みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口剛史です。
2019年5月に、Windows10の大型WindowsUpdate「May 2019 Update」がリリースされました。
7月に入り、私が利用しているデスクトップパソコンとSurface GoにもMay 2019 Updateの通知が表示されるようになりました。
これまでのWindows10大型アップデートでは、共有フォルダ・ネットワークドライブにアクセスできなくなる不具合の発生やハードディスクの容量不足により苦労した経験があります。
「今回のUpdateは大丈夫か・・・」と思いながら作業を進めましたが、Surface Goのアップデートでもトラブルが発生しました。
Surface Goに 「May 2019 Update」をインストールした時のトラブル
最初に結論から書きます。
Surface GoやWindowsタブレットに「May 2019 Update」をインストールするときは、事前に32GB以上の空き容量を確保したほうがよさそうです。
そうしないと、インストールに非常に時間がかかり、インストール途中で止まる可能性があります。
「May 2019 Update」には32GB以上の空きスペースが必要ですが、私はSurface Goの空きディスク容量が5GBの状態でインストール(アップデート)をはじめました。
今までの大型アップデートでは、ディスク空き容量が少ないときの一時保存先として「USBメモリ」のみでしたが、今回のアップデートからは「SDカード」を指定できるようになっているからです。
ディスク容量不足で「Windowsの更新には空き容量が必要です」と警告が表示され、外部記憶装置を指定する画面で「SDカード」を指定。
内部ディスクの保存容量が少ないSurface GoやWindowsタブレットでは、SDカードを一時保存先として使えるのは、うれしい仕様変更です。
しかし、ここから問題の連続でした。
まず、Surface Goで「May 2019 Update」のインストールを開始すると、「インストール中」の状態が6時間以上かかりました。
一応、インストール中もWindowsを利用できますが、バックグランドでインストールプロセスが動いていて、いつインストールが終わるかわからない状況では、Windowsを使う気持ちにはなれません。
ちなみに、デスクトップパソコンでは、1時間以内でインストール(アップデート)が完了しています。
ようやく、インストール準備が終わり「再起動」の画面が表示されました。
Windowsを再起動しアップデートを開始。
今度は「外部記憶メディアを挿入し「OK」を押してください」エラーが表示され、SDカードが差し込まれていても進むことができない状況
仕方なく「キャンセル」を押すと復元処理がはじまり、インストールを開始する前の状態に戻ってしまいました。6時間以上かけてインストールしたのは何だったのでしょうか・・・
続いて、Surface Goの本体ディスクから不要なファイルを削除し、ディスククリーンアップを行い、32GB以上の空き容量を確保しました。
再び「May 2019 Update」を開始。
今度は1時間ほどで、インストールが完了しました。
今回の不具合は、私の環境のみで起きたのかもしれませんが、「May 2019 Update」は「SDカード」ではなく、Surface Goの本体ストレージに32GB以上の空き容量を確保してから行った方が確実です。
May 2019 Updateの新機能
「May 2019 Update」は、大きな機能追加・変化はなく、細かな改善や機能追加がほとんどです。
そのなかで目玉機能になるのが「Windowsサンドボックス機能」です。
※Windows10 Pro/Enterpriseエディションのみで利用可能。
サンドボックス機能は、Windows10上に仮想Windows10を使える機能で、アプリケーションの検証や、ウイルス感染が疑われるファイルの実行などを仮想Windows10上で安全に行うことができます。
ただ、一般的な業務で「サンドボックス機能」を使うことはありませんので、「May 2019 Update」は目に見えた新機能がないというのが個人的な感想です。
まとめ
今までのWindows10大型アップデートでは、ディスクの必要空き容量が、32bit版で16GB、64bit版が20GBでしたが、「May 2019 Update」では空き容量が32GB以上を求められます。
Surface Goのディスク容量が128GB、Windowsアップデートのために32GB以上の空きスペースを確保するは厳しい状況です。
Surface Goの内部ディスクは日常で必要なものを保存する場所であって、アップデートのために空けておくものではありません。
Windows10の機能強化もいいですが、もっと少ない容量でアップデートできるようになることを、切に願います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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