みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
私は業務上パソコンとiPad(タブレット)を常に持ち歩いているのですが、iPadにキーボードを付ければ、パソコンを持ち歩かなくてもいいのではという思いがよぎりました。
そこで、iPadで使えるキーボードを探すために4つのキーボードの比較検討を行いました。
今日は、そのことについて書いていきます。
iPad(タブレット)とパソコンの役割(使い分け)
業務上、iPad(タブレット)とWindowsパソコンを常に持ち歩いています。
iPadとWindowsパソコンの役割(使い分け)は以下の通りです。
iPadの役割
- 即時に情報にアクセス
- 業務用の写真撮影
- 外出先でのメール返信
- 手書きの電子メモ作成
- 電子書籍(PDFの技術書)の閲覧
- Airレジの利用
- モバイルルータ(PCのテザリング)
- PCのサブディスプレイ
上記用途で使うには10インチサイズのSIM対応デバイスが最適で、これらの役割を満たすのはiPad Cellularモデルだけです。
現在は、iPad Pro 11インチ Cellularモデルに「Smart Keyboard Folio」カバーをつけた使用しています。
Windowsパソコンの役割
- Office(Word・Excel・PowerPoint)を用いた書類作成
- ブログの作成
- ネットワーク調査や機器のシステム設定
パソコンは外出先で必要なときに使えれば良いと考えており、現在は富士通のLIFEBOOK最軽量モデルを利用しています。
LIFEBOOK最軽量モデルの重さは634gです。ただ、本体が軽い分、バッテリーでの連続稼働時間は3時間程度しかありません。
iPadのキーボードを検討する理由
これまでiPadとWindowsパソコンを使い分けていましたが、最近「iPadでOffice書類作成やブログなどの文章作成ができれば、状況によってはWindowsパソコンを持ち歩かなくても良いのでは」という考えが浮かびました。
WordやExcelはパソコン版Officeの方が使いやすいため、これまでパソコンを持ち歩いていましたが、iPadでリモートデスクトップやTeamViewerでWindowsパソコンを遠隔操作すれば、iPadでもパソコン版のWordやExcelの書類作成も可能です。
しかし、現在の「Smart Keyboard Folio」カバーでは長文作成には向かず、リモートデスクトップなどではトラックパッドがあると便利です。
そのため、トラックパッドが利用可能なiPadキーボードを検討することにしました。
比較検討するキーボード
今回、以下4つのiPadキーボードを比較することにしました。
- Apple Smart Keyboard Folio(現在使用中)
- Apple Magic Keyboard
- ロジクール Combo Touch
- EWiN 一体型キーボード付きケース
結論から伝えると、Appleの「Smart Keyboard Folio」と「Magic Keyboard」の両方を使い分けることにしました。
その結論に至るまでのプロセスを以下に書きます。
iPadキーボードの比較基準
以下の基準でキーボードを比較しました。
- 重さ
- 運用性(タブレットとしてすぐに使えるか)
- 操作性(トラックパッドで操作ができるか)
- 入力性(ストレスなく入力できるか)
- 接続性(スマートコネクトが使えるか)
- 安定性(狭い場所、膝上などで安定して使えるか)
- 価格
上記の項目を評価しました。
Apple Smart Keyboard Folioの評価
現在、Smart Keyboard FolioにMOFTのスタンドを取り付けて使っています。
また、本体側面が保護されないため、PITAKAのMagEZ Case2をつけています。
Smart Keyboard Folioは軽くて使い勝手がとても良いカバー兼キーボードです。
いざというときにサッとキーボードが使えるため、外出先での対応時にとても便利です。
今回の比較においてメリットとデメリットは以下の通りです。
- 軽い
- すぐに使える
- タブレットとして使える
- 簡易キーボードとして使える
- スマートコネクトで接続
- 長文には向かない
- トラックパッドがない
- 本体側面が保護されない(MagEZ Case2で保護)
Apple Magic Keyboardの評価
Magic Keyboardの最大のデメリットは本体が高価である点ですが、古市場では2万円代~販売されており、今回は程度のよいものを2万円で購入。
トラックパッドの操作性・キーボードの入力性はとても使いやすいですい。
しかし、本体が600gもあり重たいのと、iPadを使うときのカバー開閉がしづらいのがデメリットです
ただ、ノートパソコンを持ち歩かないのであれば重さは許容範囲です。
また、ペン入力時はカバーからiPadを取り外す必要があるのですが、カバー上部とトラックパッド間にiPadを置いたり
畳んだMagic Keyboardの上にiPadを置くと手書きでも使いやすいです。
- 長文でも入力しやすい
- トラックパッドが使いやすい
- スマートコネクトで接続
- 重い
- カバ-開閉が重い
- タブレットとして使用時にはiPadを外す必要がある
- 本体側面が保護されていない(MagEZ Case2で保護)
ロジクール Combo Touchの評価
こちらは店頭で商品を触った結果の判断です。
以前、MicrosoftのSurfaceを使っていましたが、キックスタンド方式はスペースが必要で、膝上や狭い机など、不安定な場所で使うと本体側から落ちることがあります。
また、Combo TouchのケースはiPad本体を全面を保護しますが、逆にケースから外しづらく、タブレット使用時でも常にケースをつけておく必要があります。
Combo Touch以外のキーボード(例えばSmart Folio)との使い分けもできないため、候補から外しました。
他の方の評価などを見ていると、とても良さそうな製品と感じました。
- 入力しやすい
- トラックパッドが使いやすい
- スマートコネクトで接続
- 本体全体が保護されている
- キーボードの取り外しが容易
- 重い
- 保護ケースが外しづらい
- 他のキーボードとの併用が不可
- 作業スペースが必要になる(膝上などは不安定)
EWiN iPad用キーボード付きケース
中国製の製品で、非常に安価で基本的な機能も揃っており、実際に購入しました。
低価格でトラックパッドが使えるのは素晴らしいですが、Bluetooth接続は使用時に毎回電源をONにするのが面倒で、入力性と操作性もまずまずでした。
また、キーボード入力時に背面カバーを折り込んでiPadを立たせるのですが、膝上では不安定なため、今回の候補から外しました。
- 価格が安い
- 360カバーが開閉しタブレットして直ぐに使える
- キーボードがペコペコした感じ
- トラックパッドの動作が若干もたつく
- Bluetooth接続で毎回電源のONが必要
- 本体のバランスが悪い(落としそう)
結論:「Smart Keyboard Folio」と「Magic Keyboard」を使い分ける
評価の結果、「Smart Keyboard Folio」と「Magic Keyboard」の両方を使い分けることにしました。
使い分け方としては、パソコンを持ち歩く時、iPadはSmart Keyboard Folioを使い、パソコンを持ち歩かないときはMagic Keyboardを使います。
ただ、iPadにMagic Keyboardを付けた状態は、電車内や移動時にすぐにタブレットとして使えないため、カバンの中ではiPad本体とキーボードを外した状態にしておきます。
また、本体保護するためにMagEZ Case2とペンケースは常に付けた状態にしておきます。
そうすることで、目的に応じて、軽くiPad単体としてもキーボードを取付けても使い分けられます。
Magic Keyboardにペンで書き込むのは面倒かと思っていましたが、その時はMagic Keyboardから外して書けばいいだけでしたので、それほど気にすることではありませんでした。
まとめ
今回、Magic Keyboardを使ってみて「何故このキーボードは重いのか」と疑問に思いました。
もっと軽くできるはずなのに、敢えて重くしているのは、iPadを装着しても安定して入力できるようにするためだと考えます。
また、iPadとカバーを磁石で吸着させるのは、様々なシーンで使い分けられるようにするためだと思います。
そのため、Appleは軽いSmart Keyboard Folioと、パソコン用途で使えるMagic Keyboardの2種類を販売しています。
その意味で、Appleの設計思想に合うように、「Smart Keyboard Folio」と「Magic Keyboard」を使い分けることが個人的には最善の選択だと感じました。
パソコンを持ち歩くときには「Smart Keyboard Folio」を、iPadだけのときは「Magic Keyboard」が個人的にはベストな選択となりました。
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