みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
最近のWindowsパソコンでは、WindowsやOfficeにマイクロソフトアカウントを紐付けるようになっています。
先日、お客様より「Excelを起動すると”プライバシーを尊重しています”という案内が繰り返し表示され、案内を閉じることもできない」というご相談をいただきました。
調査した結果、Officeのマイクロソフトアカウントでエラーが発生したことが原因でした。
今日はそのことについて書きます。
Excelで”プライバシーを尊重しています”ポップアップが繰り返し表示される
ご相談いただいたお客様のWindows11パソコンでExcelを立ち上げると「Microsoftはお客様のプライバシーを尊重しています」のポップアップが毎回表示されます。
通常であれば、このポップアップを「次へ」と進めていくことでポップアップは閉じられ、以降は表示されないものです。
しかし、お客様のExcelでは「次へ」を繰り返しても、何度も「Microsoftはお客様のプライバシーを尊重しています」のポップアップが再表示され、Excelが使いづらい状況でした。
Excelのアカウント画面を確認すると、マイクロソフトアカウントのサインイン情報でエラーが発生しています。
お客様は複数のマイクロソフトアカウントを持っており「いつもちがうマイクロソフトアカウントが表示されているかも・・・」とのこと。
Windows11 標準メールに異なるマイクロソフトアカウントのメールアドレスが設定された形跡があり、その設定のタイミングでOfficeのマイクロソフトアカウントが切り替わったと思われます。
”プライバシーを尊重しています”ポップアップが繰り返し表示される時の対策
お客様のOfficeはプリインストールライセンスのため、マイクロソフトアカウントでサインインしていなくても使えるライセンスです。
エラーのマイクロソフトアカウントからサインアウトしたところ、Excelのアカウントエラーは解消され「Microsoftはお客様のプライバシーを尊重しています」のポップアップも表示されなくなりました。
もし、Microsoft365を使用している場合は、Microsoft365を契約したときのマイクロソフトアカウントでサインインすれば解消されると思います。
まとめ
マイクロソフトアカウント(xxx@outlook.jpのメールアドレス)は複数作ることができるため、用途に応じてマイクロソフトアカウントを使い分けている方も多いと思います。
ただ、Officeライセンスを紐付けられるマイクロソフトアカウントは1つのため、何からのタイミングでOfficeのライセンスと紐付いていないマイクロソフトアカウントが切り替わってしまうと、Officeライセンスの購入画面が表示されたり、今回のようなエラーが発生したりすると思われます。
最近もWindows Update後にOfficeが消える症状がでているようですので、Officeに紐付けたマイクロソフトアカウントはしっかり管理しておくことをオススメします。
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