みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口剛史です。
先日、都内のお客様から「事務所のWindows10間でデスクトップ上のデータが勝手に同期され困っている」とのご相談をいただきました。
同一マイクロソフトアカウントによるサインインとOnedriveのバックアップ機能が原因でした。
今回は「デスクトップのファイルが勝手に同期されるトラブルサポート」についてご紹介します。
Windows10のデスクトップファイルが勝手に同期される原因
都内のお客様事務所に伺い調査開始。
事務所内には6台のWindows10パソコンがあり、そのうちの4台でデスクトップ上のファイルが同期されている状態。
詳細を調べたところ以下の2点が原因でした。
- 1つのマイクロソフトで複数台のWindows10にサインインしている
- 内4台のWindows10でOnedriveのバックアップが有効になっている
パソコンのセットアップはお客様自身が行っており、パソコンセットアップ時のアカウントは同じマイクロソフトアカウントを使用しているとのこと。
同じマイクロソフトアカウントで複数のWindows10にサインインしている状態でOnedriveのバックアップ機能を有効にしたため、意図せずデスクトップ上のファイルが同期されてしまいました。
Windows10をローカルアカウントで再設定
お客様は「Onedriveなどは使わずにシンプルにしたい」とのご要望だったため、Windows10にローカルアカウント作成し、ローカルアカウントでサインインするように再設定しました。
また、今後のWindows10のセットアップ時にローカルアカウントを作成する方法もお伝えしました。
Windows10を複数台で使うとき、1台1台に異なるマイクロソフトアカウントを設定するか、ローカルアカウント設定するかの2択になります。
ただ、Windows10セットアップ時にマイクロソフトアカウント作成を半ば強制されるため、同じマイクロソフトアカウントで複数台のWindows10をセットアップしてしまうことがあります。
その状態で、各Windows10に度々通知されるOnedriveバックアップ機能を有効にすると、今回のような意図しない不具合が発生する原因です。
1つのマイクロソフトアカウントを複数台のパソコンに設定すると、これからも想定外のトラブルが起こると思いますので、ご注意ください。
まとめ
先日、マイクロソフトはWindows11を発表しました。
パソコンがWindows11に対応していれば、Windows10からWindows11へアップグレードは無料。
そのため、Windows10を展開したときのように、適時Windows11へアップグレードさせられる流れになると思います。
Windows11では、TeamsのWeb会議機能が標準機能として使えるようになるそうです。
おそらく、それらの機能はマイクロソフトアカウントに紐付くと思われるため、同一マイクロソフトアカウントで複数台のWindowsを使うと、今回のような不具合が多発すると思われます。
これからも、1つのマイクロソフトアカウントで複数台のWindows10に設定すると想定外のトラブルが多発するとと思いますので、ご注意ください。
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