OneDriveの設定がわかりづらくなっていく・・・

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口剛史です。

Windows 8やWindows 10からWindows 11へのアップグレードされる方が増えているようで、それに伴いOneDrive関連のお問い合わせも多くいただいています。

先日も「Outlookが起動しなくなった」というご相談があり、調査したところ、原因はOneDriveのバックアップ機能でした。

Windows Updateと共に、OneDriveも常にアップデートされていますが、最近のOneDriveの設定画面がわかりづらくなり、OneDriveを停止するのも難しくなってきています。

そのため、多くの方がOneDriveが動作していることに気づかないまま利用しているようです。

今日は「OneDriveの設定画面の変化」について書いていきます。

目次

リモートサポート

OneDriveの設定画面がわかりづらくなっていく・・・

Overdriveの仕組み

OneDriveはWindows標準のクラウドサービスで、Windows11からは標準機能として動作するようになっています。

OneDriveは正しく設定して使えば大変便利な機能ですが、Windows11でOneDriveを初期設定のまま使うと、Outlookの設定によってはOutlookが起動しなくなります。

Outlook関連のトラブルサポート依頼を受けますが、最近のご依頼はすべてOneDriveのバックアップ機能が原因でした。

OneDriveを使わないのであれば止めておいた方がWindowsは安定するのですが、最近のOneDriveは設定画面がわりづらいものになっています。

個人向けOneDriveとOneDrive Businessでは設定画面が異なるようですが、特に個人向けのOneDriveの以下の設定画面が非常にわかりづらくなっています。

ファイルオンデマンド機能の設定画面

ファイルオンデマンド機能は、OneDrive上にすべてのデータをアップロードし、PC内には見出しデータだけを残すことで、PCの保存容量を少なくする機能です。

OneDriveでは、ファイルオンデマンド機能が最初から有効化されています。

以前のOnedriveでは、ファイルオンデマンド機能の有効・無効は設定画面にわかりやすいところにありました。

Onedrive Businessでは設定画面が詳細設定の中に隠されるようになりました。

個人用の最新バージョンのOneDriveでは、詳細設定の中に隠され「ディスク領域の解放」または「すべてのファイルをダウンロード」するボタンによって設定変更を行うようになりました。

しかし、現在どちらが選択・設定されているのかまったくわかりません。

Onedriveファイルオンデマンド

今の設定が「ディスク領域の解放」なのか「すべてのファイルをダウンロードする」なのかは、Onedrive上のファイルアイコンで判断する必要があります。

OneDriveのアイコン

OneDriveを終了する設定画面

OneDriveのサービスを終了させる際、以前はヘルプと設定からOnedriveを閉じられました。少し前から、Onedriveの設定画面内で終了するするようになりました。

最近はOneDriveを終了させるためには、同期の一時停止メニューを開いてからOnedriveの終了を選択するようになりました。

OneDriveの自動開始を解除する設定画面

以前のOnedriveでは、Onedriveの設定画面に1番上に「WindowsにサインインしたときにOnedriveを自動開始する」の設定項目がありました。

私が使用しているOnedrive BusinessではOnedriveの同期とバックアップの基本設定の中に「Windowsにサインインした時にOnedriveを開始する」の設定ができます。

個人向けのOneDriveでは、設定画面がOnedrive自動開始を無効にする設定ができなくなりました。

OneDriveの自動開始を停止するには、Windows11のアプリ設定から行う必要があります。

OneDriveのバックアップ機能の問題

OneDriveバックアップ

OneDriveのバックアップ機能を有効にすると、デスクトップ・ドキュメント・ピクチャフォルダがOneDrive上に設定されます。

バックアップを有効にするとファイルパスが変更になるため、一部アプリで不具合が起きたり、OutlookをPOP3で使っているとPSTファイルが同期されて、Outlookが起動しない不具合が起きたりします。

OutlookとOneDriveのエラー

Windows11では初期設定でバックアップ機能が有効になってます。

パソコンの入替の際などにバックアップを有効にしたまま、旧PCからデータを移行すると、OneDriveの容量がいっぱいになり、追加ストレージの購入が必要になる場合があります。

以前に比べて、バックアップ設定の画面は見やすくなったと感じますが、バックアップ機能自体の説明がされていないため、何も知らないままWindows11に買い替えるとOneDriveのストレージ不足になる可能性があるため、わかりづらい機能としておきます。

まとめ

最近、OneDrive、Dropbox、Google Driveなどのクラウドサービスを使ってパソコン内のデータをバックアップする機能が標準化になりつつあります。

パソコン内のデータをクラウドサービスにバックアップすることで、パソコンが壊れた場合でもデータを復旧することが容易になります。

しかしながら、この方法には、意図せずパソコン内のデータがクラウドに保管されてしまう可能性や、ファイルオンデマンドによる追加費用が必要となるデメリットがあります。

クラウドストレージのようなサービスは、自動的に起動するのではなく、利用者が自分で設定して初めて使用できるようにする必要があります。

そうしないと、クラウドストレージに関連する問題が今後も増えてくると思われます。

最近のOneDriveの動向を見ていると、あえてわかりづらくしようとする意図があるのではと思いたくなります。

WindowsはOSのままとして、それ以上の機能を使いたい人だけが使えるようになればいいのかと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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