みんさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。
先日、お客様から「パソコンがウイルスに感染したので、至急確認して欲しい」とのご相談をいただきました。
パソコンをリモートで確認したところ「テクニカルサポート詐欺」の広告でした。
今回は「テクニカルサポート詐欺」について書いていきます。
テクニカルサポート詐欺広告にご注意を!
インターネットを使っていたら、「いきなり画面が変わり”Windows Defenderセキュリティ警告 不審なアクティビティが原因でWindowsがブロックされました。”と警告画面が表示されたと同時に、スクリーンリーダーで以下音声メッセージが流れるようになり、一切の操作ができなくなった」とのこと。
「不審なアクティビティが原因でwindowsがブロックされました。ウィンドウズ疑わしい活動のために禁止されています。あなたは私達に連絡しなければなりません。すぐにエンジニアが案内してくれます。電話による削除プロセス、だから私たちのエンジニアウィンドウズを疑わしい活動のために禁止されています。あなたは私達に連絡しなければなりません。すぐにエンジニアが案内してくれます。電話による削除プロセス5分以内にお電話ください。umコンピュータの完全な誤作動を避けるため」
パソコンを強制終了をしても直ぐに警告画面が表示されてします。スクリーンリーダーの日本語が怪しいため、当方にご連絡をいだいたとのこと。
リモートサポートでパソコンを確認したところテクニカルサポートの詐欺広告でした。
ウィンドウを”閉じる”などのマウス操作が効かない状態になっていましたので、タスクマネージャーからEdgeプロセスを強制終了してテクニカルサポート詐欺広告を閉じる。
パソコンやEdgeに不審なプログラムや広告が残っていないかなど、パソコンに問題がないことを確認しました。
上記のような広告はテクニカルサポート詐欺で、表示されている電話番号に電話すると高額な修復費を請求される可能性があります。
また、おそらく個人情報も聞かれると思いますので、安易に個人情報を教えてしまうと「この人は騙せる」という認識を先方に与えてしまい、更に詐欺の被害に発展してしまう可能性があります。
少しでも怪しいと感じたら、表示された電話番号やメールに連絡をするのではなく、近くの信頼のおける人やお店などにご相談ください。
まとめ
インターネット上では、フィッシングメールや広告詐欺などが蔓延しています。
しかし、コンピュータの詐欺には以下4つの特徴が見受けられます。
- 問題を課す
- 不安を煽る
- 心を焦らせる
- 偽善の提案をする
今回のテクニカルサポート詐欺も「パソコンに問題がある」と問題と不安を課してから「5分以内に電話すれば解決します」と焦りと偽善の提案をしています。
しかし、少し落ち着いて客観的に見れば、問題と不安を課したのは提案者本人であり自作自演の演出となっていることがわかります。
不安を煽り心を焦らせるような提案は詐欺だと思いますので、落ち着いて対処しましょう。
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