スマホ依存に陥らないためには?




みなさん、こんにちは。

ITサポートSORAの関口です。

みなさんはスマホを持っていますか?

総務省の資料によると平成29年度のスマホの保有率は75.1%

いまほとんどの人がスマホを持ち歩いています。

その結果、最近よく見かけるのが「ながらスマホ」

しかも、自転車に乗りながらスマホを操作している人が増えているように感じます。

「ながらスマホ」が危険だとわかっているのに、どうしてながらスマホをしてしまうのでしょうか?

それは、スマホ依存の心理状態に陥って、目の前のリアルよりもスマホ画面内のバーチャルリアルが優先されているから。

では、どうしてスマホ依存になってしまうのでしょうか?

今回は、心のサポートをメインとした「心理カウンセリング空」のブログから、心理面からのスマホ依存について書いていきます。

1.目次

2.歩き(ながら)スマホをする心理

「スマホ依存になる心理」の前に「歩きスマホをする心理」について書いていきます。

「歩きスマホが危険である事」を誰もがわかっているのに、やめることができないのはなぜだろうか?

詳しくは以下のブログでも書いていますが、このブログでは以下4つの要点だけを説明します。

スマホを手放す3つのチャレンジ

2018.01.24

リアルタイム通信が可能となったこと

私がネットワークエンジニアとして仕事を始めた2001年頃、無線通信の通信速度は64kbps~128kbpsだった。

あれから15年以上が経過し通信技術と速度が向上し、現在の無線通信速度は150Mbpsまでに向上した。

これをインターネットからスマホに荷物を運ぶトラックに例えるならば、2001年は時速64kmで荷物を運んでいたトラックが、2018年には時速150,000kmで荷物を運べるようになった。

その結果、私たちのスマホは「リアルタイム通信」が可能となった。

2つの「今」が登場したこと

私たちが生活しているのは現実というリアルの社会。

五感で何かを感じて、頭で色々考えて、色々な人とのコミュニケーションをかわしていくリアルな社会。

一方、スマホで「リアルタイム通信」が可能になったことで、スマホの中にもう一つの「今」である「バーチャルリアル」が登場した。

スマホの画面を通して、情報を検索し、いつでも誰とでもつながることができ、どこでもオンラインゲームが楽しめるバーチャルリアルの社会。

情報化時代の現代には、目の前の「リアル」と「バーチャルリアル」の2つの今が登場した。

人間が意識できるのはひとつの「今」

もし、人間が器用な動物で2つの「今」に対応ができれば、ながらスマホも問題にはならなかった。

しかし、人間は不器用な動物で2つの「今」を同時に意識することはできない。

よって、情報化社会の私たちは現実社会の「リアル」とスマホ画面内の「バーチャルリアル」のどちらかを選択する必要がある。

ながらスマホをしてしまう人は、現実社会の「リアル」よりもスマホ画面内の「バーチャルリアル」を優先的に選択している。

ながらスマホで事故を起こした場合、罰を受けるのはリアルの社会であることを忘れて・・・

人間は楽で楽しい方を選択すること

では、現実社会の「リアル」よりもスマホ画面内の「バーチャルリアル」を優先的に選択をしてしまうのはなぜだろうか?

それは「リアル」よりも「バーチャルリアル」の方が楽(らく)で楽しいから。

読書などの能動的な楽しみよりもゲームなどの受動的な楽しみが優先されているから。

受動的な楽しみと能動的な楽しみの違い

バーチャルリアルと受動的な楽しみを優先的に選択している状態が、歩きスマホをする心理となる。

3.スマホにより衰える人間の基本的能力

歩きスマホをする心理になると、スマホが手放せなくなります。

iPhone・iPadを開発した「スティーブジョブス」は、我が子にスマホを渡さなかったと言われています。

なぜでしょうか?

それは、スマホが手放せなくなると、人間としての以下の基本的能力が低下し、スマホ依存へとつながっていくからだと、私は思います。

想像力

私が子どもの頃、電車の車内で後ろを向いて景色を楽しんだ。

流れゆく景色を見ながら「この電車はどこにいくのだろう?あの建物はなんだろ?」とワクワクと想像していたことを今でも覚えている。

しかし、最近の車内ではスマホをしている子どもは見かけるが、後ろを向いて景色を楽しんでいる子どもがいない。

流れゆく景色は今も昔も変わらないのに、どうして景色を楽しめなくなってしまったのだろう?

景色がつまらなくなったのか、それとも人間が景色を楽しめなくなったのだろうか・・・

スマホで知りたいことを調べ、暇があればゲームをして、寂しければ誰かとつながれる。

スマホですべてをやりとりするから、自分が何かを想像する機会も時間ももてずに想像力が衰えていく。

思考力

知りたいことは、スマホでキーワード検索をすれば、すぐに調べられる時代。

しかし、すぐに調べることができるから、自分をとおして何かを考える余地がなくなった。

本来思考とは、想像という漠然なものを具体的にしていくプロセスであるため、想像する機会そのものを失ったことで思考する機会も失う。

思考力が低下すれば、何かを考えること何かを疑うこともできなくなり、結果としてスマホの検索結果が「正しい」という思い込みに陥っていく。

行動力

スマホがなかった時代、何かを調べたければ、図書館などにいって本を調べる必要があった。

誰かと会うには現地まで赴く必要があった。

しかし、スマホで調べることもつながることもできるようになり、わざわざ調べに行ったり人と会ったりする機会が減った。

行動力は、自分の心から「知りたい」「会いたい」などの欲求からうまれるもの。

スマホで情報を得てなんとなくわかった気持ちになり、SNSでそれとなくつながれていることで、行動する欲求が湧き起こらなくなる。

忍耐力

以前、子どもたちと農業体験をしていたとき、小学4年生の子が「麦を作るのは簡単だよ!7分もあれば育てられるよ」と自信満々に言っていた。

その子の話を詳しく聞くとオンラインゲームの話だった。

しかし、その子は「麦は7分で育つ」と信じていた。

「麦は7分で育つ」と信じている子が、パンが焼けるまでの5分を我慢できるだろうか?、パンを味わって食べることができるのだろうか?

また、Amazonなどで注文すると翌日配達があたりまえになった。

翌日配達があたりまえになると、商品納品まで3日間と言われると、その3日間がとても長く感じるようになる。

リアルタイム通信が可能になったことで、私たちは情報に追われるようになり、じっくりと待つことができなくなった。

忍耐力が低下し、その結果、ちょっとしたことでキレやすくなった。

コミュニケーション力

リアルタイム通信が可能になったことで、LINEやFacebookなど短い文章やスタンプでコミュニケーションを交わすようになった。

その結果、短い言葉やスタンプを何度も交わすようになり、スマホを手放せなくなった。

私たちはなぜコミュニケーションを交わすのだろうか?

コミュニケーションは、自分の考えや思いを伝えること、相手の考えや思いを理解すること、お互いが共通認識を持つために交わすもの。

SNSでの短い文章のやりとりだけでは、コミュニケーション力が育たない。

また、SNSに時間をとられ、コミュニケーションで一番大切な自分は何を思いどう考えているか?を見失ってしまう。

4.スマホ依存になる心理

スマホを手放せなくなると以下の人間としての基本的能力が低下します。

  • 想像力
  • 思考力
  • 行動力
  • 忍耐力
  • コミュニケーション力

これらは人間が社会で生きていくうえでの基本的な能力です。。

この基本的な能力が落ちると、心は不安で自信が持てず何かに依存したくなります。

そして、依存先がいつも持っているスマホになるとスマホ依存の心理となります。

スマホ依存の心理には「快楽からの依存」と「不安からの依存」の2つに分けけられます。

快楽からの依存

快楽からの依存は、ギャンブル依存・アルコール依存と同じ心理状態。

人間の基本的能力が低下すると、なにをやっても心は満たされなくなる。

何かで心を満たしたいと思い、楽しそうなスマホゲームをとりあえずはじめてしまう。

ゲームは楽しいと感じるが、その楽しさの正体は外から刺激を受けることで感じ得る「快楽」。

「快楽」はいつまでたっても心が満たされたない。

「快楽」は依存性が高く、「もっと楽しみたい」「もっと強くなりたい」という欲求が強くなり、オンラインゲームにのめり込み、アイテムを買うためにどんどん課金をしてしまう。

やがて、自分の生きている世界が、リアルからバーチャルリアルへとシフトしてしまい、いつでもどこでもオンラインゲームの世界に浸かってしまう。

そして、リアルの世界で歩きながらバーチャルリアルの世界の中で生きてしまう。

不安からの依存

人間の基本的能力が低下すると、心は不安になる。

何かで不安を補いたいと思い、SNSで誰かとつながろうとしてしまう。

SNSで誰かとつながれることで心は安心をする。

しかし、今度はそのつながりが切れることを恐れてしまい、なんとかしてつながりを維持しようとする。

友人のインスタ映え写真に「いいね」を押して、何気ないLINEにすぐに返信をして、バーチャルのつながりを維持しようとすることで、心の安心を得ようとする。

バーチャルのつながりが優先され続けると、リアルの自分がどう思うか?よりもSNS(バーチャルリアル)で自分がどう思われているか?ばかりが気になり、自分自身を見失ってしまう。

SNSでつながる前に、自分自身とつながろう

5.スマホ依存に陥らないためには?

スマホ依存に陥ると、スマホがないと楽しみがなく毎日が不安で生きている実感がなくなります。

そうならいためにも、スマホがなくても自信をもって「自分らしく」いられるような状態、心が安定した状態を、リアルの世界で作り出していく必要があります。

では、どのようにしてその状態を作っていけばいいのでしょうか?

スマホ依存に陥るのは、人間としての基本的能力が低下してしまうためです。

逆に言えば、人間としての基本的能力を高めるように意識すれば、スマホ依存には陥りません。

想像力を高める

想像力を高めるには、自分でいろいろなことをイメージしてみること。

映画や本や音楽などにふれて、自分の五感を刺激して自分の中に眠っている想像力のスイッチを入れること。

想像力を高めるときのポイントは、想像した物事の良いとか悪いとかの評価を下すのではなく、想像すること自体を楽しんですること。

思考力を高める

思考力を高めるには、自分でいろいろなことを考えてみる。

例えば、スマホで何かを検索するとき、すぐに検索をして答えを求めるのではなく、まずは自分で答えと根拠などの仮説を考えてから、検索でも調べてみること。

思考力を高めるポイントは、5W1Hなど様々な角度から物事を考えたり、ネットの情報を疑ってみたりするなど、思考のプロセスを楽しんですること。

行動力を高める

行動力を高めるには、いろいろなことを実際にやってみること。

友達に会いたいと思えば会いに行き、何かを調べたいと思えば図書館で調べてみるなど、自分の欲求に対して自ら行動を起こすことで、行動力は自然と身に付いてくる。

行動力を高めるポイントは、いきなり大きな行動するのではなく、まずは小さな行動からはじめ、それを1歩1歩と積み上げていくこと。

忍耐力を高める

忍耐力を高めるには、自分で何かを我慢する日をつくること。

スマホで忍耐力が低下してしまったのであれば、スマホで忍耐力を高めればいい。

例えば、半日スマホの電源を切っておく。

スマホの電源を切ると、「LINEがきていないかな・・・」と不安に思うかもしれない。

しかし、その不安を我慢することで忍耐力がついてくる。

もし、半日も電源を切ることが怖くてできないのであれば、前もって大切な人には「この日はつながりません」と宣言しておくことで、不安は事前に解消できる。

忍耐力を高めるポイントも、いきなり過度なストレスがかかることをするのではなく、まずは小さなストレス、小さな我慢からはじめられることを設定すること。

コミュニケーション力を高める

コミュニケーション力を高めるには、自分の本当の思いや考えに気づけるようになること。

自分の本当の思いや考えに気づくには、自分自身との対話をすること。

心は不思議なもので、自分自身と対話をして本当の自分を理解することができたとき、心からの安心感を得ることができる。

心から安心感を得ることができれば、本来のコミュニケーションを取り戻し、必要な人と必要なことについてコミュニケーションを交わすことがスムーズにできるようになる。

コミュニケーション力を高めるポイントは、日々自分が何を思いどう考えているのかを見つけていくこと。そのためには、認知行動療法をベースにした日記を書くことをお勧めする。

うつ病にもオススメ!自分でできる認知行動療法のやり方

6.まとめ

スマホを使うことで人間の基本的能力が低下し、自分に自信を持てず心が不安を感じはじめます。

自信が持てずに不安を感じるから、スマホが手放せなくなりスマホ依存へ発展していきます。

スマホへの依存度が強くなると理性が弱まります。

理性が弱まると物事の正しい判断ができなくなり、依存しているものが優先されます。

その結果、歩きスマホが危険だとわかっていても、歩きスマホやめることができなくなります。

しかし、ながらスマホで事故を起こしたとき、罪を受けるのはリアルの自分自身。

その時に依存から目が覚めたのでは手遅れです。

そうならないためにも、リアルの社会の中で人間としての基本的能力を高める努力が必要です。

基本的能力が高まることで、心から安心を感じ心から楽しいと感じられるようになり、生きている実感も取り戻せます。

これからも情報化社会は進化していき、最後は人工知能(AI)が登場します。

人工知能が登場したとき、スマホを使う人とスマホに使われる人の2極化が起こります。

膨大な情報の中から、何かを検索し必要な答えを導き出すプロセスは人工知能には敵いません。

しかし、基本的能力を持った人間には、人工知能は敵いません。

なぜならば、人工知能はゼロから何かを想像することも、何かを感じる得ることも、何かにチャレンジすることもできないからです。

だからこそ、これからの人工知能の登場に備えるために、スマホ依存から脱却し、リアルな社会の中で自分が自分らしく生きていけるよう人間としての能力を育てていきましょう。

ここまでお読みいただき有り難うございました。

最後に、「心理カウンセリング空」では6カ月間の心理カウンセリングを通して人間としての基本的能力を高める「ライフ・カウンセリング」を行っています。

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ABOUTこの記事をかいた人


ネットワークスペシャリストと心理カウンセラーの資格をもち、埼玉県ふじみ野市を中心に提案型ITサポート・HP制作等を行なっております。
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