みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
現代では、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど、多様なデバイスが存在します。
私は仕事柄、iPhone、iPad、Windowsノートパソコンの3台を持ち歩いていますが、これをiPhoneとiPadの2台に集約できないかと考えていました。
iPadには専用のMagic Keyboardが販売されており、これらを組み合わせればノートパソコンが不要になるのではないかと考え、検証してみました。
その結果、iPadはWindowsノートパソコンの代わりにはならないことが分かりました。
今日は、この経験について詳しく説明していきます。
Apple Magic Keyboardは優秀だけど…iPadがノートPCになれない理由
私はスマホ・タブレット・Windowsパソコンを、それぞれの特性に合わせて使い分けています。
- スマホ(iPhone mini):電話・電子決済・メール・LINE
- タブレット(iPad):電子ノート・電子書籍・決済システム(レジ)・Windowsサブディスプレイ
- ノートパソコン(Windows):文章や資料作成・ブログ投稿
外出時はiPadを主に使用し、必要に応じてノートパソコンを活用しています。
「iPadで文章や資料作成ができれば、ノートパソコンを持ち歩く必要がないのでは」と考え、Apple Magic Keyboardを購入しました。

Apple Magic Keyboardは優れたキーボードで、タブレットとしてもコンパクトなパソコンとしても使えると期待していました。

しかし、実際に使ってみるとiPadのIMEがとても使いづらいことが分かりました。
私はノートパソコンではATOKをIMEとして使用しています。
ATOKと比べるとiOSのIMEは以下4つの点で使いづらさを感じました。
絵文字が優先される

iOSのライブ変換で文章作成しているときは問題ありませんが、単語だけを修正や追加入力する際、絵文字が表示されます。
入力したい文字候補が絵文字の後に出てくることが多く、非常に煩わしい操作が必要です。
これがiPadをノートパソコンの代替として使えないと判断した最大の理由です。
ATOKが使えない
iPad向けのATOKはリリースされていますが、iOSの仕様により、iPad+Magic KeyboardではATOKは使えず、iOSのIMEのみが選択可能です。ATOKが使えないことで、以下の点もデメリットとなりました。
日付入力が選べない

ATOKでは「今日」と入力すると「2025/01/24」と変換されます。
これはiOSでも変換可能ですが、私はyyyymmddの表記で日付を入力することが多いため、iOSでは日付入力してから/を削除する操作が必要になります。

一方、ATOKは設定でyyyymmdd形式での入力が可能なため、一度で入力できます。

辞書が使えない

ATOKでは文字を選択して指定キーを押すだけで辞書が表示されます。
「この文字はどういう意味?」と疑問に感じたときにすぐに調べられるので、非常に重宝しています。
iPadの場合、文字をコピーして辞書アプリに貼り付けて調べる必要があります。
補完機能が使えない

ATOKには、ある程度の誤入力を自動的に修正する機能があります。
Magic Keyboardはキーが小さいため、どうしても誤入力が多くなります。
文脈から誤入力を自動修正してもらえると助かるのですが、iOSにはそのような機能がありませんでした。
まとめ
iPadとMagic Keyboardの評価記事を書くつもりでしたが、結果的にATOKの使いやすさを再確認する内容となりました。
Apple Magic Keyboardは、非常に素晴らしいデバイスです。
デザイン性も優れており、タブレットとしても小型パソコンとしても使いやすいハードウェアです。
しかし、肝心のIMEが使いづらいという本末転倒な結果となり、Magic Keyboardは手放すことにしました。
文章作成時に私が求めていたのは「文字入力の正確性と効率性」であり、そのためには「ATOK」が最適だと実感しました。
iPadとMagic Keyboardは魅力的な組み合わせですが、文章作成の効率性を重視するならATOKが使えるデバイスが必要です。
もしiPadでもATOKのフル機能が使えるようになれば、また Magic Keyboardを使いたいと思います。それほど、ハードウェアとしてのMagic Keyboardは優れた製品でした。
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