みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
Windows 10のサポート終了が2025年10月に迫るなか、新年度のスタートとあわせてパソコンを買い替える方も多いのではないでしょうか。
私自身も先日、仕事用のデスクトップパソコンを新調しました。
購入したのは、Lenovo製の ThinkCentre M75t Tower Gen 5(AMD) です。
「新しいパソコンだから快適に使えるはず」と思っていたのですが、意外にもすぐにWi-Fiトラブルに見舞われることになりました。
今回はその経緯と対応策についてご紹介します。
新しいPCなのにWi-Fiが不安定に-トラブルとその対処

これまで使用していたのはDell製のXPSデスクトップでしたが、今回はLenovo製の ThinkCentre M75t Tower Gen 5(AMD)を購入。
パソコン納品後、Windows 11の初期セットアップや各種アプリのインストール、データ移行を行ないました。
今回、すべてのストレージをSSDに換装したこともあり、処理速度や静音性の面でも非常に快適な環境になりました。
しかし、使用を開始してから3日ほど経過した頃、Wi-Fi接続が極端に不安定になる現象が発生しました。
発生した不具合の内容と原因特定

- インターネットの通信速度が急激に低下する
- 「インターネットなし」と表示され接続が途切れる
- Wi-Fiの再接続が何度も繰り返される
- 一度この状態になると、Windowsを再起動しても改善しない
なお、同一ネットワーク上の他のデバイスでは問題が発生していないことから、このPC固有の問題であると判断しました。
搭載されていたWi-Fiアダプタは Realtek RTL8852BE。
複数のアプリが同時に通信を行うタイミングで症状が出る傾向があり、一度不具合が起こると、長時間にわたり回復しない状況でした。
Lenovoの公式サイトから最新のドライバをインストールしても、症状は改善されませんでした。
調べてみると、この「Realtek RTL8852BE」に関しては、同様の不具合を報告するユーザーが多数存在しており、どうやら製品自体に起因する問題である可能性が高いようです。
購入直後ということもあり、Lenovoサポートに相談すれば対応は受けられると思いましたが、おそらく最初に「Windowsの初期化をお試しください」と案内されるのが目に見えていたため、
今回はより直接的な解決策を取ることにしました。
インテル製 Wi-Fiアダプタに交換
今回はWi-Fiアダプタ自体を交換することにしました。
選んだのは、信頼性の高い インテル製 AX210NGW です。
ThinkCentreの側面パネルを開け、マザーボードに取り付けられていた「Realtek RTL8852BE」を取り外し、

同じスロットにAX210NGWを装着。

Windowsを起動後、ドライバをインストールして設定完了。
アダプタ交換後は、Wi-Fiの不安定さが完全に解消され、安定した通信環境のもとで業務に集中できるようになりました。

まとめ
今回のトラブルは、ThinkCentreに標準搭載されていたRealtek製Wi-Fiアダプタに起因するものと考えられます。
幸い、ThinkCentreは拡張性が高く部品交換がしやすい構造になっているため、アダプタの交換によってスムーズに対処できました。
しかし、これが一体型パソコンやノートパソコンであれば、ユーザー側での部品交換は難しく、サポート対応や修理が必要になっていた可能性もあります。
ちなみに、以前DELL製のXPS PCを購入した際も、セットアップ直後に「Killerネットワークアダプタ制御アプリ」による通信エラーが発生した経験があり、今回も新PC導入直後にネットワーク関連のトラブルに直面しました。

もはや「新しいパソコンだから安心」という時代ではないのかもしれません。
ハードウェアの品質や相性問題も含めて、購入後の詳細チェックがこれまで以上に重要だと痛感した出来事でした。
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