みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口です。
今、2つのディスプレイを使ったデュアルディスプレイ環境で仕事されている方も多いのではないでしょうか。
私も上下デュアルディスプレイ環境にしていますが、デュアルディスプレイは表示できる情報量が多いため、仕事の効率化がはかれます。
また、上下配置のデュアルディスプレイにすると、目に負担が少なく省スペースで環境をつくれます。
前回の記事では、Surfaceを利用した簡易デュアルディスプレイについてご紹介しました。
今回は、デスクトップパソコンで上下配置のデュアルディスプレイのメリットをご紹介しつつ、実際に構築する方法について書いていきたいと思います。
上下配置のデュアルディスプレイ環境のススメ
デュアルディスプレイ環境というと、20インチ以上のディスプレイを横に並べる方法が一般的ですが、私は上下配置にデュアルディスプレイ環境をオススメしています。
理由は以下の3つです。
- 目のは上下の動きの方がスムーズ
- ディスプレイとキーボードに正対できる
- 机のスペースをとらない
目は上下の動作の方がスムーズ
人間の眼球は、左右の動作よりも上下の動作の方がスムーズに動きます。
横配置のディスプレイでは、サブディスプレイの情報を読むときに、目を左右に動かすので目が疲れやすくなります。
縦配置のデュアルディスプレイでは、目を上下に動かすので、視線をスムーズに切り替えることができます。
ディスプレイとキーボードに常に正対できる
横配置のデュアルディスプレイでは、サブディスプレイに表示されている情報をメインディスプレイにインプットするときに、首を横に向けながらキーボードを入力することがあります。
しかし、この方法はとても肩がこります。それは、不自然な姿勢でインプットをしているからです。
パソコンを使用時の理想の姿勢は、ディスプレイとキーボードに正対することです。
縦配置のデュアルディスプレイでは、メイン・サブディスプレイともに正対をしているので、理想の姿勢でインプットすることができます。
その結果、肩こりが軽減されます。
机のスペースをとらない
「デュアルディスプレイ環境にしたい」と思っていても「机にスペースがないから」と諦めている人も多いのではないでしょうか?
縦配置のデュアルディスプレイでは、メイン画面の下にサブディスプレイやWindowsタブレットを設置するので、省スペースで環境を構築できます。
ただ、メインディスプレイをディスプレイアームで高めの位置に設定するので、椅子の高さを調整して視線をメインディスプレイにあわせます。
また、メインディスプレイにあわせて椅子を高くしたとき、足が床につかない場合は、足置き台などで調整してください。
デスクトップパソコンで上下配置のデュアルディスプレイにする方法
今まで当ブログではSurfaceやWindowsタブレットを利用した、デュアルディスプレイ環境の作り方をご紹介してきましたので、今回はデスクトップパソコンでの方法について説明をします。
まず、デスクトップパソコンのグラフィックボードの有無について確認します。
ノートパソコンやSurfaceなどは、画面をプロジェクターなどで外部出力するために、ディスプレイポートが標準装備されています。
しかし、デスクトップパソコンの場合は、メインディスプレイ用のディスプレイポートが1つしかありません。
よって、デスクトップパソコンでデュアルディスプレイ環境にするには「グラフィックボード」を拡張する必要があります。
グラフィックボードには「VGA」「DVI」「HDMI」規格の接続ポートが1つずつ備わっていますので、ご自身のデスクトップパソコンの背面を見て、上記3つの接続ポートがあるかどうかを確認してください。
次にサブディスプレイの種類を決めます。サブディスプレイは以下3つに分類できます。
USBモバイルディスプレイ
ASUSなどから販売されているのが「USB接続のモバイルディスプレイ」です。
こちらは、ディスプレイポートではなく、USB(USB3.0)接続でディスプレイを拡張できますので、グラフィックボードがなくてもデュアルディスプレイ環境をつくれます。
10インチ~15インチのモバイルディスプレイ
Amazonなどで販売されている1万円~2万円台のモバイルディスプレイも使えそうです。
7インチ~15インチまでのラインアップがあり「VGA」や「HDMI」接続に対応しています。
私は実際に使ったことがないので、画質や耐久性などがわかりませんが、レビューを見る限りサブディスプレイとして使えそうです。
中古の15インチディスプレイ
型落ちの15.6インチディスプレイでもデュアルディスプレイ環境を構築できます。
古いディスプレイで、メインディスプレイとしては使えませんが、サブディスプレイとしては十分使えます。
最近は20インチディスプレイ以上が主流のため、15インチディスプレイは中古でしか手に入りませんが、その分安いのが特徴です。
実は今回の記事を「書こう」と思ったのは、リサイクルショップで上記のBENQの15.6インチディスプレイが3000円で販売されていて、このディスプレイを使ってデュアルディスプレイ環境を構築したところ、とてもいい感じになったからです。
中古15インチディスプレイを使った上下デュアルディスプレイにする方法
今回、リサイクルショップでBENQの15.6インチディスプレイを入手しましたので、デスクトップパソコンで上下配置デュアルディスプレイ環境にする方法をご紹介します。
まず、メインディスプレイの高さをディスプレイアームで調整します。
次に、BENQディスプレイの土台を外します。
メインディスプレイと机の間にBENQディスプレイ少し傾けて設置するために、BENQのVESAネジ穴にM4ねじ棒をさして、ちょうどいい傾きになるようにねじ棒の長さを調整します。
BENQディスプレイは、ディスプレイ上面が平らで下側に凹凸がありますので、平らの面が下側になるようにディスプレイを設置します。
BENQディスプレイとデスクトップパソコンを「VGA」で接続します。
最後に、デスクトップパソコンのディスプレイ設定で、BENQのディスプレイの向きを反対に設定して、解像度を調整して終了します。
BENQディスプレイはノングレアのため、後ろの電灯の光が反射してしまいました。
そのため、ノングレアフィルムを購入し貼り付けて、光が分散するようにしました。
まとめ
提案資料や議事録を作成するとき、ブログを書くときなど、他の情報を見ながら入力する機会は多いですよね。
他の情報を見る度に画面を切り替えていたのでは、集中力が途切れてしまい時間がかかってしまいます。
今のメイン業務のみをメインディスプレイに表示させ、必要な情報やメールなどをサブディスプレイに表示させることで、ひとつの業務に集中できて、結果として作業の効率化が図れます。
「画面を切り替えるのが面倒だな」「デュアルディスプレイにしたいけど場所がないな」と思われている方は、上下配置のデュアルディスプレイにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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