みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市でIT/パソコンサポートをおこなっているSORAの関口です
企業の部署内・プロジェクトチーム内でファイルを共有する方法として、オンラインストレージの『Dropbox』を利用されている方も多いと思います
先日、都内の企業様より「パソコンのDropboxで同期ができなくなったので解決してほしい」とのご依頼をいただきました。
リモートサポートでパソコンを調査した結果、ウイルス対策ソフトが原因でDropboxが同期できていない状況でした。
今回は「パソコンのDropboxで同期できない」トラブルサポートについて書いていきます。
パソコンのDropboxで同期できない原因
リモートサポートで、Dropboxを同期できないパソコンの調査開始。
Dropboxの設定を変更したあと、Dropboxを起動すると下記のメッセージが表示されようになったとのこと。
別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません。
フォルダーまたはファイルを閉じてから再実行してください。
Web版のDropboxではデータ同期ができているため、Windows上の何らかのアプリが、Dropboxフォルダを開いているため、Dropboxがフォルダを再構築できないのが原因。
「パソコンのDropboxで同期できない」トラブルサポート
Windowsの再起動、Dropboxアプリの再インストールを行っても症状は変わらない。何らかのアプリがWindows起動時にDropboxフォルダをつかんでいる状況。
フォルダをつかんでいるアプリを調べたところ、ウイルス対策ソフトがフォルダをつかんでいることが判明。
ウイルス対策ソフトを一時停止させ、問題のDropboxフォルダをリネーム。
パソコン版Dropboxアプリでフォルダの再構築をしたところ、全てのデータが同期できるようになりました。
上記の結果から、Dropboxの設定を変更した際、ウイルス対策ソフトがDropboxフォルダをつかみ続けため、パソコン版DropboxアプリがDropboxフォルダを開けなくなったのが原因でした。
まとめ
Dropboxなどのオンラインストレージサービスは便利な反面、不具合発生時のサポートは期待できないため、自分で問題を解決する必要があります。
Dropboxは、Dropboxクラウド内で同期を行い、そのクラウドデータとパソコンを同期する仕組みです。
よって、Dropboxデータの同期がうまくいない場合は、まずはWeb版Dropboxでクラウド内の同期できているかを確認してください。
Web版Dropboxで同期できていない場合は、ユーザーID・共有フォルダの設定に誤りがあります。
Web版Dropboxで同期できていて、パソコン版Dropboxで同期できない場合は、Dropboxアプリの設定の誤り、今回のようなWindows上の不具合の可能性があります。
Dropbox・Onedrive・Googledriveなどのオンラインストレージで不具合が起きたとき、まずは『クラウド上の問題』と『パソコン上の問題』を切り分けることで、問題の原因が特定できてスムーズに復旧ができるようになります。
下記のブログもご参考ください。
お読みいただきありがとうございました。
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