みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口です。
Windows10は定期的に大型アップデートを行いますが、その際に想定外にトラブルが起こる場合があります。
先日、東京都のお客様より「Windows10のアップデート後に、ファイルを開くとエクスプローラーが応答なしになるので見て欲しい」とのご依頼をいただきました。
原因を調査した結果、エクスプローラーの”詳細ウィンドウ”がエラーを起こしていました。
ファイルを開くとエクスプローラーが応答なしになる
お客様に詳しいお話を伺ったところ「Windows10アップデート(20H2)を行ったあと、エクスプローラーでファイルを開くと、エクスプローラーが応答無しになる。Cドライブ・OneDrive・USBメモリすべての場所で同じ現象になる」とのでした。
リモートサポートでパソコンを確認。Cドライブ・OneDrive・USBメモリ上のWord・Excelファイルを開くとエクスプローラーがフリーズして、WordやExcelファイルも開けない状況を確認。
3日前にWindows10 20H2アップデートが行われており、アップデート後から同現象が発生したとのこと。
詳細を調査した結果、エクスプローラーの詳細ウィンドウ内の情報を表示しようとするときに、エクスプローラーが落ちているのを確認。
Windowsツールバーを右クリックしてタスクマネージャーを起動
タスクマネージャーのプロセスタブ上のアプリ一覧から”エクスプローラー”を右クリックしてタスクの終了を左クリックし、エクスプローラーを強制終了する。
続いて、エクスプローラーを開き(できればWordやExcelなどが保存されていないフォルダ)、”表示タブ”→”詳細ウィンドウ”を左クリックし非表示にする。
詳細ウィンドウの非表示後、エクスプローラーは安定し、各フォルダ内のWordもExcelも開けるようになりました。
エクスプローラーら応答なしになる原因
複数のWindows10(20H2)PCで、エクスプローラーの詳細ウィンドウをONにした状態で、WordやExcelを開く検証を行いましたが、同様の不具合は発生しませんでした。
このことから、とある条件によりエクスプローラーが応答無しになると思われます。
Windows10アップデートのエクスプローラーのバグ、ファイル名に特殊文字など使われていて、それを詳細ウィンドウで表示するとフリーズするなどの原因が考えられますが、根本原因は不明でした。
Windows10アップデートを削除すれば、再び詳細ウィンドウを表示できるようになると思いますが、今後のセキュリティリスクを考えて詳細ウィンドウをOFFにした状態でお使いいただくようご説明しました。
まとめ
Windows10は安定したOSですが、最近アップデートの度に不具合を起こすように感じます。
最近もアップデート後に一部のプリンタでブルー画面になり印刷ができなくなったり、Windowsフォトギャラリーで印刷が切れたりする不具合が発生しています。
今回のエクスプローラーのフリーズ現象もアップデート後に起きていることら、何らかしらバグがあったのかもしれません。
多くの人がWindows10に求めることは、機能豊富なOSではなく安定したOSです。
どうか、マイクロソフトはそのことを忘れないでいて欲しいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コメント