埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
みなさんは、どんなマウスを使用していますか?
価格が安いマウスですか?Bluetoothマウスですか?それともトラックボールマウスですか?、マウスは毎日使う物ですので、自分に合ったマウスを使いたいものです。
ちなみに、私はトラックボールマウスを使用しています。
先日、ロジクールから新トラックボールマウス『MX ERGO MXTB1s』が発売しされました。
家電量販店で実機に触ってみたところ、とても質感がよく「これは欲しい」とすぐに思いました。しかし、『MX ERGO』は本体価格が約14,000円と高価です。
そこで、私が今使用しているエレコム製の『M-XT1URBK』を『MX ERGO』に近い質感にできないか?を検討することにしました。
今回はトラックボールマウスの魅力と、エレコムのトラックボールマウスをロジクールの新トラックボール『MX ERGO』の質感へ似せる方法を検討します。
トラックボールマウスを使う3つのメリット
普通のマウスを使っている人からみれば、トラックボールマウスは「使いづらそう・・・」と思われることでしょう。以前の私もそのように思っていました。
しかし、トラックボールマウスを使い始めてからは、もう普通のマウスには戻れなくなりました。
トラックボールマウスはマウス本体が大きく持ち運びには不向きですが、自宅や職場で利用するにはオススメのマウスです。なぜならば、普通のマウスと比べたとき、トラックボールマウスには以下3つのメリットがあるからです。
メリット1.広いディスプレイ領域を楽に移動できる
自宅や事務所などでパソコンを使うときは、大きいサイズのディスプレイの利用、ノートパソコンをデュアルディスプレイ化している人が多いのではないでしょうか。
私も自宅ではSurface Pro を上下配置のデュアルディスプレイ化し、また8インチWindowsタブレットを情報表示用ディスプレイとして使用しています。
・メイン画面(上段)
メイン作業に必要なアプリや情報のみを表示する。
・サブ画面(下段)
メイン作業を支えるアプリや情報のみを表示する。例えば、エクスプローラーや参照する資料など。
・情報表示画面
メールやスケジュール、Todoリストやタイマーなどの、関連情報を表示する。
上記のようにディスプレイサイズが大きくなることで、パソコンの表示領域が増えるので、効率的に作業を進めることができます。
しかし、その一方で表示領域が増えると、マウスの移動範囲も広くなり、普通のマウスでは、素早くカーソルを動かすことができません。
その点、トラックボールマウスは、親指でトラックボールを転がすだけで素早くカーソルが動かせるので、大きいディスプレイやデュアルディスプレイを使用するときは、トラックボールマウスが使いやすいです。
メリット2.手首が痛くならない
ディスプレイの表示領域が広がることにより、必然的にマウスを動かす範囲も広くなります。マウスを広範囲に動かしていると、長時間パソコン操作をしたあとに手首が痛くなったり、肩がこったりします。
その点、トラックボールマースは、親指操作だけでカーソル操作ができるため、手首を動かす必用がありません。しかも、トラックボールは負荷がなくコロコロまわるため、軽い力でカーソルを移動させることができます。
メリット3.机が広く使える
光学式マウスでは、光の乱反射を防ぎ、マウスを動きやすくするために、マウスパッドを敷くと思います。マウスの作業領域が大きくなると、必然的にマウスパッドも大きくなり、机のスペースが狭くなります。
トラックボールマウスの場合、マウスを動かす必用が一切ないため、机のスペースを効率的に使えます。ちなみに、私はトラックボールマウスの下に12インチの電子メモパッドを置いて、マウスの周りにメモが書けるようにしています。
魅力的なトラックボール『MX ERGO』
トラックボールのメリットはいかがでしたでしょうか?
トラックボールマウスは、操作に慣れるまで少し時間がかかりますが、慣れてしまうと、もう普通のマウスに戻ることができません。
先日、ロジクールから最新のトラックボールマウス『MX ERGO』が発売されました。
『MX ERGO』では、チルト機能が追加されたり、角度が調整できたり、複数のパソコン間でカーソルが移動できる『Logicool FLOW』が使えたりと、市販されているトラックボールマウスの中では最上級です。
実際に店頭で『MX ERGO』を触ったところ、とても質感がよく「使いやすそうと」思いました。しかし、以下2つの理由により購入には至りませんでした。
理由1.価格が高価であること
『MX ERGO』の本体価格は定価で12,800円です。これに消費税がかかると約14,000円の販売価格になります。
今までロジクールから販売されていたトラックボールマウス『M570t』の価格が約6,000円でしたので『MX ERGO』の価格は2倍になったことになります。
さすがにマウス1台に1万円以上を払うのは考えてしまいます。
理由2.ボールの取り外しが容易ではないこと
『MX ERGO』は値段以上の大きな欠点があると思います。
それは、トラックボールのメンテナンス性が悪いことです。
トラックボールマウスは、トラックボールをまわす小さな軸受けにほこりが溜まります。軸受けにほこりが溜まるとボールの回転が悪くなるので、こまめな清掃が必用です。これはどんなトラックボールでも同じだと思います。
私が使用しているエレコムのトラックボールマウスは、指で簡単にボールを外せるのですが、『MX ERGO』はボールを取り外す為の穴が小さいため、ペン先等の細い棒が必用になります。
ボールに引っかかりを感じるときに、すぐに清掃ができないのが『MX ERGO』の残念なところです。
エレコムのトラックボールをカスタマイズ
上記理由により『MX ERGO』の購入は見送りましたが、『MX ERGO』に手を置いたときの感覚はよかったので、既存のエレコムのトラックボールマウスで、『MX ERGO』の質感を作れないか?を考え以下の対策をしました。
対策1.トラックボールをロジクール製に交換する
エレコムのトラックボールマウスは、当初からチルト機能が備わっているため、機能面では『MX ERGO』と大差はありません。
しかし、エレコムのトラックボールマウスは、ボールの精度が悪いためか、しばらく使っていると、カーソルの動きが悪くなります。
あまりにも頻繁にカーソルの動きが悪くなるので、ボールのみをロジクール製に交換したところ、問題は解消されました。ロジクール製のボールに交換して約2年以上が経過していますが、その後問題は発生していません。
ちなみに、私が使用してマウスは、初期の『M-XT1URBK』です。
その後、エレコムのトラックボールマウスも改良されているので、もしかしたら現行タイプの『M-XT3URBK』では、ボールの精度が改善されているかもしれませんが、Amazonのレビューを見る限りでは、現行タイプでもボールの精度は上がっていないのかも知れません。
対策2.D型ゴムを下に置く
『MX ERGO』を触ったときに感じたのは、トラックボールマウスに20度の傾斜をつけることで、手にあまり負担がかからないこと。
エレコムのトラックボールマウスでも、ある程度の傾斜をつけれられればいいので、ホームセンターでD型ゴム(200円程)を購入してきました。
トラックボールマウスの下にD型ゴムを置けば、エレコムのマウスでも傾斜をつけることができ、手に負担がかからなくなりました。
対策3.『Mouse without Borders』を利用する
『M-XT1URBK』では、複数のパソコン間でカーソルが移動できる『Logicool FLOW』機能が備わっています。
私は8インチWindowsタブレットに情報表示をさせているので、複数のパソコン感でカーソルが移動できるのは魅力的な機能です。
『Logicool FLOW』を使わなくとも、マイクロソフトがフリーソフトとして公開している『Mouse without Borders』を利用すれば、普通のキーボードとマウスでも、複数のパソコン間でカーソルを移動することができます。
『Mouse without Borders』の詳細はこちらをご参考ください。
まとめ
トラックボールマウスのメリットと、ロジクールから新発売された『MX ERGO』について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
いろいろと書いてきましたが、『MX ERGO』は使いやすいトラックボールマウスだと思います。
私が使っているエレコムのトラックボールマウスが壊れたら、次はきっと『MX ERGO』を購入すると思います。
ただ、それまでにトラックボールのメンテナンス性が改善されることを願います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回のオススメアイテム
■いつかは使ってみたい、最上級のトラックボールマウス
■機能面・価格面では負けていません。ただ、ボールの交換は必要かも・・・
■トラックボールの下に置いても使えます。
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