みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口です。
みなさんは、パソコンを使うときどんなマウスを使っていますか?
赤外線マウスですか?、無線タイプのマウスですか?、それともトラックボールマウスですか?
私はトラックボールマウスを愛用しています。
普通のマウスに慣れている人から見れば、トラックボールマウスは「使いづらそう」と思われるかもしれません。
しかし、トラックボールマウスに慣れてしまうと、逆に普通のマウスに戻れなくなるぐらい、トラックボールマウスは使いやすいと感じます。
トラックボールマウスは、4000円台から販売されていますが、私がオススメなのが2017年に発売されたロジクールの「MX ERGO」です。
今まで使用していたエレコム製のトラックボールマウスのレスポンスが悪くなってきたので、「MX ERGO」に買い換えました。
今日はエレコムトラックボールマウスと比較しながら「MX ERGO」のレビューをしたいと思います。
トラックボールマウスのメリット
ロジクールの「MX ERGO」の比較をする前に「トラックボールマウスに興味があるのだけれど、実際の使い勝手はどう?」と思われている方に、トラックボールマウスのメリットをご紹介します。
今までの普通のマウスを使ってきた人からみたら「トラックボールマウスは使いづらそう」というのが率直な意見だと思います。
私もそうでした。
実際にトラックボールマウスを使い始めた直後は、思ったとおりにカーソルを動かすことができずに「とても使いづらい」と感じました。
しかし、使い慣れていくうちに、もう普通のマウスには戻れないと感じるようになりました。
トラックボールマウスの魅力は、親指の動作だけでカーソルを操作できため、腕と手首に負担がかからないところ。
マウスパッドを置くスペースも不要になるので、私はトラックボールマウスの下に電子メモパッドを置いています。
また、デュアルディスプレイなど広範囲にカーソルを動かす作業環境のときに、トラックボールマウスは威力を発揮します。
ただ、トラックボールマウスはマウス本体が大きいため、持ち運んで使えないのがデメリットになります。
高性能のトラックボールマウス「MX ERGO」
トラックボールマウスは様々な会社から発売されています。
トラックボールマウスで評価が高いのがロジクールの「M570t」です。
トラックボールの性能もよく価格が抑えめなので、「トラックボールマウス」に触ってみたいと思う方はオススメの製品です。
ただ、「M570t」にはスクロールホイールのティルト機能がついていません。
2017年にロジクールから高性能トラックボールマウス「MX ERGO MXT1s」が発売されました。
「MX ERGO」の販売価格は約10,000円で「M570t」の約3倍です。
価格が高い分だけ「MX ERGO」には以下の機能が追加されています。
- BluetoothとUnifyingによる無線通信
- スクロールホイールのティルト機能
- 人間工学に基づいた角度調整(0°→20°)
- ジェスチャー機能
- Easy-SwitchとFLOWによる共有
Easy-SwitchとFLOWは2台のコンピューター間でマウスをシームレスに移動できる機能です。
ちなみに、私はマイクロソフトの「Mouse whthout Borders」を利用して2台のWindows間でカーソルを移動させています
エレコム「M-XT1」とロジクール「MX ERGO」の比較
私は、今までスクロールホイールのティルト機能が備わっているエレコムトラックボールマウス「M-XT1」を使い続けてきました。
しかし、最近になって左クリックのボタンが効きづらくなってきたので、ロジクールの「MX ERGO」に買い換えました。
この機会に、ロジクール「MX ERGO」とエレコム「M-XT1」を比較した際の、メリット・デメリットをご紹介します。
「MX ERGO」のメリット
手を置いたときの質感がいい
エレコム「M-XT1」に比べると、「MX ERGO」の方が、手を置いたときの質感がとてもよく感じます。
まず、「M-XT1」よりも「MX ERGO」の方が若干大きく、手が大きい私にはフィットする感じです。
また、「MX ERGO」は表面がラバー加工されているため、プラスチックの「M-XT1」よりも触った感じがいいです、
そのままの状態で普通に使える
「MX ERGO」は購入した状態で、トラックボールマウスとして普通に使えます。
あたりまえのことですが、エレコム「M-XT1」はこれがあたりまえではありませんでした。
「M-XT1」を使いはじめてから直ぐにトラックボールの効きが悪くなる現象が多発しました。
何をやっても改善されなかったため、ボールのみをロジクール製に変更。
その結果、「M-XT1」はまともに使え続けられるようになりました。
このことから、「M-XT1」のボールの設計上の問題だったと考えられます。
ボール・スクロールの精度が高い
エレコム「M-XT1」のトラックボールを交換後はまともに使えていました。
しかし、今回「MX ERGO」を使ってみて、はじめて気づいたことがあります。
それは「MX ERGO」の方がカーソルがスムーズに動くということ。
「M-XT1」のときよりも、意図したとおりにカーソルを動かせるようになった感じがします。
また、スクロールボタンを使った画面スクロールも、「MX ERGO」の方がなめらかに動きます。
ちなみに、「M570t」と「MX ERGO」のボールサイズは一緒ですので、入れ替えることもできます。
ジェスチャー機能が使える
「MX ERGO」にはジェスチャー機能があります。
ジェスチャー機能は、ボールの動きとボタン操作で様々なアクションを指示することができます。
例えば、スクロールホイールのボタンを押しながら、トラックボールを左に動かすと、ウィンドウ分割といった設定が可能です。
20°という角度はちょうど良い
「MX ERGO」はトラックボールマウスの角度を0°と20°に変更できます。
個人的には、トラックボールマウスに20°の角度をつけた方が、手首が楽に感じます。
今まで「M-XT1」の下にDゴムをおいて角度をつけていましたが、「MX ERGO」に変えたことで快適に操作できるようになりました。
「MX ERGO」のデメリット
トラックボールの掃除が面倒
トラックボールマウスは、マウス内のボールと軸受けの間にほこりがたまります。
ほこりが溜まると、ボールの動きが悪くなるため、定期的な清掃が必要です。
エレコム「M-XT1」は、マウス裏面の穴から指でボールを出すことができ、簡単に清掃できるようになっていました。
しかし、ロジクール「MX ERGO」は、マウス裏面の穴が小さく、えんぴつなどの細い棒状のものがないと、ボールを出して清掃することができません。
「ボールの動きが悪くなってきたな・・・」と思ったときに、細い棒を探さなければならないのは、少しイライラします。
無線(バッテリー)で動く
「MX ERGO」は、Bluetooth/Unifyingの無線方式が採用されています。
無線方式は「線がない」というメリットがありますが、マウス自体に電力が必要になるため、マウス内に電池やバッテリーが必要になるデメリットがあります。
「MX ERGO」はバッテリー内蔵タイプのため、バッテリーが切れたら充電をする必要があります。
製品の仕様では、1回のフル充電で最長4ヶ月間、1分の充電で約1日使用可能と書かれているので、日常使用している分には、それほど面倒ではありません。
ただ、トラックボールマウスは動かすことも、持ち歩くこともないと思いますので、有線タイプにして販売価格を抑えた方がよかったのかなと、個人的には思います。
販売価格が10,000円以上する
「MX ERGO」の最大のデメリットは販売価格だと思います。
エレコムトラックボールマウスもロジクールのトラックボールも販売価格は大体4000円ですので、「MX ERGO」は価格が3倍になる高級トラックボールマウスになります。
トラックボールマウスを「使ってみたい」と思った人が、4000円台のトラックボールマウスと「MX ERGO」を比較したとき、恐らく4000円台のマウスを買うと思います。
ただ、トラックボールマウスは、キーボードと同じく毎日使い、パソコン作業の効率化に直結するアイテムなので、最初から「MX ERGO」を購入して、長く使い続けることができれば、結果的に、値段相応のアイテムになるのかなと思います。
まとめ
エレコムなどのトラックボールマウスと販売価格を比較したとき、「MX ERGO」の販売価格はかなり高いと感じると思います。
ただ、その分「MX ERGO」の作りはしっかりとしているので、1回買ってしまえば長く使い続けることができるトラックボールマウスだと思います。
トラックボールマウスは、デュアルディスプレイ環境の人、パソコン作業で手首が疲れてしまう人、机のスペースを広げたい人などにオススメのマウスです。
トラックボールマウスに慣れるまで、少し時間がかかりますが、慣れてしまうと普通のマウスに戻れなくなると思います。
大きな家電量販店に行けば「MX ERGO」の展示品もありますので、実際に手をおいてみると「MX ERGO」の質感がわかると思います。
「トラックボールマウスを買ってみたい」と思っている方は、少し高いですが「MX ERGO」をオススメします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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