前回の記事でATOKの拡張辞書を使ったユーザーIDの一発入力をご紹介しましたが、パソコンやタブレット・スマートフォンを日々複数台の端末を使われている場合は、もっと便利なATOK Passportサービスに含まれているがATOK Syncがオススメです。
今日はATOK SYNCについてご紹介します。
ATOK Passportを契約する
ジャスシステム社が提供する日本語入力システム ATOKには買い切りパッケージ版のATOK2015と月額制のATOK Passportの2種類があります。
複数台の端末でATOKを使用するのであれば、月額制のATOK Passportがオススメ。
月額286円/月で、同時に使用しないという訳がわからない前提条件がついていますがWindows/Andoroidの端末に対して10台までインストールすることができます。
また、常に最新のATOKを利用できるので、1年間¥3500ではかなりお得なサービスになっていると思います。
実際に私はパソコン1台・タブレット1台・スマートフォン2台計4台の端末にATOKを入れて使用しています。
ATOK Syncとは
ATOK SyncとはATOK Passportに含まれているクラウドサービスのひとつです。
ATOKの拡張辞書に登録した自分がよく使う単語をクラウドを介して全ての端末のATOKを同期してくれます。
例えば、パソコン側でよく使う単語を辞書に登録しておくと、自動的にAndroidタブレット/スマートフォンの変換候補として表示されます。
ATOK Syncの設定方法
まず、ATOK passportのサイトで利用契約をします。
※利用契約際に登録したユーザーIDとパスワードをメモしておきます。
次に、ATOKを使う端末にATOKをインストールします。
【Windowsの設定】
Windowsで使用する標準IMEへと切り替えて Ctrl+F10キー を押し、ATOKメニューを表示。
メニューの中のATOKクラウドサービスのアカウント設定画面で契約の際のユーザーIDとパスワードを入力してクラウドサービスを使える状態にします。
【Andoroidの設定】
Androidのアプリ一覧からATOKを選択する
ATOKのメニュー画面が”ATOKの設定を変更する”をタップ。
続いて”ATOKクラウドサービス”をタップする。
続いて”ATOK Sync”をタップする
ATOK Passportを契約した際に登録したユーザーIDとパスワードを入力します。
ATOK Syncを有効にします。
ATOK辞書に登録をする
パソコン、AndoroidどちらかでもATOK Sync辞書に単語の登録はでますが、やはりキーボードがある方が登録は楽なのでパソコン側から単語を登録したほうが便利です。
パソコンのIMEとしてATOKが有効になっている状態で、
”Ctrl+F7”キーを押します。
ATOK単語登録画面が表示されますので、登録したい単語と読みを入力します。
上記の登録例では、”めあど”と読みを入力すると文字の変換候補として”hogehoge@gaill.com”が表示されます。
パソコン側で登録した単語は、しばらくするとAndroid側にATOKに同期されます。
ATOK Syncに登録しておくと便利な単語
人それぞの使用目的で変わってくると思いますが、
私は下記の項目をATOK Syncの辞書に登録しています。
・メールアドレス
・ユーザーID
・電話番号
・住所
・1回で変換出来ない単語や名前
・HTMLタグ(ブログ用)
などなど
私はタブレットでもブログを書きますので、HTMLタグを登録しておくとテキストエディタでも快適にブログ文章を書くことができます。
まとめ
私はパソコンを使いはじめてからATOKを愛用していましたが、ATOKがバージョンアップする度にソフトウェアを買い換えることや使用する端末毎にATOKソフトウェアを購入することに抵抗がありましたので、
月額制のATOK Passportは私にはぴったりのサービスでした。
そして、複数台の端末を使うようになった現代は、クラウド上に自分の辞書を登録できることは、タブレットやスマートフォンを使う上で文字入力補助の効果はとても大きいと思います。
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