みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のIT・パソコンサポートSORAの関口です。
先日、お客様から「Windows10の通知にウイルス対策ソフトの広告が常に表示されるので消して欲しい」とのご依頼をいただきました。
リモートサポートでパソコンを確認させていただいたところ、Edgeブラウザの通知設定にフィッシングサイトのURLが登録されていることが原因でした。
今日は「Windows10の通知にウイルス対策ソフトの広告が常に表示される」トラブルサポートについて書いていきます。
Windows10の通知にウイルス対策ソフトの広告が表示される
ある時から、Windows10の通知領域に以下のメッセージが表示されるようになったとのこと。
- あなたの保護は期限切れになりました。
- 今すぐMcAfeeを有効にしてください
- ウイルスが見つかりました(37)
- 今すぐアンチウイルスをオンにする
McAfeeはウイルス対策ソフトで有名な企業ですが、この通知はMcAfeeを偽ったフィッシング通知
通知をクリックするとMcAfeeの「サブスクリプションを更新する」画面にジャンプしますが、このサイトはフィッシングサイトで、ここでクレジットカード番号などを入力してすると情報が流失する仕組みでした。
Edgeからフィッシング通知を削除する手順
この通知は、Edge(ブラウザ)の通知機能から表示されているため、Edgeの通知設定で広告をブロックします。
Edgeの画面右上の・・・(設定)を左クリックしメニューから”設定”を左クリック
左側メニューから”Cookietoサイトのアクセス許可”を左クリック、右側の項目から”通知”を左クリック
通知許可欄に広告を表示させているフィッシングURLが登録されているを確認。
通知を止めたいURL右側の・・・を左クリックし”ブロック”を左クリック
フィッシングURLがブロック欄に登録されたことを確認し、Edgeを閉じる。
不正広告から身を守るために
フィッシング広告の通知が表示されるようになったのは、お客様がEdgeでWebサイトを表示中に何らかのポップアップが表示され際、”OK”や”許可”をクリックしたことで、Edgeの通知許可にフィッシング広告が登録されたのが原因。
普通のWebサイトを見ていても、フィッシング広告の通知登録ポップアップが表示されることがあるので、知らずうちにフィッシング広告が登録されているかたも多いようです。
最近は、有名検索サイトでも不正広告が表示されたり、逆に不正なサイトで有名企業の広告が表示されるなど、インターネット上の広告のあり方が問題となりつつあります。
フィッシング広告から身を守るためには、利用者は「怪しい広告」や「怪しいポップアップ」をクリックしないこと、広告主は不正な広告を表示させないように設定することです。
当サイトでもGoogle Adsenseによるインターネット広告を表示しておりますが、Adsenseの設定で“デリケートなカテゴリ”を一切表示しないようにして、過度な広告表示は避けるように心がけおります。
フィッシングには特徴がありますので、こちらのブログもご参考ください。
まとめ
ネット社会となり、広告はテレビ・ラジオ・本などのメディアからWeb広告へ移行しつつあります。
インターネット広告は安易に安価に出稿できるので広告出稿者が増加。その結果Web広告費が高騰し、より多くの人にクリックしてもらうために誇大広告が溢れる悪循環の状態に陥っています。
そして、この流れはしばらくは続くと思います。
その流れの中で大事にことは、Webでは不正広告が溢れている実態を知ること。そして、少しでも「怪しい」と感じるものは無視することです。
フィッシングや詐欺の特徴を理解したうえで、怪しいものは無視をしていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 「ITサポート SORA」 https://it-sora.net/archives/12195 […]
[…] 「ITサポート SORA」 https://it-sora.net/archives/12195 […]