みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
2022年1月に電子帳簿保存法が改正され、電子取引をした際の帳票類は電子データで保存するようになりました。
これからも帳票類のデジタル化は進み、電子データで管理することが求められるようになると思われます。
これまでお客様先へ訪問サポートした際、現金でお支払いいただいた方には「紙の領収書」を発行していました。
しかし、紙の領収書の場合、発行した領収書の控えを7年間保存することが義務づけられており、領収書の保管場所に苦慮していました。
現金でお支払いいただいたお客様にもデジタルで領収書をデジタルで発行できれば、領収書の控えをデータで保存可能になります。
現場で発行する領収書のデジタル化を検討した結果、Brother製の小型Bluetooth プリンタ(MW-145BT)が使えました。
今日は「brother製 小型Bluetooth プリンタ MW-145BT」をレビューします。
brother製 小型Bluetootプリンタ「MW-145BT」のレビュー
brother製小型プリンタ「MW-145BT」はA7サイズのBluetooth プリンタです。
「MW-145BT」は、現在販売されているモデルは「MW-170」の一世代モデルです。
現行モデルと比較して、印刷速度が遅い・USB充電ができないなどのデメリットがありますが、その分、本体価格が安いです。
プリンタの本体サイズはW100mmx D160mm x H17.5mm、 重量300g。一般的な領収書と同等サイズです。
電力はバッテリー式(充電式)です。
プリンタ用紙はA7サイズの専用感熱紙(C-11)です。50枚で約260円 1枚あたり約5.2円の印刷コストとがかかります。
パソコンとの接続はUSBとBluetooth。私は外出先で使用するSurfaceGo 3とBluetooth 接続をしました。
小型Bluetooth プリンタもWindows上では標準プリンタとして認識されるため、Windows上から印刷できるものは、なんでも印刷可能です。
私は客先で領収書を印刷する目的で購入。MFクラウド請求書の領収書発行機能を使い、その場で領収書を印刷・発行可能です。
これまで手書きの領収書を発行していましたが、MFクラウド請求書上からデジタルで領収書を発行すれば、発行した領収書のデジタルデータをPC上で管理しておけば問題ないと思います。
領収書の発行以外でも、パソコンやネットワーク機器の設定情報などの資料も出力可能のため、ちょっとした際にパッと使える小型プリンタです。
Windows11とBluetooth プリンタの接続方法
はじめてWindowsとBluetooth プリンタの接続を試みました。
Bluetooth プリンタは初期セットアップに少しクセがあるので、接続手順をまとめておきます。
1.Windows11とBluetooth プリンタのBluetoothをONにする
2.Windows11上からBluetooth プリンタを探しペアリングする
3.Windows11の「Bluetoothとデバイス」から「Bluetooth でファイルの送信または受信する」を開く
4.「COMポートタブ」を開き発信側のポートNOを確認する。(例:COM4)
5.brotherのホームページから「MW-145BT」のドライバをダウンロード及びインストール
6.セットアップの接続方法で「Bluetooth (仮想シリアルポート)を選択
7.インストールリストから「MW-145BT」を選択して「OK」
8.インストールを選択して「次へ」
9.4で確認した送信が側ポートNOを選択して「次へ」
10.ドライバー名と接続ポートを確認して「次へ」
11.ドライバーインストール後、PCを再起動
12.Windows11再起動後、コントロールパネルの「デバイスとプリンター」にMW-145BTが表示されていることを確認し、続いて右クリックでプロパティを開く
13.「テストページの印刷」をクリックし、MW-145BTからテストページが印刷することを確認して、設定完了です。
まとめ
今回の小型プリンタの導入目的は、紙の帳票(領収書)の発行と控えの保管をなくすことことで、brother製小型プリンタは、その要件を満たすアイテムでした。
請求書や領収書などのデジタル帳票は、検索で見つけられるようにするためファイル名を(20220825_領収書_A社_12000)などにして所定のフォルダに保存管理しておきます。
領収書の発行(印刷)が電子帳簿保存法の適用になるか微妙ですが、とりあえず発行した領収書のデータを記録管理しておけば、問題ないのかなと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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