いつでも・どこでも・タブレットをデュアルディスプレイにする、Miracast機能をご紹介します。

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。

今のビジネスパーソンは、常にノートパソコンを持ち歩き、Cafeなどでも仕事ができるようなりましたね。

私も、外出先でSurface Pro3を使い資料作成をすることが多いです。

Surface Pro3は12インチと画面サイズが小さいので、複数のアプリを切り替えて使う作業や他の情報を見ながらの資料作成はウインドウの切り替えが頻発しひとつの作業に集中できないなと感じます。

8インチのWindowsタブレット(dell venue 8 pro 5855)も常に持ち歩いているので、Surface pro3の横にdell venue 8 pro 5855を置いてデュアルディスプレイ的なことができないか?と思っていたとき、Windows10 Anniversary Update後にMiracast(ミラーキャスト)機能が使えるようになりました。

Miracast機能を使えば外出先でもWindowsタブレットをデュアルディスプレイ化でき、簡単にデュアルディスプレイ環境を構築できます。Windowsタブレットに必要な情報を表示させながら、Surface Pro 3で集中して資料が作成できるようになりました。

今日は、Windows10タブレットとミラーキャスト機能を利用した、デュアルディスプレイ化についてご紹介します。

目次

リモートサポート

Miracast(ミラーキャスト)機能とは?

Miracast機能とは、1対1のWi-Fi通信によるディスプレイ伝送技術です。

通常、パソコン本体からディスプレイまでのデータ伝送は、ディスプレイケーブルをとおして行われていますが、Miracastでは物理的なゲーブルではなくWi-Fiの無線通信で伝送をします。

Miracast機能は無線通信技術の仕様として確立されているため、Miracast機能に対応したデバイスであれば、どんなデバイスとも画面を共有することができます。

例えば、Windowsパソコンのデュアルディスプレイとして、ipadやAndoroidを使用することも可能です。

Miracast機能の最大のポイントは1対1のWi-fi通信による伝送技術です。

言い方を変えると、周りに無線LANアクセスポイントがなくてもMiracast機能が使えるということです。

この特徴により、Miracast対応デバイス同士であれば、いつでも・どこでも、デュアルディスプレイ環境を構築できます。

Windows10 Miracast機能の初期設定手順

それでは、WindowsパソコンとWindowsタブレットで、Miracast機能を利用したデュアルディスプレイ化の手順についてご紹介します。

ここでは、子機(画像データを受信する側)をWindowsタブレット(dell venue 8 )、親機(画像データを送信する側)をWindowsパソコン(Surface Pro 3)として説明をしていきます。

1.まず、子機側(dell venue 8  Windowsタブレット)のメニューから”接続”を選択します。

20161201_tabdisplay_c_01

2.Miracast機能が立ち上がり、親機待ちの状態となります。

20161201_tabdisplay_p_01-2

3.次に、親機(Surface Pro 3 Windowsパソコン)の設定画面を開き、”デバイス”を選択します。

20161201_tabdisplay_c_06

4.左側メニューから”接続中のデバイス”を選択、右側メニューの”デバイスを追加する”を選択します。

20161201_tabdisplay_c_07

5.デバイス検索がはじまり、しばらくすると子機側のディスプレイが表示されますので、それを選択。

 

20161201_tabdisplay_c_08

接続処理がはじまります。

20161201_tabdisplay_c_09

6.しばらくすると、Miracastの接続が完了します。引き続き子機側のディスプレイ設定を行います。親機の”Windowsの設定”から”システム”を選択

20161201_tabdisplay_c_10

7.左側メニューから”ディスプレイ”を選択、次に追加した子機側ディスプレイ(ここでは2番)を選択し、”表示画面を拡張する”を選択

 

20161201_tabdisplay_c_11

8.親機の画面(1)を基準としたとき、子機の画面(2)を置く位置を決めます。
(ここでは、子機を左側、親機を右側に設置しました。)

9.子機の画面を調整するため、子機側画面(2)を選択して、”ディスプレイの設定”を選択

20161201_tabdisplay_c_12

10.利用状況、利用端末に合わせて解像度を変更します。

20161201_tabdisplay_c_14

以上で初期設定は完了です。

心理カウンセリング空

Windows10 Miracast接続手順

初期設定完了後は、簡単にMiracast機能が使えるようになります。接続操作手順は下記のとおりです。

Miracastの接続手順

1.子機側で”接続”を選択し、親機待ち状態にします。

20161201_tabdisplay_p_01-2

2.親機側の右メニューバーより”表示”を選択

20161201_tabdisplay_c_16

3.拡張ディスプレイの選択メニューが表示されるので、”ワイヤレスディスプレイに接続する”を選択

20161201_tabdisplay_c_17

4.デバイスの検索がはじまり、しばらくすると子機側のディスプレイが表示されますので、それを選択

20161201_tabdisplay_c_18

5.Miracastが接続され画面が拡張されます。

20161201_tabdisplay_p_03

Miracastの切断手順

Miracastの切断手順は下記のとおりになります。

1.親機側の左側メニューバーより”表示”を選択

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2.拡張ディスプレイの選択メニューの中から、”切断”を選択

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3.Miracast機能が解除され、子機側は待ち受け画面に戻ります。

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Windows10 Miracastでトリプルディスプレイ化

以前の記事でもご紹介しましたが、自宅ではSurface Pro3を外部ディスプレイにディスプレイケーブルで接続して使用しています。

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このデュアルディスプレイ環境で、Miracast機能を使用してWindowsタブレットに接続すると、トリプルディスプレイ化も可能です。

20161201_tabdisplay_p_01

画面の設定は以下のとおりです。

20161201_tabdisplay_c_20

 

外部ディスプレイをメインのワーク領域として、下段のディスプレイをフォルダ表示、下段左側のタブレットディスプレイをスケジュールやメール・引用文など表示させておくことで、かなり効率的に作業ができるようになりました。

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まとめ

現代は、多くの書類が電子化され、昔のように紙の資料を見ながら、パソコンで文章作成をする機会は減りましたね。

書類が電子化されたおかげで、ノートパソコン1台あれば、必要な情報や書類を外出先で見ることができるようになりました。

しかし、資料確認・文章作成・メール送信など、すべての作業をノートパソコンの小さい画面で行うようになった結果、画面の切り替え操作が多くなり、本来の目的の資料や文章作成に時間がかかるようになったと感じます。

なにか一つのことに集中をしたい場合は、環境をシンプルにすることが大事です。

画面に表示される情報や操作性をシンプルにすることで、ひとつのことに集中して向き合うことができるようになります。

デュアルディスプレイ化することで、1画面に1アプリ・1情報の環境をつくり、全ての画面をコントローを親機のキーボードとマウス操作だけでできるようになるので、集中したいときにオススメです。

また、Miracast機能に対応したタブレットを使用すれば、いつでもどこでもデュアルディスプレイ化することができますので、外出先で仕事をすることが多いビジネスパーソンのみなさんにはお勧めの機能です。

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