みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のIT・パソコンサポートSORAの関口剛史です。
コロナウイルスの影響でリモートワークやオンライ授業が広がるなかで、パソコンの購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
デスクトップ・ノート・2in1タイプのパソコンが選べるので、どれを購入すればいいのか悩むときは、これからどんな目的でパソコンを使う予定なのかを明確にしておくと、自分にあった製品が見つかると思います。
私は、SurfaceシリーズのPro7とGoを使い分けて仕事をしています。
Surfaceシリーズの購入を検討されている方もいると思いますので、今日は「SurfaceProとSurface Goの使い分けと組み合わせ方」についてご紹介します。
Surface Pro7とSurface Goのちがい
Surfaceは、Microsoftが発売するパソコン群の総称でBook・Laptop・Pro・Goシリーズが発売されています。その中で2in1タイプがProとGoシリーズで、現時点(2020年8月)でPro7とGo2が主力となっています。
私はSurface Pro7(CPU:i5.メモリ:8GB.SSD:256GBモデル)と一世代前のSurfaceGo LTE-Advancedモデルを使用しています。その違いを以下の表にまとめます。
型式 | Surface Pro7 | Surface Go LTE-Advanced |
寸法 | 292x201x8.5mm | 245x175x8.3mm |
重さ | 775g | 532g |
画面サイズ | 12.3インチ | 10インチ |
バッテリー駆動時間 | 最大10.5時間 | 最大8.5時間 |
CPU | Corr i3・i5・i7 1005G1(第10世代) | Pentium Gold Processor 4415Y |
メモリ | 4GB・8GB・16GB | 8GB |
ストレージ | 128GB・256GB・512GB・1TB | 128GB |
通信機能 | Wi-Fi・Bluetooth | Wi-Fi・Bluetooth・LTE |
Surface Pro7が高性能な2in1パソコン、Surface Goが持ち運び重視の2in1パソコンの位置づけです。
Surface Pro7とSurface Goの使い分け方
Surface Pro7とSurface Goのどちらを購入すればいいの?という質問をよく見かけますが、ProとGoは位置づけが異なるため比較対象にはなりません。
メインパソコンとして使うにはSurface Pro7を、メインパソコンが既にあり外出用のサブパソコンとしてSurface Goがお勧めです。
私は以下の目的でProとGoを使い分けています。
Surface Pro7の使い方
主に事務所内のメインパソコンとして以下のような使い方をする。
- トリプルディスプレイ環境として利用する(Surfaceドック利用)
- メインパソコンとして必要なアプリをすべてインストールする(256GBは必須)
- 写真や動画加工なども行う
- 入力は、HHKBキーボード+トラックボールマウスを使う(タイプカバーは不要)
- 外出先では、説明・提案用のタブレットとして使う
Surface Goの使い方
主に外出先のサブパソコンとして以下のような使い方をする。
- 外出先ですぐに通信できる(LTE機能利用)
- 外出先で作業記録・ブログ・メールを書く(タイプカバー利用)
- 客先でネットワーク調査、機器の設定をする(各種ツールを利用)
- 事務所では、Surface Pro7のサブディスプレイとして使う
資料の作成やメールの送受信などの一般的な事務作業であれば、12インチサイズのSurfaceProがあれば十分。しかし、お客様先でネットワーク不具合の調査、問い合わせに対しての即時対応など、すぐにパソコンを使うときはGoのLTE機能と10インチサイズがとても使いやすいです。
Surface Pro7とSurface Goの組み合わせ方
Surface Pro7とSurface Goを組み合わせて使うと、いろいろな用途で便利に使えます。ここでは4つの組み合わせ方をご紹介します。
Surface GoをProのサブディスプレイとして使う
デュアルディスプレイ環境の方が効率的に作業を進めることができます。
Surfaceドックを使うことでデュアルディスプレイ環境を構築することができますが、ミラーキャストの”画面拡張”機能を使うことで、GoをProのサブディスプレイとして使うこともできます。
Surface Proを説明・提案用タブレットとして使う
お客様と打ち合わせをする際、パソコン画面を見せながら提案・説明することがありますが、Goの10インチは小さく見づらく、画面をお客様に見せる度にパソコンの向きを変えるのが面倒でした。
ミラーキャストの”画面複製”機能を使えば、Pro7を12インチの大きく見やすい説明用タブレットとして使えます。Surface Go側の画面をPro側へ拡張表示することで、パソコンの向きを変える手間がなくなりました。
また、Surface Goの「モバイルホットスポット」機能を使えば、SurfaceProでもLTE通信が可能になるので、お客様にタブレットとして自由に操作してもらえます。
オンライン会議の際のサブ画面として使う
ZOOMなどでのオンライン会議の際、パソコン操作に誤り会議を閉じてしまったり、意図しない画面が相手に表示されてしまったりすることがあるため、オンライン会議は会議用パソコンとメールやスケジュールや会議資料を表示させておく情報用パソコンを使い分けた方が安心です。
Proをオンライン会議用として、Goをスケジュールやメールなどの情報を表示させておくと非常に便利です。
また「mouse without borders」で、ProとGoの間でキーボードとマウスの共有設定をしておくと、さらに便利です。
手書き用端末として使う
資料を修正する際や、物事を俯瞰的に考える際は、手書きで思考することが大切です。
その際に役に立つのがマイクロソフトの”Onenote”や”WhiteBoard”。Pro側でノート作成や文章入力などの基本操作をして、SurfaceペンでGo側にメモやアイディアを手書きすると、デジタルとアナログを融合して思考できます。
また、オンライン会議の際も、手書きで説明した方がわかりやすいときは、”WhiteBoard”画面を共有することで、実際の会議に近い雰囲気で情報をまとめることができます。
まとめ
パソコンを購入する際、どんな性能で本体価格はいくらか?の視点で考え、販売員から「高性能パソコンの方がお勧めです」と言わると、使い切れないような高性能パソコンを高額で買ってしまうことがあります。
しかし、パソコンは自分の目的に応じて使う道具のひとつ。持ち運んで使うのか、手書きの機能が必要なのか、ゲームをするのかなど、パソコンで「やりたいこと」を明確化することで必要なパソコンが見えてきます。
私の場合、どこでも同じ環境で仕事ができること、外出時はコンパクトでWindowsが使えLTE通信ができることを目的でしたので、Pro7とGoの2台持つことが理想であるという答えにたどり着きました。
コロナウイルスの影響でリモートワークやオンライ授業が広がるなかで、パソコンの購入を検討される際は利用用途を明確にしてから購入することをお勧めします。
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