みなさん、こんにちは。
IT/パソコンサポートSORAの関口です。
いま、インターネット上では詐欺メールやフィッシングメールが横行しており、スマホが普及したことで詐欺メールに騙される人が増えています。
その理由は、スマホはHTMLメールをそのまま表示してしまうからです。
昨日、私のところに「Amazonの有効期限が切れる」とのメールが届きました。メール内部を確認したところ詐欺メールでした。
みなさまにも同じようなメールが届く可能性がありますので、情報共有をかねてご紹介します。
Amazonを偽る詐欺メール
昨日、Amazonから届いたメールです。
From Amazon.co.jp
To 私のメールアドレスあなたのアカウントは一時的にロックされています。
お客様各位
アカウントの有効期限が切れており、24時間以内に停止されます。問題を解決するために情報を更新してください。
ありがとうございました。
アカウントを更新する
スマホで表示させると一見問題ないようなメールですが、メールをテキスト表示させると以下のようになっています。
「アカウントを更新する」ボタンを押すと、Googleサイトにジャンプすると同時に、何らかのidが送信される仕組みです。
このメール自体に害はないですが、送信先メールアドレスとIDが紐付けされるので、今後のAmazonを偽った詐欺メールが増える可能性があります。
スマホは装飾されたHTMLメールを表示するため、画面上のデザインとメール内部のプログラムが異なっていても気がつけません。
上記のメールでは、「アカウントを更新する」を押すとAmazonにジャンプすると思いますが、実際にはGoogleにジャンプして、「あれ、なんだろう・・・」と思うことでしょう。
しかし、知らないうちにメールアドレスとidが紐づけされ、次の詐欺メールのターゲットになるかも。
スマホではHTMLメールをそのまま表示するため、怪しい内部プログラムに気がつけません。よって、少しでも怪しいメールは何もせずに削除してください。
また、詐欺メールには以下の特徴がありますので、ご参考ください。
まとめ
コンピュータウイルスが流行ったころ、HTMLメールは開かないことが常識でした。
しかし、スマホが普及したことでHTMLメールがあたりまえとなり、テキストメールとHTMLメールのちがいもわからなくなってしまいました。
HTMLメールは、メール本文と実際の動きを簡単に偽れます。
スマホで表示されるメールは、偽りが簡単なHTMLメールであることを理解したうえで、少しでも怪しいメールは開かないという意識を1人ひとりが持たないと、詐欺メールは無くならないと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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