みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
私は、コンピュータの仕事をしているときに、効率的で心地よく作業ができる方法を考えるのが好きです。
そのため、新しい商品が発売されると「これを使えばもっと効率的になるかも・・・」という思いで、つい新商品を試したくなります。
先日、発売されたHHKB Studioキーボードもその1つです。
早速、HHKB Studioを購入して試したところ、私に合った商品でした。
今日は「HHKB Studioのレビュー」について書いていきます。
リアルフォースからHHKB Studioに戻った理由
私がキーボードに求めることは以下の3つです。
- 効率的な操作ができること
- コンパクトなこと(テンキーレス)
- 心地よく入力できること
キーボードは毎日長時間使用するものなので、パソコンのスペック以上に自分が使いやすい製品を選びたいと思っています。
これまでロジクールやHHKB、リアルフォースなどのキーボードを使ってきましたが、リアルフォース R3のキーマップが強化されたバージョンが発売されたことで、HHKBからリアルフォースに乗り換えました。
その時は、もうキーボードで悩むことはないと思っていました。
しかし、Webアプリが増えてたことで、少しだけカーソルを移動させてクリックし戻って入力するなど、右手がキーボードとマウス間を行き来していて、この動作を減らすことができればいいなと思っていたところに、ポインティングスティック付きのHHKB Studioが発売されました。
以前、ポインティングスティック付きのIBM X40や東芝Librettoノートパソコンを好んで使っていた時期があったのでポインティングスティックの使い勝手の良さも知っています。
しかし、HHKB Studioを購入する前に唯一気になったのは、リアルフォースやHHKBの特徴であった静電容量無接点方式ではなくメカニカル方式に変更されていたことです。
この変更により、「心地よく入力できる」という要件が満たされないかもしれないと思い、有楽町に展示されている実機を触って、個人的に問題がないことを確認した後、購入しました。
続いて、これまでのHHKBやリアルフォースとHHKB Studioを比較した際のメリット(良い点)・デメリット(悪い点)について書いていきます。
HHKB Studioのメリット(良い点)
打鍵感
HHKB Studioでは、静電容量無接点方式からメカニカル方式へ仕様が変わりました。
これまで静電容量無接点方式のキーボードを好んで使ってきたため、メカニカル方式になったことには不安もありました。
しかし、心配は無用でした。
HHKB Studioのメカニカルキーボードの方が少し浅い感じがしますが、入力時の音は静かで、打鍵感もそれほど違和感がないため、個人的には問題ありませんでした。
ポインティングスティック
ポインティングスティックの操作には慣れるまで少し時間がかかりますが、慣れてくるとポインティングスティックは便利です。
また、HHKBのキーマップ変更ツールでポインティングスティックのボタンを有効にすると、ポインティングスティックをタップすると左クリックとして動作します。
Web操作などでは、ポインティングスティックだけで移動からクリックまでを操作できるので便利です。
(タップの感度が若干悪いので、タップ時の感度が良くなれば更にいいと思う。)
キーボード下の3つのボタン
ポインティングスティックと同時にキーボード下に3つのボタンが設置されました。
キーボードの左右ボタンはマウスの右・左クリックに割り当てられ、真ん中はFN2キーとして割り当てられています。
特にFN2キーはとても便利です。
キーマップ変更ツールでFN2キーの割り当てをカスタマイズすることで、自分なりの機能をキーボードに割り当てることができます。
ジェスチャー機能
キーボードの側面と前面に計4カ所にジェスチャー機能が搭載されています。
側面や前面を指で撫でることで、様々な動作を設定できます。
前面のジェスチャーは腕の動きからすると使いづらいため、あまり使っていません。
この機能は慣れてくると色々な使い方が見えてくるのではないかなと思います。
キーマップ変更アプリ
キーマップ変更アプリは進化しており、ショートカットを設定することができます。
HHKBキーボードでは、アプリ画面を閉じるためにはAlt+Fn+F4の3つのキーを押す必要があります。
Studioキーマップ変更アプリを使ってAlt+F4のショートカットをESCキーに設定することで、Fn2+Escで画面を閉じるなどの設定ができます。
HHKB Studioのデメリット(悪い点)
キートップの印字が見えない
HHKB Studioは本体デザインがオシャレな感じになっていますが、キートップの印字が黒印刷になっており、非常に見づらくなっています。
常にホームポジションでキーボードを操作している時はキートップが見えなくても問題ありません。
しかし、片手に資料を持ちながら入力するときなど、ホームポジションにない状態からキーを入力する際は、視覚でキーを選んでいることが多く、キートップが見えづらいと感じます。
リアルフォースの黒はキートップの印字が黄色なので、非常に見やすかったです。
多用途に使えるHHKB Studioだからこそ、デザイン(色)も選べると更によかったです。
ボタンの押し込みが深い
3つのボタンは非常に使い勝手が良いですが、ボタンを少し深く感じます。
ボタンをしっかりと底まで押さないと動作しない感じです。
ノートパソコンのボタンのように少し浅い方が良かったのかなと思います。
これまでのパームレストが使えない
マウスボタンと前面ジャスチャーが追加されたため、これまでのパームレストは高く使えなくなりました。
ボタンを押したとき、パームレストよりも深くなると手が疲れます。
Studio純正のパームレストも販売されていますが、2023年11月時点で品切れ状態が続いています。
なので、Studioの高さを若干上げてHHKB純正のパームレストを使えるようにしました。
HHKB Studioでマウスは不要になるのか
結論から言えば、マウスは必要です。
私はロジクールのトラックボールマウスを使用して、トリプルディスプレイ環境で仕事をしています。
ウィンドウを素早く移動したり、キャプチャした画像を加工したりするためには、トラックボールマウスの方が適しています。
画面内の小さな距離のカーソルを移動する場合はポインティングスティックを使い、大きく素早くカーソルを移動する場合はトラックボールマウスを使っています。
まとめ
どんな製品でも、その良し悪しはその人の使い勝手によって変わります。
私はHHKB Studioを使うことで、ポインティングスティックとジェスチャー機能により使い勝手が向上しました。
また、個人的には打鍵感もStudioの方が好みです。
これからはキーボードに悩むことはなくなりそうです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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