みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORA、関口です。
WordやExcelなどのOffice製品には、「永久ライセンス版」と「サブスクリプション版」の2種類があります。
近年では、企業を中心に「Microsoft 365(サブスクリプション版)」を導入しているケースが増えているようです。
先日、都内の企業様より「1台のPCでWordやExcelが使えなくなった」とのご相談をいただきました。
調査の結果、マイクロソフトアカウントの認証不具合が原因で、Officeが使用できなくなっていたことがわかりました。
本日は、その対応事例についてご紹介いたします。
ご相談の内容
ご相談いただいたのは、都内にある中小企業様。
「社内の1台のパソコンで、WordやExcelが突然使えなくなった」とのことでした。
詳しくお話を伺うと、Microsoft 365 Family版のサブスクリプションを契約しており、社内の複数のパソコンでOfficeを利用している状況。
そのうちの1台で、昨日からOutlookを起動するとサインイン画面が表示され、メールの受信ができない状態になったとのことでした。
リモートサポートで確認した状況
リモートで実際の画面を確認したところ、WordやExcelを起動する際にも「Officeを使い始めるにはサインインしてください」というポップアップが表示され、マイクロソフトアカウントへのサインインを求められる状態でした。

Officeのアカウント画面には「アカウントエラー」と表示され、「サインイン情報の修正」というボタンが確認できました。

何らかの原因で、該当PCのOfficeアカウントとマイクロソフトの認証サーバーとの間にエラーが発生し、ライセンスが無効と判断されたため、サインインを要求されていたものと思われます。
対応内容と原因
「サインイン情報の修正」ボタンをクリックし、マイクロソフトアカウントを入力

続いてパスワード

最後にPCのPINコードを順に入力

正常に認証が完了し、Officeの利用が再開できました。

その際、お客様から「自分でも同じ操作を試みたが、パスワードエラーになって進めなかった」とのお話がありました。
確認してみると、マイクロソフトアカウントのパスワード入力画面で、誤ってパソコンのPINコードを入力されていたことが原因でした。
通常はPC起動時にPINコードのみを使用しているため、マイクロソフトアカウントのパスワードを失念していたり、混同してしまうのも無理はありません。
まとめ
Microsoft 365をはじめ、多くのソフトウェアがサブスクリプション型に移行しています。
サブスクリプション版は、初期費用が抑えられ、常に最新版を利用できるなどの利便性がある一方で、認証のために定期的にインターネット経由でライセンスサーバーとの通信が必要です。
そのため、今回のように何らかの原因で認証がうまくいかなくなると、突然Officeが使用できなくなるリスクも存在します。
基本的には、数回程度の通信エラーであれば猶予期間があるためすぐには使えなくなることはないと思いますが、サインイン情報そのものが破損している場合には、即座に使用不可となるケースもあるようです。
利便性の高いサブスクリプション型であるからこそ、ライセンスの状態やアカウント情報の管理には注意が必要だと、あらためて感じたサポート事例でした。
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