みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORA、関口です。
長かったゴールデンウィークも明け、そろそろお仕事モードに切り替える時期ですね。
連休明けは、久しぶりにパソコンを起動した際に「電源が入らない」「起動しない」など、トラブルが起こりやすい時期でもあります。
今回は、ふじみ野市のお客様からご依頼いただいた「Windowsが起動しなくなったパソコンから、重要なデータを取り出してほしい」というサポート事例をご紹介します。
Windows 11が起動しなくなったトラブルサポート
お客様宅を訪問し、まずは詳しい状況をお伺いしました。
お話によると、「パソコン使用中に『バチッ』という音がして画面が真っ暗になり、その後再起動を試みたところ、『Windowsが正しく読み込めませんでした』という表示が出て、起動できなくなった。Windowsシステム修復を試みたところBitLocker画面が表示されて、どうすることもできなくなった」とのことでした。
パソコン内部には大切なデータが保存されているため、第一にデータの取り出しをご希望されていました。
起動を試みたところ、BitLocker回復キーの入力画面が表示されました。これは、お客様がシステム修復を試みた際、ハードウェア構成が変更されたと認識され、BitLockerが作動したものと考えられます。

幸いにも回復キーが判明していたため、BitLockerを解除することができました。
その後、再びWindowsの起動を試みたところ、Windows 11の回復画面が表示される状態に戻ってしまいました。
回復
Windowsが正しく読み込まれませんでした
再起動してやり直すには、下の「PCを再起動する」を選んでください。トラブルシューティングツールや詳細オプションを使う場合は、「詳しい修復オプションを表示する」を選んでください。どちらのオプションを選べばよいかわからない場合は、信頼できる人に相談してください。

まずはストレージ内の状態を確認し、データにアクセスできることを確認。お客様の重要データを外付けSSDへ無事バックアップしました。
続いて、Windowsの修復作業を実施しましたが、修復コマンドなどを試しても通常起動はできず。ただし、セーフモードでは起動が可能で、エラーログには「LiveKernelEvent コード:141」が記録されており、ハードウェア起因のエラーと判断されました。
さらに修復コマンドなどでWindows修復を試みましたが、通常起動はできず、ディスプレイ関連のドライバやハードウェア不具合の可能性が高いと考えられます。
以上の内容をお客様にご説明し、今後の対応として以下の2つをご提案いたしました。
- 現在のパソコンを修理、またはWindows 11をクリーンインストールして再利用する
- 新しいパソコンを購入し、データや環境を移行する
お客様からは「このパソコンは7年前に購入したものであり、これを機に新しいパソコンへ買い替えたい」とのご意向をいただきました。
後日、新しいパソコンが到着し、これまでご使用されていたアプリケーションやバックアップデータを復旧。
以前と同様の環境でご利用いただけるよう、セットアップを完了しました。
まとめ
今年度に入ってから、Windowsのブルースクリーンや起動不良に関するご相談は増えています。
それぞれ原因は異なりますが、立て続けに似たようなトラブルが発生しており、パソコンの突然の故障が決して珍しいことではないと感じます。
新しいパソコンであっても、予期せぬトラブルが起きることがあります。大切なデータは、定期的にバックアップをとっておくことを強くおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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