みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口です。
今年も新しいパソコンやタブレットが発売される季節になりました。今年はマイクロソフトからSurface Pro6が、Appleから新しいiPadが発売され、各パソコンメーカーも新しい機種を出してきたので、どのパソコン・タブレットを購入しようか?と悩まれている方もいるのではないでしょうか。
各社新しいパソコンを大々的に発売しはじめたなか、11月29日にひっそりと法人向けに発売されたパソコンがあります。
それがマイクロソフトの「Surface Go LTE Advanced」です。
Surface Goは10インチの画面サイズに本体重量が522gと軽量で、外出先やお客様先で使うにはちょうどいいサイズ感の2in1パソコン。
8月に発売されたSurface GoはWi-Fiモデルのみで、LTE対応モデルは年内に発売予定と言われ続けていましたが、ようやく「Surface Go LTE Advanced」が法人向けに発売されましたので早速購入をしてみました。
今日は「Surface Go LTE Advanced」についてをご紹介します。
Surface Go LTE AdvancedとSurface Pro3の比較
私は事務所ではデスクトップパソコン、外出先ではSurface Pro3を使用していました。
12インチのSurface Pro3はカフェなどのスペースがある場所で使いやすかったのですが、お客様先や電車の中などちょっとしたスペースのときに大きいサイズでしたので、今回10インチサイズのLTE対応のSurface Goを購入しました。
以下、Surface Pro3とSurface Goを比較しながらSurface Go LTE Advancedのレビューをします。
本体比較
最初にSurface Pro3とSurface Go LTE Advancedを本体の性能面を比較します。
名称 | Surface Pro3 | Surface Go LTE Advanced |
サイズ | 292 mm x 201.3 mm x 9.1 mm | 245 mm x 175 mm x 8.3 mm |
重量 | 800g | 532g (LTE Advanced) |
ディスプレイ | 12 インチ | 10 インチ |
解像度(縦横比) | 2160 x 1440(3:2) | 1800 x 1200(3:2) |
バッテリー駆動時間 | 約 9 時間 | 約 8.5 時間 (LTE Advanced) |
ストレージ | 256 GB または 512 GB | 128GB |
RAM | 8GB | 8GB |
プロセッサ | 第 4 世代 Intel Core i3、i5、i7 | Pentium Gold Processor 4415Y |
通信機能 | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 |
Wi-Fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1 4G LTE(Nano SIM)(LTE Advanced) |
同梱物 | Surface ペン 電源アダプター |
電源アダプター |
発売日 | 2014年6月 | 2018年8月 |
11月に発売されたSurface Go LTE Advancedは法人向けバージョンのため、WindowsはWindows10 Proバージョン(個人向けはHome Sモード)Office2016なしで、本体価格は8万4800円(税抜き)でした。
個人向けのSurface GO(8GB)モデルではOffice2016付きで8万3000円(税抜き)ほどですので、法人向けLTEモデルはOffice Soloなどのサブスクリプションライセンスを契約している人にとっては割安感があります。
この価格でLTE対応のSurface Goを個人向けに販売したら売れると思うのですが、なぜ販売しないのでしょうか・・・
キーボード比較
私はSurface Pro3に現行のタイプカバーをつけていましたので、現行のタイプカバーとSurface Goタイプカバーの比較になります。
Surface Goのタイプカバーはひとまわり小さな感じです。
キーボードのキータッチはどちらも似たような感じですが、やはりSurface Goのタイプカバーはキーが小さいのでなれるまで入力ミスが連発しそうです。
ただ、Surface Goキーボードのトラップパッド面積が大きくとられているので、Web閲覧やジェスチャー操作などは今までどおりに使えています。
Surface Goのタイプカバーは、アルカンターラ素材(バーガンディ・コバルトブルー・プラチナ色)と、マイクロファイバー素材(ブラック)から選べます。マイクロファイバー素材の方が5000円ほど安い料金設定です。
Surface Proのタイプカバーは長年使い続けるとタイプカバーのパームレスト部はこすれて色落ちがしやくカバーの淵も剥がれてきますので、Surface Goのタイプカバーは価格が安いブラックにしました。
Surfaceペン比較
Surface Pro3発売当時、同梱品だったSurfaceペンは今では別売りとなり1本1万円以上するものになりました。
私は手書きでOnenoteに電子メモをとるので、Surfaceペンは必須アイテム。
Surface Pro3の古いSurfaceペンでもSurface Goで使えるのですが、書き心地がかなり違います。
Onenoteで書き比べたところ、新しいSurfaceペンで書いた文字はきれいです(上段)が、古いSurfaceペンで書いた文字はかすれます(下段)。
今までSurface Pro3を使ってきた人は、新しいSurfaceProやGoに更新するときは、Surfaceペンも交換した方がいいですね。
古いSurfaceペンは、2つボタンでしたが、新しいSurfaceはひとつボタンに変更になっています。
また、古いSurfaceペンはSurface本体の横につける磁力が弱く不安定ですが、新しいSurfaceペンは強い磁力で本体にしっかりとつき安定しています。
電源アダプタ比較
Surface Goは電源アダプタも小さくなりましたのでアダプタの持ち運びも楽です。
一方、Surface ProのアダプタにあったUSBポートがなくなりました。カフェなどでSurface Proとスマホをひとつのコンセントで2台の充電ができたは便利でした。
ただ、Surface GoはUSBポート(Type-c)より充電できるので、モバイルバッテリーやスマホの充電器から充電できるので汎用性が高いです。
通信比較(LTE)
今までのSurface Pro3ではモバイルルーターへの接続やスマホでテザリング機能を有効にしたり、ルーターとスマホのバッテリーを気にしたりしていましたので、Surface本体でLTE通信が可能になれば接続操作や周辺機器のバッテリーの心配がなくなります。
Surface Go 本体左側にSIMカードスロットがあり同梱のピンで取り出せます。
ごめんなさい。
きっとこの記事を読まれている方は「実際のところLTE機能はどうなの?」を知りたいはずですが、モバイルルーターのSIMサイズが「マイクロSIM」でSurface GoのSIMサイズが「ナノSIM」サイズでそのまま移すことができず、まだ検証ができていません。
SIMサイズ変更手続きをしましたので、新しいナノSIMが届き次第、Surface GoのLTE機能を検証して、次のブログでご紹介したいと思います。
Surface Go LTE Advancedのレビュー
Surface Goが届いてから数日間使用しました。
Surface Pro3とSurface Goを使い比べた感想となりますが、WordやExcel・ChromeなどでのWeb閲覧ではあまり性能差は感じられません。
ただ、iMaindmapやフォトショップなどのグラフィック系アプリでは、Surface Pro3の方がアプリの起動は早いです。
また、Surface GoはアプリのインストールやOnedriveデータの同期時など「大量のデータを書き込む」ときに、動作が遅くなるように感じます。
しかし、Surface Goの最大の魅力は本体性能ではなくサイズ感です。
ミーティング時や客先での作業時に12インチは「大きいな」と感じていましたが、10インチサイズは大きすぎず小さすぎのベストサイズです。
また、顔認証ですぐにWindowsにログインできるのは、とっても快適で電子メモ(Onenote)としても使いやすいです。
ただ、やはりキーボードが慣れてこないと入力に時間がかかること、LTE対応となりバッテリーの持ちがどうなのか?など使い続けないとわからないことがありますので、また次の機会にご紹介したいと思います。
まとめ
「Surface Go LTE Advanced」が届いてから数日間使ってみましたが、私の利用環境では本体性能に大きな問題はありません。
今回、当店が法人登録しているところよりSurface Go LTE Advancedを購入しましたが、一般ユーザー向けには、まだ発売されていません。
おそらく来年の春頃の発売になるのではないでしょうか。
いずれにしても、Surface Go LTE AdvancedはOfficeを搭載しないで、その分安くして個人向けに発売すれば売れると思うのですが、なぜ日本マイクロソフトは「法人向け」と「個人向け」に差をつけたがるのかがわかりません。
SurfaceGoはメインパソコンとしては使えませんが、外出先で使うにはベストサイズのWindowsパソコンだと感じます。
今回のオススメアイテム
乱雑に使うモバイルパソコンは本体カバーとガラスフィルムが必須です。
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