みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口剛史です。
本日(2021年9月8日)20時40分頃から楽天ひかり回線で「インターネットにつながらない」「表示スピードが遅い」「一部ホームページが見れない」等の障害が発生しているようです。
私も楽天ひかりを使用していますが、DNS障害により名前解決ができないことが問題のようです。
パソコンのDNSサーバの参照先を手動で変更すれば、とりあえずインターネットにつながる可能性が高いので、対処方法をお伝えします。
楽天ひかりのインターネット障害?
本日(2021年9月8日)20時頃から楽天光の回線でインターネットにつながらない障害が発生しているようです。
インターネットに接続すると「このサイトにアクセスできません。xxxxサーバのIPアドレスが見つかりませんでした」と表示されます。
エラーは「ERR_NAME_NOTE_RESOLVED」でDNSエラーとなります。
私は、楽天ひかりへはIPv6 IPoE方式とPPPoE(IPv4)で接続しています。
自宅ネットワークのパソコン・スマホの参照先DNSはルータの場合がほとんどで、ルータはプロバイダーから割り当てられたDNSを参照しています。
DNSサーバは楽天とはちがう会社が運用しているようです。
ちなみに、インターネット回線のDNS障害により自宅のWi-Fiがつながらない場合は、回線が復旧するまでの間、以下の方法でつながる可能性が高いです。
- スマホの場合はWI-FIを切り4G(LTE)で接続する(パケットを消費します)
- パソコンの場合は、接続先をスマホのテザリングに切替えるか、DNS参照先を手動で切替える
- ルータの参照先DNSを手動で設定する。
ルータの参照先DNSを手動で設定することで、ルータ配下の機器はそのまま使えるようになりますが、ルータの設定方法は機種により異なりますので、ここではパソコン(Windows10)のDNS参照先の変更手順をご紹介します。
DNS参照先の変更手順(DNSサーバ障害時の対応方法)
DNS障害の場合、パソコンのDNS参照先を変更することで、インターネットにつながるようになります。
1.Windows10の設定からネットワークとインターネットをクリック
2.アダプターのオプションを変更するをクリック
3.インターネットに接続ネットワークアダプタを右クリックしプロパティ。(LANケーブルで接続している場合はイーサネットアダプタを右クリック)
4.インターネットプロトコルバージョン(TCP/IPv4)のプロパティ
5.次のDNSサーバのアドレスを使うを選択し、優先DNSサーバを8.8.8.8 or 1.1.1.1 を入力しOKをクリック
これでインターネットにつながるようになります。
楽天光の障害が復旧したら、DNSサーバの参照先を”DNSサーバのアドレスを自動的に取得する”に戻してください。
まとめ
最近、DNSがらみのトラブルが多いように感じます。
DNSはインターネットで重要な役割を果たしており、DNSで障害が起きれば多くの機器がつながらなくなります。
今回の不具合が楽天ひかりの障害かどうかわかりませんが、障害発生から2時間経過した現在も、楽天ひかりの障害情報には情報がアップされていません。
ネットワーク障害が起きたときに、一刻も早くユーザーに状況を伝える仕組みがないと、ユーザーがネットワーク機器を変更してしまい、2次障害が発生することもあります。
しかし、インターネットにつながらなければ、情報発信もトラブル時の対応方法も調べられない現代です。
今回は局地的なネットワーク障害のようですが、これがインターネット全体に広がるネットワーク障害だったら、社会はどうなるのでしょうか?
先日にはAWS障害が起きたりと、人間がインターネットをコントロールできなくなりつつあるように感じます。
障害復旧情報
障害発生から、3時間後の23時40分頃に回線が復旧しました。
原因は、アルテリア・ネットワーク株式会社が提供するIPv6通信サービスの障害だったとのこと。
おそらく、IPv6ネットワークのDNSサーバに障害があったのだと思います。
よって、ルータの接続先をIPv6のIPoE接続からIPv4のPPoE接続に切替えることでも、暫定的な障害対応ができたのだと思います。
いずれにしても、今回の障害が、オンライン会議・授業等がない夜で、障害を3時間で復旧できてよかったです。
障害対応していただいた方、ありがとうございました。
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