みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
個人事業主の方など、お客さまが連絡をしやすいように・・・という気持ちで、ホームページに携帯電話番号を掲載する方も多いと思います。
しかし、ホームページに携帯番号を掲載すると、セールス電話が頻繁にかかってきます。集中して仕事しているときにセールス電話がかかってくると「もう!いい加減にしろ!」という気持ちになります。
私のホームページでは最近までSEO対策業者からセールス電話が頻繁にかかってきました。何度も何度もかかってくるので、セールス電話のシャットアウトする3つの対策を行ないました。
対策を行なってからは、セールス電話なくなりましたので、今回は「セールス電話をシャットアウトする3つの対策」をご紹介します。
SEO業者のセールス電話の事例
ホームページに電話番号を掲載すると、色々な業者からセールスの電話がかかってきます。そのなかで一番多いのがSEO対策のセールスです。
もちろん、SEO対策のセールス自体に問題はないのですが、セールスの方法があまりにも一方的で情報モラルが低いのです。過去に私が受けたSEO業者のセールス電話の事例をご紹介します。
何度も同じセールスをしてくる
SEO対策のセールスは丁重に断ります。そのときの営業は「わかりました」と電話を切るのですが、しばらくすると、同じ会社の違う営業から同じセールス電話がかかってきます。
「前回の方にお断りしました」と伝えると、営業は「そうなんですか」という感じです。
きっと、社内で営業情報が共有できていないのでしょう。営業が適当にバラバラと電話をしてきているようです。
問い合わせフォームを使わない
当ホームページもそうですが、電話番号の他に問い合わせフォームを設置しています。
まともな会社は最初に問い合わせフォームからファーストコンタクト、それからメール等で提案やアポイントの話をします。
しかし、SEO業者は、いきなり電話でセールスをしてきます。SEOというインターネットのセールスなのに、なぜ問い合わせフォームを使わず電話でセールスをしてくるのか?SEO対策の限界を感じます。
仕事中の集中が途切れる
先日、集中して仕事をしているときに電話がなり、その電話に出ると、SEO業者のセールス電話でした。
一度集中が切れると、集中力が戻るまでリカバリの時間を要します。セールス電話をかけてくる方は電話に出る相手のことを考えているのでしょうか?
ホームページに電話番号を載せるのは、お客様が問い合わせをしやすくするためです。SEO業者もインターネット上で仕事をしているのであれば、情報モラルを考えてほしいものです。
もちろん、すべてのSEO業者が上記のようなセールスをしている訳ではありません。ただ、インターネットで名の知れた大手が提供しているSEO対策のセールス電話が、かなり情報モラルが低いと感じます。
SEO業者がホームページにたどり着くまで
「SEO対策で検索順位を上げますよ」とセールス電話がかかってきたとき、いつも思うのが「あなたはどうやってこのページまでたどり着いたのですか?」ということです。
SEOセールスの電話をシャットアウトする為には、まずは相手がどうやってホームページまでたどり着くのか?を知る必要があります。
その足跡は、グーグルアナリティクスに残っています。
彼らは「特定商 090 or 080 業種名」「特定商 業種名」「プライバシーポリシー(個人情報について」など、”電話番号が記載されていそうなページ”で検索をかけてきています。
インターネットなど通信での販売は、特定商取引法により事業者の氏名・住所・電話番号の記載が義務づけられています。よって、ホームページ上の「特定商取引に基づく表示」には電話番号が記載されています。
私のような個人事業主の場合、携帯電話を連絡先にしている方も多いので、SEO業者は「特定商 090 or 080 業種名」で検索することで、営業先リストを入手し、そのリストを基にセールスの電話をかけているようです。
相手の手筈がわかれば対策を打てます。以下3つ対策をご紹介します。
セールス電話をシャットアウトする3つの対策
対策1 電話番号を検索されないようにする
・特定商取引に基づく表示のページを検索されないようにする
セールス電話をしてくるSEO業者は「特定商 090 or 080 業種名」で検索をして電話をかけてきます。
逆に、こちらの特定商取引のページが検索結果に表示されなければ、彼らはこちらの電話番号を知ることができません。
WordPressの場合、固定ページに『noindex』設定をすることで、Googleの検索対象から固定ページを外すことができます。
電話番号が記載されている「問い合わせページ」や「特定商取引に基づく表示」の固定ページを『noindex』に設定することで、電話番号での検索ではこちらのページが表示されなくなり、結果としてSEO業者からの電話を抑えることができます。
・電話番号を画像にする
上記と同じ発想ですが、ページ上の電話番号を「画像で表示」しておくことでGoogleなどの検索結果の対象外になります。
『noindex』設定ができないページで「電話番号」を表示したいときは「画像で電話番号」の表示がオススメです。
対策2 Skype番号を取得する
ホームページ上で電話番号を公開すると、誰から・どの経由で電話がかかってきたのかがわかりません。
そこで、日頃使用している電話番号とホームページ上で公開している電話番号を別けることで、ホームページ上からの電話を着信時に識別できるようになります。
インターネット電話の「Skype」でSkype番号(約2500円/年)を取得すれば、050からはじまる専用番号を使うことができます。
また、最近は格安SIMで1000円/月から携帯電話を持つ事もできるので、ビジネス専用の電話番号を手軽に持つ事ができます。
今回のSEO業者の対策という観点では、特定商取引法のページは050からはじまるSkype番号を表記しておくことでセールス電話を抑えることができます。
対策3 スマホにWhoscallを導入する
現代は、カケホーダイなど携帯電話で定額通話ができるので、国内通話がメインの場合はSkype番号を使うメリットがあまりありません。
また、ホームページに携帯番号を載せておくことで、お客様からの問い合わせの際、いつでも・どこでも対応ができるので、個人事業主としては携帯番号を載せておきたいところです。
そこで、SEO業者対策の最後の砦として、スマホに「Whoscall」というアプリをオススメします。
「Whoscall」はセールス目的でかかってくる電話番号をインターネット上で共有する仕組みです。
スマホに「Whoscall」をインストールしておくことで、着信の際「Whoscall」は着信番号をデータベースから検索し、検索がヒットした場合、どのような相手からか?どのような評価か?を表示してくれます。
「Whoscall」に表示された内容を見て、こちらはその電話に応答するか否かを判断できます。
また、何度もかかってくる業者の番号は「ブロック」設定をしておくことで、「Whoscall」は自動的に切断するので、こちらの仕事の邪魔されることもありません。
「Whoscall」は着信番号を検索するので、着信応答時に若干もたつきます。
しかし、応答が必要な着信か、それともがセールス電話かが事前にわかるので、大変重宝するアプリです。
まとめ
私は上記3つの対策をおこなうことでセールス電話をほぼシャットアウトすることができました。
今回、セールス電話をシャットアウトする方法をご紹介しましたが、セールス電話が悪いというわけではありません。
こちらのサービスや課題を理解したうえで、それを解決する提案をしてもらえるのであれば、いくらでも提案を受けたいと、私は思います。
しかし、いきなり電話でセールスをしてくる会社は、残念ながら、自社の製品やサービスを導入すれば「検索順位があがりますよ」の話ばかりです。そのあげくに「SEO対策」で検索しても、その会社が上位に表示されないという始末です。
SEO対策をして検索順位を上げるよりも、検索をしてきてもらうようなコンテンツを作る事の方が重要ではないでしょうか。
誰もがインターネットを使えるようになった時代だからこそ、情報モラルが問われる時代でもあるということを、何度もセールス電話をしてくるSEO業者の方に理解していただけるといいなと思います。
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