埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
情報化時代となり、コミュニケーションの交わし方が大きく変わりました。
以前は、電話や手紙などでコミュニケーションを交わしていましたが、1人ひとりがスマホやパソコンを持つようになってから、コミュニケーションは『デジタル文章』で交わすようになりました。
このブログも『デジタル文章』で思いを伝えるひとつのツールです。
そして、デジタル文章で思いを伝えるための必需品が「キーボード」です。
ところで、今お使いのキーボードは、あなたのスタイルに合っていますか?
キーボードが自分のスタイルに合っていないと、入力に時間を要し、肩こりや手首の腱鞘炎など体に負担がかかり、伝えるべき事もスムーズに伝えられません。
そのために、私も色々なキーボードを試してきたのですが、ようやく私のスタイルにあったキーボードが見つかりました。それがマイクロソフト製の人間工学デザインキーボード「スカルプト エルゴミック(Sculpt Ergonomic)」です。
今回は「人間工学デザインキーボード スカルプト エルゴミック(Sculpt Ergonomic)」について書いていきます。
今までのキーボードの問題点
私は、メインパソコンとしてSurface Pro 3を事務所でも外出先でも使用しています。
以前は、Surface Pro 3とタイプカバーだけでパソコン作業をしていたのですが、小さな画面と小さなタイプカバーで長時間作業をしていると、首まわりや肩がバキバキに凝ってしまいました。
長時間パソコン作業時の肩こり解消のために、事務椅子を肘掛け付きのものに変え、Surface Pro 3のドッキングステーションを使い、ディスプレイをデュアル化・マウスはトラックボール、キーボードは打撃感が心地よい「FILCO製 MINILA 茶軸キーボード」を使うようにしました。
その結果、「正しい姿勢」でパソコン作業ができるようになり、首まわりや肩こりはなくなりました。
しかし、今度は手首の周りに違和感を抱くようになりました。そのため、FILCOの専用パームレストを置いたりと改善策を試みたのですが、長時間のパソコン作業を終えると、手首が痛くなっていました。
手首が痛くなる理由
次に、手首が痛くなり理由を観察したところ、事務椅子の肘掛けの角度とキーボードの位置に問題があることがわかりました。
肩への負担を少なくするため、事務椅子の肘掛けに肘を置いてキーボードで入力をします。そのときの手首の角度が下図のようにきつくなっており、手首へと負担がかかっていました。
肘掛けに肘を乗せながら、手首に負担がかからないキーボードを探したところ、人間工学キーボードが見つかり、早速Amazonでマイクロソフト製スカルプト エルゴミック(Sculpt Ergonomic) キーボードを購入しました。
人間工学キーボードのメリット・デメリット
人間工学(エルゴノミクス理論)とは、人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように物や環境のデザインをすること。
よって、人間工学キーボードでは、キーボードに人が合わせるのではなく、人にキーボードを合わせています。
その結果、人間工学キーボードは、キーボードが全体が指に沿って曲線を描き、中心部が盛り上がるという独特のデザインをしています。
今まで普通のキーボードに慣れてきた人には、かなり違和感があるデザインです。はじめて人間工学キーボードを使った私が感じた、スカルプト エルゴミックキーボードのメリット・デメリットをご紹介します。
人間工学キーボード(スカルプト エルゴミック)のメリット
手首への負担軽減
キーボードのホームポジションへ指を置いたとき、手首が真っ直ぐの状態になるので、手首への負担が軽減されます。
キーボードの上に自然と腕を置いた状態で入力ができるので、長時間の作業の後でも手首の痛みはなくなりました。また、手首が広がることで肩も広がり、以前よりも更に姿勢がよくなったと感じます。
テンキーが別でコンパクト
以前から人間工学キーボードに興味はあったのですが、その独特なデザインとキーボード本体の大きさから、購入するのをためらっていました。
今回購入した「スカルプト エルゴミック」キーボードは、テンキーが別扱いになっているため、人間工学キーボードの割には非常にコンパクトです。FILCOのMINLAキーボード+パームレストと比べても、大きさは大差ありません。
コストパフォーマンスがよい
キーボードは入力性能が高くなると、値段もあがります。1番打撃感がいいと言われている、静電容量無接点式キーボードは約15,000円~20,000円します。またFILCO製のメカニカルキーボード式も10,000円ほどです。
「スカルプト エルゴミック]はパンタグラフ式のキーボードで、打撃感はあまりよくありません。しかし、心地よい打撃感よりも、肩や腕、手首が自然な状態で入力をできることの方が優先だと思いますので、10,000円以下で購入できる「スカルプト エルゴミック」のコストパフォーマンスがいい製品だ感じます。
ちなみに、「スカルプ エルゴミック」は量販店で買うと約8,000円するのですが、Amazonの企業向け(簡易包装)の「スカルプ エルゴミック」を購入すれば6,000円程で購入できますので、包装にこだわりがないかたにはオススメです。
人間工学キーボード(スカルプト エルゴミック)のデメリット
キーボードに慣れるまで非効率になる
「スカルプト エルゴミック」は人間に合わせたキーボードです。
しかし、私は十数年キーボードに合わせてきましたので、そのクセが身についており、人間工学キーボードの使いはじめは、まともにブラインドタッチで入力することができませんでした。
ブラインドタッチができないと、誤入力が頻発し文章作成が非効率になります。
よって、忙しいときに「スカルプ エルゴミック」を使い始めるのは避けた方がいいと思います。
”Y”と”B”のキーを間違える
「スカルプト エルゴミック」を使い始めて気づいたことがあります。それは、今までの私のキー入力は正しくなかったことです。
「スカルプト エルゴミック」は、キーボードのホームポジションに正しく指を置かれることを前提としたデザインとなっています。
あなたは、”Y”と”B”は右手と左手、どちらの人差し指で入力をしていますか?
”Y”は右手”B”は左手の人差し指が正しいのですが、今まで私は”Y”は左手”B”は右手の人差し指になっていました。
「スカルプト エルゴミック」は右手と左手の間にすき間があるため、今までのクセで、右手で”B”を入力しようとしても届かず、指が迷子になることがあります。
「スカルプト エルゴミック」を使うことでホームポジションを見なおすきっかけになりました。
他のキーボードが使いづらくなる
「スカルプト エルゴミック」に慣れると、手首への負荷がなく楽にキー入力ができます。しかし、「スカルプ エルゴミック」に慣れると、他のキーボードが使いづらく感じます。
外出先では、Surface Pro 3のタイプカバーを使うのですが、そのとき違和感を抱くようになります。
ただ、タイプカバーでキー入力をはじめれば、今までの感覚をすぐに取り戻せるので、作業が遅くなることはありません。
まとめ
もしかしたら、このブログを読んでいただいた方は、肩こりや手首の腱鞘炎で悩んでいるのではないでしょうか。
「スカルプト エルゴミック」を使い始めてからは、私の手首の痛みがなくなりましたのでオススメのキーボードです。
人間工学キーボードは、デザインとキー配列が少し特殊のために、慣れるまで時間がかかります。
忙しいときに「スカルプ エルゴミック」を使い始めると、思うように入力ができずにイライラすると思いますので、時間にゆとりがあるときに交換することをオススメします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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