みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のIT/パソコンサポートSORAの関口です。
今まで快適に使えていたパソコンが遅くなったり、フリーズが多発したりするときは、ハードディスクの障害かもしれません。
先日、埼玉県川越市のお客様より「パソコンの動きが急に遅くなった」というご相談をいただきました。
訪問サポートでパソコンをチェックした結果、ハードディスク障害が原因でした。
「パソコンが遅いな」「最近フリーズが多い」ときは、ハードディスク障害かもしれません。
今日は、ハードディスク障害による「パソコンの動きが遅い」トラブルサポートについてご紹介します。
「パソコンの動きが遅くなった」トラブルサポート
パソコンの動きが遅くなった原因
埼玉県川越市のお客様より「1年半前に購入したデスクトップパソコンの動きが非常に遅いので見てほしい」とのご依頼をいただきました。
お話を聞くところ「最近、Windows起動時に時間がかかったり、作業中にアプリがフリーズしたりする現象が多発していて、今日になってWindowsの動きが非常に遅くなった」とのこと。
ご自宅に伺いパソコンのチェックを開始。パソコンはNEC製の一体型デスクトップパソコン” PC-DA770KA”。
パソコンの動作が非常に遅く、ハードディスクのランプが点灯している状態。
イベントログを確認したところハードディスクの不良ブロックでエラーが発生しているため、重要なデータを外付けハードディスクにバックアップ。
ハードディスクチェックツール”Crystal Disk info”でも不良セクタが見受けられる。
Windowsの”chkdsk”コマンドによる修復を試みるも現象は変わらず、ディスク使用率が高い状態が続いている。
Windowsが読み書きする箇所に不良セクタがあることでディスク使用率が高い状態となり、動作が遅くなる現象。
ハードディスク障害のためディスクの交換が必要と判断。
メーカーの保証期間が過ぎていること、早急に復旧して明日から今まで通りに使えるようにしてほしいとのご要望から、パソコンを持ち帰り翌日までにハードディスクを交換と復旧することにしました。
ハードディスク交換によるWindows10の復旧
“NEC PC-DA770KA”の標準ハードディスクはWestern Digital製3.5インチハードディスク、容量が3TBのもの。
同製品を準備し、ディスククローンによる復旧を試みるも不要セクタによりクローンコピーができず。
Windows10 標準のイメージバックアップ、回復ドライブ作成を試みるも不良セクタにより作成できず、クリーンインストール(初期化)で復旧する。
NEC製パソコンには、”再セットアップメディア作成ツール”があり、1回だけリカバリーディスクを作ることができるので、リカバリーDVDディスクを作成。
一体型パソコンを分解しハードディスクを交換後、リカバリーディスクからWindows10とNECアプリ類を再インストール。
Windows10の初期セットアップ後、ハードディスクエラーと動作チェック、すべて正常となり問題がないことを確認。
翌日、お客様宅に訪問し、パソコンの設置後、外付けハードディスクにバックアップしたデータを戻し、Outlookのアカウントの再設定、プリンターのセットアップを行い、今まで同じように使える状態に戻しサポート終了。
パソコンの動きがとてもスムーズになったとのことでした。
まとめ
ハードディスクは消耗品のため、いつか壊れるものです。
今回はハードディスクが壊れる前に異変に気づけたことで、データのバックアップができたのが幸いでした。
ハードディスク障害でメーカーに修理を依頼すると、ハードディスク交換後初期化されてしまうため、修理前にバックアップすること、修理後にOutlookやプリンターの再設定を自分でする必要があります。
しかし、実際に利用されている方は、データをバックアップすること、修理後の再セットアップが難しく、パソコンを修理に出しても今までどおりに使えなくなることが大きな問題となります。
ITサポートSORAでは、パソコンの問題ではなくお客様の「困った」を解決することを心がけたサポートをしております。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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