埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
FacebookやInstagramの普及によりスマホで写真を撮影する機会が増えましたね。
スマホでの写真撮影はとても手軽にできるので、スマホの中に何千枚もの思い出の写真が入っている方も多いのではないでしょうか。
でも、その思い出の写真しっかりとバックアップできていますか?
スマホを落としたり水没させたりしてスマホが動かなくなった場合、スマホが壊れてショックなうえに大切な写真まで消えてしまったらダブルショックです。
そうならないためにも、スマホの中の大切な写真は「こまめにバックアップをとりましょう」・・・と言うのは簡単なのですが、「いったいどうやってバックアップをとるの?」「わかっているけど、バックアップするのが面倒」と感じてしまいますよね。
そこで、今回はオンラインストレージの「Dropbox」を使用して、スマホで撮影した写真を自動的にパソコンにバックアップ(取り込む)手順をご紹介します。
Dropboxを使って写真をパソコンに自動バックアップ
これから、スマホで撮影した写真を「Dropbox」を使用してパソコンに自動的にバックアップする方法を解説していきますが、その前に、スマホで撮影した写真をパソコンに自動的に取り込むことの主なメリットをご紹介します。
主なメリット
- スマホで撮影した写真のバックアップができる
- 写真をパソコンでフォルダ(階層)管理できる
- 撮影した写真をブルーレイなどの外部メディアに保管できる
- パソコンでブログや資料作成時に、撮影した写真を直ぐに使える
Dropboxとは
Dropboxとは、無償で使えるオンラインストレージサービスのひとつです。
オンラインストレージサービスとは、インターネット上に「あなた専用のハードディスク」を作り、パソコンやスマホからデータを保存できるサービスです。
個人向けのDropboxには2つのプランがあります。
プラン名 | 保存容量 | 価格 |
Dropbox Basic | 2GB | 無料 |
Dropbox Plus | 1000GB | 1200円/月 |
今回は無料のDropbox Basicを使用します。それでは、Dropboxを使用するためのアカウントを作成しましょう。
Dropboxのアカウント作成方法
※操作方法の説明「Windows10」と「Andoroid」で行います。
パソコンで「Dropbox」のホームページにアクセスします。
画面中段にある下図に下記4点を入力します。
- 名前(姓・名)
- メールアドレス
- パスワード
- Dropboxの利用規約に同意しますにチェックを入れる
「登録する(無料)」をクリックします。
Dropboxのプログラムのダウンロード画面が表示されるので、「Dropboxをダウンロード」をクリックします。
プログラムがダウンロードフォルダに保存されます。
メールアドレスの認証を行う
上記で設定したメールアドレス宛に、Dropboxから認証メールが届いています。
メール本文内の「メールアドレスを確認する」もしくは「URL」をクリックします。
認証が完了すると下図メッセージが表示され、Web版のDropboxにアクセスできるようになります。
Dropboxをインストールする
パソコンとスマホにDropboxをインストールします。
パソコンとスマホをご自宅のWi-Fiに接続したうえで以後の作業を行ってください。
パソコンにDropboxをインストールする
先ほどダウンロードしたDropboxプログラム(※)をダブルクリックしてインストールを開始します。
インストールが完了すると下図画面が表示されますので、先ほど登録した「メールアドレス」と「パスワード」を入力します。
下図が表示されますので「自分のDropboxを開く」をクリックして、パソコン側の初回設定作業は終了です。
スマホにDropboxをインストールする
続いてスマホ側にDropboxをインストールします。ここではAndoroidを使用しますが、iPhoneでも同じような手順ですので参考になると思います。
「Playストア」(iPhoneの場合は「AppStore」)で「ドロップボックス」を検索。
続いてアプリをインストールします。
インストール後「Dropbox」をタップ。下図画面が表示されるので、最下段の「既存ユーザーですか?ログイン」をタップ。
Dropboxに登録した「メールアドレス」と「パスワード」を入力して「ログイン」をタップ
無事にログインできれば初回設定はすべて完了です。
Dropboxの写真アップロード設定と確認
スマホ側で写真アップロード設定をする
続いて、スマホで撮影した写真をパソコンに自動的バックアップ(取り込む)設定を行います。
スマホ側のDropboxの左に上にある下図のアイコンをタップ
表示されたメニューの右上にある下図アイコンをタップ
設定メニュー中段にある「カメラアップロードをオンにする」をタップ
カメラアップロードの設定メニューが展開されるので、以下必要に応じて設定します。
■ファイルの選択:「写真のみ」
動画のアップロードを行う場合は「写真と動画」を選択する。
■アップロード方法:「Wi-Fiのみ」
外出先等、LTEデータ通信を使用して写真のアップロードを行う場合は「Wi-Fiまたはデータプラン」を選択する。
ただし、データ通信で写真のアップロードを行うと、データ通信容量をかなり消費しますのでご注意ください。
■次の場合にアップロード:「バッテリー残量が30%以上の場合」
スマホのバッテリー残量が30%を低下するとアップロード機能が停止します。
「カメラアップロードをオン」後、Dropbox内に「カメラアップロード」というフォルダが自動作成されると同時にスマホ内の写真が自動的にパソコンにアップロードされます。
スマホ内に写真が大量にある場合は写真のアップロードにしばらく時間がかかります。
パソコン側で取り込み確認をする
スマホ側で「カメラアップロードをオン」にすると、パソコン側のDropboxにも「カメラアップロード」フォルダが作成されています。
「カメラアップロード」内を見ると、スマホの写真がパソコン側にバックアップされています。
以後、スマホで写真を撮影後、スマホを自宅や会社などのWi-Fiに接続すると、自動的に写真がパソコン側にバックアップされます。
パソコンでDropbox内の写真を整理整頓する
スマホは手軽に写真が撮れる反面、良い写真も悪い写真もとりあえず残してしまい、写真でフォルダが直ぐにいっぱいになってしまいます。
無料版のDropboxは2GBしか保存できませんので、定期的に不要な写真は削除し、必要な写真はパソコンで整理し、ハードディスクやUSBやDVDなどの外部メディアに移しましょう。
不要な写真の削除
Dropbox内の「カメラアップロード」に溜まった不要な写真は定期的に削除しましょう。
ちなみにDropboxの「カメラアップロード」フォルダから写真を削除しても、スマホ本体の写真フォルダから写真データは消えません。
必要な写真はパソコンで整理し保存する
「カメラアップロード」フォルダに写真が溜まりすぎると、Dropboxの容量上限の2GBを越えてしまい、写真のバックアップができなくなります。そのためフォルダに溜まった写真は、パソコンのハードディスクかUSBメモリスティック・DVDーROMなどの外部メディアに移し保管をしましょう。
ちなみに私は必要な写真を撮影した年と月にフォルダを別けてパソコンに保存しています。そして、年末に1年間溜まった写真フォルダをブルーレイディスクに保存しています。そうすることで、スマホやパソコンが壊れても必要な写真を残すことができます。
まとめ
ここまでDropboxを使用した写真のバックアップ術をご紹介してきましたが、実は『Googleフォト』というアプリを使えばGoogleの個人フォルダ内に写真の自動バックアップが可能です。
しかし、『Googleフォト』は所詮Googleのひとつサービスに過ぎないので、Googleがサービスを停止すれば大事な写真も消えてしまいます。
そのため、私は今回ご紹介したようにDropboxの機能を使用して「自分のパソコン内で大事な写真を管理」するようにしています。
スマホは気軽に写真が撮影できるようになった反面、撮影された膨大な写真を管理する必要があります。スマホ本体もDropboxも保存容量は限られていますので、定期的に不要な写真は削除し、必要な写真はパソコンやブルーレイディスクなどに保存をしておきましょう。
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