みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口です。
当店では、埼玉県ふじみ野市を中心としてパソコンやスマホなどのITサポートを行っております。
先日、富士見市内の設計事務所のお客様から朝一番で「パソコンがメーカーロゴで止まり起動しない。また、パソコン内のデータを午後には使いたいので至急見てほしい」とご依頼ありました。
お客様事務所に急行し原因調査をした結果、パソコン内部のマザーボードの故障と判明。
起動できないパソコンからデータを取り出し、新しいパソコンで業務を再開できるように対応いたしました。
今日は、メーカーロゴで止まりWindowsが起動しないときのトラブルシューティングについて書いていきます。
メーカーロゴで止まりWindowsが起動しない
お客様事務所に到着すると「DELL」のロゴのままでパソコンがフリーズ状態。
「大事なCADデータがバックアップできていないので、なんとか午後には使えるようにしてほしい」とのご依頼です。
型式はDELLのVOSTRO270、OSはWIndows7。2012年に発売された企業向けのパソコン。
パソコンを再起動し現象を確認。
「DELL」のロゴ以降のプロセスが進まず、BIOSにも入れずWindows7のブートにも進めない状態。
この現象は、パソコン内部のマザーボードの問題であることから、パソコン内部を確認。
長年使われているために、パソコン内部にほこりが積もっている状態。
パソコン内部の清掃、メモリの取り外し取り付け、BIOSの初期化、放電処置を行うも現象は変わらず。
マザーボードのハードウェア障害と断定。
ハードディスクは幸い無事であったため、パソコンからハードディスクを取り外し。
お客様事務所内に予備のノートパソコンがあったため、そのノートパソコンにハードディスク内のデータをコピーし、プリンタやメールの設定を新たに行い、今までどおり業務ができるようにノートパソコンを設定。
画面が小さいノートパソコンで設計業務を行うのは大変のため、壊れたパソコンのディスプレイとキーボード・マウスを流用し、ノートパソコンでも今までと同じ環境で業務できるようにしました。
今回は壊れたパソコンのハードディスクは無事であったため、パソコンが壊れても、午後には今までどおりの業務に戻ることができました。
IT化が進み、業務用パソコンが壊れると、その後なにもできなくなってしまいます。
こまめにデータのバックアップを行い、1台のパソコンが壊れても、業務を継続できるようにしておきましょう。
まとめ
今回はマザーボードのハードウェア障害で、ハードディスクが無事であったため、事なきを得ました。
今回のようにパソコンが動かないとき、パソコンメーカーのサポートに電話しても、あれこれ指示されたあげくに「故障です。修理しますか?」と言われて終わりです。
パソコンショップに持っていても、そのパソコンを修理すること、新しいパソコンを購入することはできますが、壊れたパソコンからデータを取り出し、別のパソコンで業務が継続できるようにはなりません。
しかし、お客様が本当に困っていることは、「パソコンが壊れたこと」ではなく「業務が継続できないこと」です。
当店では、パソコンのトラブルを解決するのではなく、お客様が本当に困っていることを解決しています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回のおすすめアイテム
マザーボードが壊れたパソコンからデータを取り出すときにあると便利です。
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