楽天光(VDSL方式)からNURO光へ乗り換えました

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口剛史です。

情報化社会となり、会社でも自宅でもインターネットに接続する環境が必須の時代になりました。

コロナ禍以降では、在宅ワークやオンライン授業なども広がり、自宅のインターネット環境も安定と速度が求められるようになりました。

光ファイバケーブル・Wi-Fiルーター・ケーブルテレビなど、インターネットへの接続方法はいろいろとありますが、これからは自宅内まで光ケーブルを引き込む方法が望ましいと思います。

しかし、お住まいの環境によっては光ケーブルが引き込めないところも多いです。

私が住んでいるマンションも宅内まで光ケーブルが引き込まれておらず、これまでVDSL方式でインターネットに接続していました。

昨年、マンション全体でNURO光の導入が決まり、ようやく光ケーブルでの高速通信が可能となりました。

今回は「楽天光(VDSL)からNURO光への乗り換え」について書いていきます。

目次

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VDSL方式とNURO光の違い

最初にVDSL方式とNURO光のちがいについて説明します。

古いマンションでは、各部屋の通信回線として電話回線のみが引き込まれています。

ADSLが全盛の頃は特に問題ありませんでしたが、光通信が標準化された頃からマンションの主配線盤(MDF)まで光ケーブルをつなぎ、各宅内へは既設の電話回線を使用して高速通信するVDSL方式が広がりました。

VDSL方式の最大速度は100M、実際には70MB~80MB。楽天光を使用しているときは75MB程度の通信速度でした。

VDSL方式の場合、どこのプロバイダと契約をしても同じ速度しかでません。また、部屋内を高速Wi-FiにしてもVDSLがボトルネックとなる状態でした。

一方、NURO光は、マンションの部屋まで光ケーブルを敷設するため、最大下り2GB、上り1GBの通信が可能となります。

今後も通信トラフィックは増加する一方なので、早いうちに光ケーブルによる高速通信へ対処することが必要と思い、楽天光(VDSL方式)からNURO光へと乗り換えることにしました。

マンションでのNURO光導入の流れ

持ち家であれば、直接NURO光と契約をすれば宅内まで光ケーブルを敷設してもらえます。

しかし、マンションのような共同住宅の場合は、マンションへの回線引き込み、宅内工事の実施は管理組合での決議が必要となることが多いです。

マンションでのNURO光の導入までの流れを簡単にまとめます。

1.マンションの理事会でNURO光導入の決定

NURO光の導入をマンションの理事会で決定。

マンションの構造によっては光ケーブルをとおすための配管工事が必要となります。

当マンションでは、配管工事の実施の可否・NURO光の導入の可否が総会にかけられ承認されました。

2.マンションまでのNURO光の敷設工事

NURO光のケーブルをマンションの主配線盤(MDF)まで敷設工事を実施。

3.NURO光へ申し込み

2の敷設工事完了後、マンション内でNURO光の申し込み開始。

NURO光forマンションでは契約者数に応じて月額料金が変わります。利用者が6人以下だと2,750円、10人以上だと2,090円になります。

当マンションでは10人以上の申し込みがあったため、月額2,090円の利用料金となりました。

4.NURO光の宅内配線工事

マンション主配線盤(MDF)から各部屋まで光ケーブルの引き込み工事。

宅内への引き込み工事は1時間ほどで終了。

これまで電話回線が来ていたところに追加で光コンセントを取り付けました。

宅内配線工事費は44,000円で、毎月1,222円を36ヶ月分割で支払うのですが、キャンペーン期間中とのことで工事費は実質無料となりました。

5.NURO光の開通・サービス開始(インターネット開始・ルーターの設定)

4の作業後、NURO光専用のルーター(HUAWEI製 EchoLife HG8045Q)を設置して開通。

このままNURO光のルーターを使用しても問題ないのですが、自宅のネットワーク環境では以下2点を設定してあります。

・TP-LinkのメッシュWi-Fiの設定

・外出先から自宅のPCへアクセスできるようにYAMAHAルーター(RTX-830)でVPN設定

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NURO光でも上記機能が使えるようにEchoLife HG8045Qで以下の設定を加えました。

・Wi-Fi機能をOFF

・ポートフォワーディング設定しVPNトラフィックをRT830へ流す

 

 

6.NURO光電話の開通(2週間ぐらい)

今回、固定電話回線も「NTT 光でんわ」から「NURO光でんわ」へ移行しました。

NURO光でんわは、ルーターとは別にTA(ターミナルアダプター)が必要になります。TA到着後、回線移行まで2週間ぐらいかかり、その間は楽天光のルーターとNURO光のTAを並列で使います。

電話回線移行完了後、楽天光のルーターを外すことができます。

7.楽天光の解約

NURO光電話開通後、楽天光の解約申請をします。プロバイダ毎に解約締め日や違約金などが決まっているため、タイミングを見て解約する必要があります。

楽天光で使用していたルーターは、NTTから送付されてくる返却キットに入れて返却して解約手続き完了です。

心理カウンセリング空

NURO光のメリット・デメリット

楽天光(VDSL方式)とNURO光を比較した際のメリット・デメリットをまとめました。

NURO 光のメリット

通信速度が大幅に向上した

先にも説明したとおりVDSL方式の通信速度は最大100MB、宅内まで光ケーブルを引き込むNURO光は最大下り2GB、上り1GB。

実際には上り・下り共に200MB~400MB程度の範囲の通信速度となり速度が大幅に向上しました。

月額料金が下がった

楽天光のマンションタイプの月額料金は3,800円でしたが、NURO光では2,090円となり、月額1,710円のコストダウンとなりました。

NURO光のデメリット

TA機器が1台増える

楽天光では、ルーター(NTT貸与)がTAもかねていましたが、NURO光はルーターとTAが別々のため、電話を使う場合は機器が2台になります。

時間帯によってはVDSL方式よりも速度が低下する

NURO光もベストエフォート回線です。回線状況によっては通信速度が低下します。夜21時~22時頃に通信速度テストを行うと80MBを下回ることが多々あり、日によっては下り20MB以下・上りは10MB以下まで低下します。VDSL方式の楽天光よりもNURO光の方が通信速度が遅く感じることもあります。

NURO光はアクセス回線は光回線ですが、網内でのトラフィックの混雑が激しいのではないでしょうか。高速道路を作っても車が集中すれば渋滞してしまうのと一緒ですね。

ただ、インターネットや動画の閲覧、ZOOMなどのオンラインミーティング等に影響がでるような遅延は、今のところありません。

まとめ

個人的には、以前からマンションの自宅にも光ケーブルを引き込みたいと思っていましたが、マンション全体の問題となるため諦めていました。

しかし、マンション全体でNURO光の導入が決定したことで光ケーブルによる高速通信が可能となりました。

NURO光に変更したことで、ホームページの表示速度が速くなり、データのダウンロード・アップロード速度が大幅に改善されました。

光ケーブルの速度を超すような通信技術は登場しないと思われるため、当面はNURO光のサービスを使い続けられると思います。

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