みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市ITサポートSORAの関口です。
ホームページと聞くと、多くの人が「難しそう・・・」と思われますが、「Wordpress」が登場したおかげで、誰もが気軽にホームページを持てる時代になりました。
このホームページも「Wordpress」と有料テンプレートを利用しています。
テンプレートとは、デザインや機能面で、ある程度完成されたホームページのフォーマットです。テンプレートを使うことで、今までの必須スキルだったHTML/CSS言語を知らなくても簡単にホームページのデザインを変えることができます。
先日、ホームページのテンプレートを「STORK(ストーク)」から「THE THOR(トール)」に変更しました。
今日は「STORK」から「THE THOR」に変更した理由と変更ポイントについて書いていきます。
STOKからTHE THORに変更した理由
「STORK」も「THE THOR」もWordpressでは有名な有料テンプレートです。
このサイトでは、2019年6月まで「STORK」を利用していました。
「STORK」はデザインもよく、とても使いやすいテンプレートでしたが、SEO設定・キャッシュ設定・人気記事の表示・AMP化などの機能と追加する度に、プラグインが増えていきました。
プラグインが増えると、Wordpressのレスポンスが低下し、プラグイン毎の設定項目が増えるなど、サイト運営が乱雑になります。
そこで、もっとシンプルに使えるWordpressテンプレートを探した結果、「THE THOR」(以下 THOR)に変更することにしました。
THORを選択した理由は以下のとおり。
- 必要機能が組み込まれていること(プラグインの削減)
- 1ライセンスで複数サイトの利用がOKなこと。(STORKは1ライセンスに1サイト)
- スマホの固定フッターが標準機能であること(アクセスの大半はスマホから)
- 「成長・進化し続けるテーマ」というコンセプトに共感したこと
特に、Wordpressテンプレートは、テンプレート専用のショートコードで記事中にデザインを入れることができ便利な反面、専用ショートコードはテンプレートに依存することになります。
ひとつのテンプレートを長く使えば使うほど、テンプレートを切り替えるのが難しくなるので、THORの「ひとつのテンプレートを育てていく(バージョンアップ)」という考えは、ユーザーにとって大きなメリットになります。
STORKからTHORへの変更ポイント
STORKからTHORへ変更時のポイントをご紹介します。
THORの購入
THORのホームページより、テンプレートを購入(価格:14,800円(税別))
また、THORは各アフィリエイターのサイトでも販売しており、アフィリエイターのサイトから購入することで独自の特典が付くところもあります。
ご自身に必要な特典があれば、アフィリエイターのサイトから購入するのもいいと思います。
テンプレート本体・デザインのダウンロード
購入手続き完了後、THOR本体テンプレートをダウンロードします。
THORには、8種類のデザインが準備されていますので、希望のデザインもダウンロードしておきます。
既存サイトのバックアップ
THORへの乗り換え前に、既存サイトのフルバックアップをとっておきます。
WordPressのバックアップにはUpdrafutが便利です。
不要プラグインの停止
次にTHORを使うことで不要になるプラグイン類を停止します。
私は以下のプラグインを停止しました。
- SEO対策(Yoast SEO)
- キャッシュ(WP Fastest Cache)
- 人気記事(Popular Posts)
- テキストエディタ(TinyMCE)
- AMP化プラグイン(AMP for WP )
THORにはコンタクトフォーム機能が標準に備わっていますがカスタマイズできないため、フォームプラグインの「Contact Form 7」は引き続き利用しました。
テーマの切り替え
WordPressの「外観」からテンプレートをTHORに変更します。
デザインテンプレートの適用
最初に「Customizer Export/Import」プラグインを事前にインストール
続いて、THORのカスタマイザーからデザインファイルをインポート
デザインファイルのインポートをすると、THORの設定が初期値に戻ります。よって、まずはデザインテンプレートを確定後、各設定を行うことをオススメします。
THORの各種設定作業
THORのカスタマイズから、見出しのデザイン、背景色などを変更。設定項目が多く最初は大変ですが、この設定がホームページのオリジナリティになります。
購入時に発行された「ライセンスコード」を入力。ライセンスコードを入力することでバージョンアップを受けられます。
STORK用ショートコードの入れ替え
ブログ記事中に点在するSTORKのショートコードをTHOR用に変更する必要があり、これがテンプレート乗り換えの1番の大変なところ。
「Search Regex」というプラグインを利用すれば、ある程度のショートコードを一括して切り替えることができます。
ただ、STORKすべてのショートコードを「Search Regex」で切り替えられない箇所は手動で修正しました。
余談ですが、「Search Regex」でショートコードの書き換え途中に処理が失敗して、ホームページに一切アクセスできなくなる不具合が発生しました。結局、WebサーバーからWordpressを1回削除して、バックアップから全データを復元する羽目になりました。
繰り返しになりますが、Wordpressのテンプレート入れ替え時は、事前にバックアップをとっておきましょう。
「STORK」から「THOR」に変えて変化したこと
まず、テンプレートを乗り換えるときに気になるのが「アクセス数」ではないでしょうか。
THORは内部SEO対策がしっかりされておりアクセス数の向上が期待されますが、STORKからTHORに変えた後もアクセス数に変化はありません。これはSTORKも内部SEO対策がしっかりされていたテンプレートだったからだと思います。
ホームページ内の内部リンククリック数とAmazonアフィリエイトの売り上げが向上しました。
これは、内部リンクやAmazonアフィリエイトをクリックしやすいデザインになったこと、AMPを非対応にしたことが大きな要因と考えています。
後はプラグインが少なくなったことで、プラグインの設定や更新などの運用面が楽になりました。
一方、THORに変更してからの問題点として、GoogleウェブマスターツールでAMPでエラーが多発しました。
STORK時のAMP化の目的は、Googleの流れにのること、記事を早く表示させ検索順位を上げることでした。
しかし、今回THORに変えたことで記事の表示速度が速くなったため、THORへの変更とともにAMP化を非対応にしました。
まとめ
STORKからTHORへの切り替え作業は1日あれば終わります。
ただ、ショートコードを多用していると修正に時間がかかると思います。
WordPressはテンプレートやプラグインでいろいろと拡張できますが、拡張しすぎるとホームページの表示が遅くなり、プラグインの運用管理の手間が増え、いざというときにリカバリに時間がかかります。
今回、STORKからTHORへテンプレートの切り替えで、Wordpressはシンプルにしておくことが大事だと改めて感じました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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