みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口剛史です。
先日、東京都足立区のお客様より「Excelが起動しなくなったので見て欲しい」とのご依頼をいただきました。
リモートサポートでパソコンを確認したところ、Excelの実行ファイルが消えた為に、Excelが起動できない状況でした。
Office2019を再インストールすることで、Excelが使えるようになりました。
今日は「Excel実行ファイルが消え、Excelが起動しない」トラブルサポートについて書いていきます。
Excel実行ファイルが消え、Excelが起動しない
リモートサポートで、お客様のパソコンの調査を開始。
Excelファイルを開いてもエラーでExcelは起動しない。そもそもWindows10のアプリメニューにExcelがない。
Windows10にはOffice2019がインストールされた状態で、Excel以外のWord・PowerPoint・Outlook等は正常に起動する。
Office2019のアプリフォルダを確認したところ、Excelを起動するための“Excel.exe”実行ファイルがない状況。
Officeの修復機能から、Excel.exeの復旧を試みるも効果なし。
仕方がないので、Office2019の再インストールをすることに。
Office2019の再インストールで復旧
まず、パソコンにインストールされているOffice2019のライセンスコードを確認するため、DOS画面で下記のコマンドでOffice2019のライセンスコード下4桁を確認。
cscript “%programfiles%\Microsoft Office\Office16\ospp.vbs” /dstatus
次に、Word等を開き、Office2019ライセンスを登録したマイクロソフトアカウントを確認。
続いて、マイクロソフトアカウントのWebサイトにログインし、”サービスとサブスクリプション”からマイクロソフトアカウントに紐付いているOffice2019の再インストール。
Office2019の再インストール後、Office2019アプリフォルダに“Excel.exe”が復旧したことを確認しExcelを起動。
改にライセンスコードを聞かれることなくExcelが正常起動しました。
まとめ
Office2019の再インストールでExcelを使えるようになり事なきを得ました。
しかし、手元にOffice2019のライセンスコードがなく、マイクロソフトアカウントもわからない場合、Excelが使えない状況になっていました。
なぜ、Excel.exeが消えたのかは不明ですが、ネットでは同様の不具合が報告されているので、WindowsUpdateやOfficeUpdate関係で何らかの条件が揃うとExcel.exeが消されてしまうのではないでしょうか。
本日(2021年10月5日)にWindows11が正式リリースされました。
OSをバージョンアップしていくのもいいですが、このような不具合を起こさないようにすることが、最重要ではないのでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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