります。
モバイルルータとSurface Goを比べたとき、SurfaceGoの方が通信品質が落ちて、室内の中や郊外などではつながらなくなるのでは?と心配でしたが、まったくの杞憂でした。
Surface Goもスマホと同じようにどこでも安定してつながりますので、モバイルルータは不要となりました。
通信速度はどうなのか?
結論から言うと、こちらも問題ありません。
Surface Go LTE AdvancedとIIJmin(ドコモ系回線)で通信速度テストを行った結果1.0Mbpst程度は出ています。
Web閲覧やOnedriveの同期などの事務作業メインであれば1.0Mbpsの通信速度で問題ありません。
youtubeの視聴も普通にできました。
ただ、オンラインゲームなどのリアルタイム通信となると厳しいのではないでしょうか。
テザリングはできるのか?
結論から言うと、Surface Go LTE Advancedでテザリングできます。
Windows設定の「ネットワークとインターネット」→「モバイルホットスポット」を開き、「インターネット接続を他のデバイスと共有します」で「オン」にすることでテザリングが可能になります。
先日(2018年12月6日)ソフトバンクで大規模障害が発生し、私のワイモバイル回線も4時間ほど使えなくなりました。
このようなときに、Surface Goのテザリングを有効にすることで、ドコモ回線のモバイルルーターとしても使えます。
Surface Go のバッテリーの持ちはどうなのか?
Surface Go LTE Advancedのバッテリー駆動時間は約8.5時間。Wi-FiモデルのSurfaceGoより30分短い仕様です。
外出先でフル充電状態から6時間以上は使えています。
また、ネットに常時接続しメールやLINEなどリアルタイムで受信すのはスマホの役割です。
Surface Goの役割は作業中に常時接続ができていればいいので、Windowsスリープ時にバックグランド通信をオフにすることで、バッテリーを消費しないように設定してあります。
まとめ
今回、はじめてLTE通信に対応したWindowsパソコンを使いました。
正直、WindowsのLTE通信は「まともに使えないのでは・・・」と期待していませんでしたので、Surface Go LTE AdvancedのLTE通信の安定性はうれしい限りです。
今まで、外出の際にSurface Pro3とモバイルルーターの2台持ち運んでいましたが、軽いSurface Go LTE Advancedを1台持っていればいいので、物理的にも精神的にも軽くなりました。
Surface Goは、性能的にメインパソコンとしては使えませんが、外出先のモバイルパソコンとしては、どこでも使える最高な2in1パソコンだと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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