大規模な通信・システム障害に備えておこう

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口剛史です。

2022年7月2日から4日にかけてKDDI(au)の通信網で通信障害が発生し、約2日間通話・通信がつながらない、つながりづらくなる通信障害が発生しました。

今回のKDDIの通信障害以外にも、最近は社会に影響を及ぼすような通信・システム障害が発生しており、大規模な通信・システム障害に1人1人が備えておく必要があると思います。

今日は「大規模な通信・システム障害に備えておこう」についてブログを書きます。

最近の大規模な通信・システム障害発生一覧

2021年・2022年では、主に以下の通信・システム障害が発生し、社会インフラに影響がでました。

発生日 発生会社 原因
2022年7月2日~4日 KDDI(KDDI) ルーター(VoLTE交換機?)交換の影響
2021年10月14日 NTTドコモ サーバ交換作業の影響
2021年9月8日
2021年10月7日
楽天ひかり アクセス集中のため(DNS障害?)
2021年9月2日 Amazon WebService(東京リージョン) 機器障害の影響
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NTTとKDDIの障害原因が、機器の交換作業により通信障害が発生していることから、インターネットシステムが複雑化・肥大化しすぎて、システムを人が制御できなくなりつつあるのではと感じます。

また、上記以外でも地域の通信回線・機器の故障による通信障害、建物内のネットワーク機器の故障などによる通信障害が日々発生しております。

5G・VoLTE・IoT・SNS・クラウドサービスなど、すべて通信がIP化されリアルタイムでトラフィックが流れ続けるネットワーク網を運用管理するのは大変な状況にあるのではないでしょうか。

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通信・システム障害は発生するもの

インターネットやクラウドとは、1本ずつの線と1台ずつのネットワーク機器とサーバーの集合体です。

よって、インターネット回線1本、ネットワーク機器1台でも障害が起きると通信・システム障害につながる可能性があります。

もちろん、通信会社も機器障害に備えてシステムに冗長性をもたせバックアップ回線や機器を備えてあると思います。

しかし、運用設計上は冗長・バックアップされていても、実際のトラブル発生時にメインからバックアップに切り替わる際に2次障害は発生しやすいものです。

今回の大規模障害により、通信会社により強固な通信システムを求められるようになると思いますが、実際のところ複雑化した通信・システムの障害を完全になくすことは不可能だと思います。

また、インターネットは電力で動いており、電力が止まればネットはすぐに使えなくなります。

2018年9月6日に発生した北海道地震では大規模停電(ブラックアウト)が発生しました。

その際、携帯電話の電波を発している携帯電話基地局のバッテリー時間は24時間ほどと報道されていました。(当然、基地局のバッテリーが切れれば、そのエリアのスマホは通信できなくなります)

その他、エリアの光回線を収容する基地局、サーバを収容するデータセンターを発電機やバッテリーで動かしたとしても24時間以上の運用は厳しいと思われます。

大都市部で大地震が発生した際、電力が停止するかしないか、電力が停止した際にどのくらいの時間で復旧できるかが、非常時に通信やシステムが使えるかどうかの分かれ道になります。

個人的は、災害時や非常時にはすべての通信・システムが使えなくなることを想定し、常に備えておいたほうがいいと感じます。

大規模な通信・システム障害に備えておこう

大規模な通信・システム障害に備えることを考える前に、まずは通信・システム障害が起こると私たちの生活で何が使えなくなるのでしょうか?、思いついたことをリストアップしました。

  • インターネット(検索・ショッピング)
  • IP電話(ひかり電話等)
  • 電子・スマホ決済
  • クレジットカード決済
  • 交通系ICカード
  • SNS
  • 観測・監視システム
  • クラウドシステム
  • その他、インターネットを介しているシステム

また、通信障害の影響により交通・物流・電子取引システムなどにも影響がでると思われます。

これからの通信・システムに障害が起きると想定したうえで、私たち1人1人はどのような備えが必要でしょうか。

以下3つの視点で考えてみました。

  • 技術的備え
  • 社会的備え
  • 精神的備え

技術的備え

複数のアクセス回線を持つ

今回のKDDIの通信障害のように、通信会社・プロバイダ単体の障害の場合は、異なるアクセス回線を持つことで対応できます。

少し前まで、私はNECモバイルルータ(MR-05 )にNTT系SIMと楽天(KDDI)系SIMを入れて、切り替えられる体制で運用していました。最近は運用を見直しスマホ(ドコモ系)・タブレット(SoftBank系)・自宅(NURO光)と使い分けています。

ただ、上記対策は通信会社・プロバイダ単体の障害時に有効で、インターネット全体やクラウドサービスの障害には効果ありません。

インターネットが使えないことを想定しておく

最近は、業務システムやファイルサーバなどもクラウド化されています。クラウドは簡単に使えて運用が容易ですが、インターネットに繋がらないと使い物にならなくなります。

システム・インフラの規模により対策は異なりますが、身近なもので例えると、Windows標準のクラウドストレージサービスの「OneDrive」を標準設定で使うと、通信障害時にデータにアクセスできなくなります。(初期設定でオンデマンド機能が有効になっているため)

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OneDriveオススメの構成

業務上必要なシステムやデータをすべてクラウドに預けるのではなく、通信障害時でも運用できるミニマムシステムの構築や重要なデータはローカルにも同期しておくなど、通信・システム障害に備えたシステムや体制づくりも必要かと思います。

社会的備え

現金を常に持ち歩く

現代は、クレジットカード決済、スマホ決済などが多くの場所で電子決済が利用できます。

電子決済は、お金のやり取りが不要、ポイントが付くなどメリットがありますが、通信障害や停電が発生すると、全く使うことができなくなります。

通信・システム障害時に、食べ物・飲み物・電車代・電話代ぐらいを支払える分の現金は持っていた方が、社会的混乱は少なくなると思います。

日頃からコミュニケーションをしっかりしておく

SNSが普及してから、SNSでコミュニケーションをする人が増えているように感じます。

2021年10月14日にドコモの障害が発生した際、私は電車の中にいたのですが、となりにいた人が「インターネットにつながらないとLINEをしたいのに、LINEがつながらない」とこぼしていました。

SNSはリアルタイムで通信ができるため、連絡や約束や調整が簡単にできます。しかし、SNSにコミュニケーションを依存してしまうと、通信障害時などにコミュニケーション手段がわらなくなると思います。

インターネットは災害時に強いと言われておりますが、それは電力が生きている場合の話で、大規模停電が起きればインターネットは使えません。

大規模通信・システム障害時にどういう対応をするべきかなど、家族や職場でのコミュニケーションをしておくことが必要かと思います。

精神的備え

スマホ依存からの脱却

個人的には大規模通信・システム障害発生時に1番問題になるのが人々の不安やパニックだと思います。

現代は通信がつながっていることが前提で成り立っている情報化社会です。その社会に慣れてしまうと、つながっていないことに不安やストレスを感じパニックになることが考えられます。

特にスマホへの依存度が強い人ほど、今回のような障害発生時に不安を感じたり、周囲に怒りをぶちまけたりします。

人間は不安やパニックになると物事の判断力が低下し更に不安感が増していき、それが社会全体の不安へも発展することも想定できます。

スマホは使えると便利だけれど、スマホが使えなくても大丈夫な精神を育てたいものです。

私の心理系のホームページではスマホ依存に関する記事を書いていますので、そちらもご参考ください。

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まとめ

今回のような大規模通信障害を2度と起こさないようにするために、通信会社は最大限の努力をするべきです。しかし、どんなに努力したところで完全・完璧な通信システムの構築などはできません。

特に、複雑化・肥大化したインターネットシステムの運用は非常に複雑であり、また電力が止まれは通信システムはすぐに使えなくなることを利用者も事前に理解しておくべきです。

利用者側が事前に理解しておくことで、必要な人は複数のアクセス回線を準備する、ミニマムでシステム運用をできる体制をつくるなどの備えができると思います。

今回の問題をKDDI 1社の問題にするのではなく、私たちは非常に脆い情報社会のなかで暮らしていることを1人1人が理解し、1人1人が技術・社会・精神的に備えておくことが大切だと感じました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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