みなさん、こんにちは。
ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
みなさんは外出するときにノートパソコンを持ち歩いていますか?以前に比べ、ノートパソコンも軽くなったとはいえ、それでも1Kg以上あるものを持ち歩くのは重いですよね。
また、外出先で「作成したWord資料を見なおしたい!」と思うようなとき、ノートパソコンは座っての操作が必要で、外出先ではスムーズにパソコンを使えないですよね。
逆に手軽な8インチ~10インチクラスのipadやAndoroidタブレット製品も多数ありますが、仕事で使うパソコンとの互換性があまりなく、資料作成・修正などでは使えずやっぱり不便。
そんな、ノートパソコンとタブレットの不便さの合間を埋めるべく、私は8インチ Windowsタブレットdell venue 8 pro 5855を使用しています。
8インチの画面サイズでWIndowsがまともに使えるの?と当初疑問に思いましたが、dell venue 8 pro 5855のハードウェア性能・ワコムアクティブペン・Windows10の仮想デスクトップ機能の活用で、8インチでも快適にWindowsを操作すること事ができます。
今日はペン操作だけで8インチを24インチへ!「仮想デスクトップとワコムラジアルメニュの設定方法について」ご紹介します。
8インチWindowsタブレットは本当に使えるの?
Winodwsタブレットの最大のメリットは、日々使い慣れたWindowsアプリがタブレットでそのまま利用できること。
Microsoft Word・Excel・PowerPointなどが互換性を気にせずに使えることはもちろんのこと、エクスプローラによるファイル操作、プリンタへの印刷など、ノートパソコンでできることは、Windowsタブレットでも普通にできます。
色々なアプリを立ち上げ、ウインドウを切り替えながら操作できることがWindowsの特徴です。
しかし、この特徴が8インチWindowsタブレットの普及を阻害しているとも思います。
Windows8からはタブレットでの操作を意識されていますが、それでもIpadやAndoroidには敵いません。
2014年~2015年にかけて各社から8インチWindowsタブレットが多数発売されましたが、2016年はほとんど発売されていません。
”8インチ=Windows=使い辛い”というイメージが払拭できていないからだと思います。
しかし、そんなイメージを払拭できる機能がWindows10に搭載されました。それが仮想デスクトップモードです。
仮想デスクトップモードとは?
今までのWindowsは、ひとつのデスクトップ上に沢山のウインドウを表示させ、アプリを切り替えて操作していました。
しかし、立ち上げるアプリが多くなると、ウインドウが乱立。Windowsの操作性を落していました。
Windows10から追加された仮想デスクトップは、デスクトップを複数つくることにより、デスクトップそのものを切り替えて使えるようになりました。
これにより、写真加工用のデスクトップ・文章作成用のデスクトップ・Web閲覧用のデスクトップなど、用途に合わせて仮想デスクトップを作る事ができるようになり、操作性がかなり向上しました。
仮想デスクトップを例えるなら、今までのWindowsは1枚の紙の上で情報を整理していたものが、用途に合わせた複数の紙の上で情報が整理できるようになったようなものです。
仮想デスクトップは”Windowsキー”+”Tabキー”で作成することができます。
ペン操作だけで仮想デスクトップを切り替える
8インチWindowsタブレットの最大のデメリットは、ウインドウ操作がとてもやりづらいこと。
逆にipadやAndoroidタブレットが使いやすいのは、1画面に1アプリが基本原則になっているため。
であるならば、Windowsの仮想デスクトップモードを利用して、1画面1アプリの基本原則を守れば、8インチWindowsタブレットも使いやすくなるのではないでしょうか?
Windowsタブレットで1画面1アプリの原則を守る為には、仮想デスクトップの切り替えが簡単にできる必要があります。
そこで、dell venue 8 用ワコムアクティブペンのラジアルメニュー機能を使用して、仮想デスクトップを簡単に切り替えられるように設定をします。
また、ASUS製VivoTab Note8でも、ワコムのラジアルメニューが使用できますので、同じ手順で設定ができます。
ワコム・ラジアルメニューの設定方法
Dellアクティブペン ドライバーの削除
dell venue 8 pro 5855のアクティブペンにはDell専用のドライバーが準備されています。
しかし、Dell専用のドライバは、なぜか”ラジアルメニュー”が使用できないため、Dell専用ドライバがインストールされている場合には、まず専用ドライバを削除します。
ワコムドライバのインストールと調整設定
ワコムのダウンロードサイトよりワコムペンのドライバをダウンロード・インストールします。
ドライバインストール後、ワコムペンアプリを立ち上げ、まずはペン先の位置調整をします。
ラジアルメニューの設定
ラジアルメニューの設定の際、ショートカットキーを入力するため、外部キーボードを接続します。
ワコムペンアプリの”ラジアルメニュー”タブを選択
画面右下の機能メニューで”キーストローク”を選び、設定したいショートカットキーを入力します。
私は下記のように、ラジアルメニューを設定しました。
ワコムペンのボタン設定で、アクティペン上側のボタンに”ラジアルメニュー”に割り当てます。
ワコムペン設定完了後、アクティブペンの上側ボタンを押すと、画面上にラジアルメニューが表示されます。
仮想デスクトップのショートカットキーを選択すると、サクサクと仮想デスクトップが切り替わります。
デスクトップ1:Web表示、デスクトップ2:Excel表示、デスクトップ3:メール表示、と用途別に仮想デスクトップを使い分けることで、8インチも24インチぐらいの操作性になるかな?と思います。
ワコムアクティブペン未対応のWindowsタブレットは、TouchMe Gesture Studioがオススメ
ワコムアクティブペン未対応のWindowsタブレットの場合は、”TouchMe Gesture Studio”がオススメです。
TouchMe Gesture Studioは、Windowsのショートカットキーを画面上のスワイプ等の指操作に割り当てることができる有料アプリです。
例えば、指2本での左右にスワイプ操作に、仮想デスクトップのショートカット”Win+Ctrl+矢印キー”を割り当てると、指の操作だけで仮想デスクトップの切り替えが可能になります。
以前に、TouchMe Gesture Studioの記事も書きましたので参考にしてください。
Windoiwsタブレットを快適にするアプリ”TouchMe”
まとめ
いかがでしたでしょうか?。8インチサイズのWindowsタブレットはあまり人気がないようですが、Windows10の仮想デスクトップ機能を簡単に切り替えられる設定をすれば、8インチタブレットは仕事でかなり使えるタブレットになると思います。
私は、コクヨのシステミックノートとWindowsタブレットを組み合わせて使用することで、いつでもどこでも、Windowsを使えるようになり、とっさのときの資料修正やBlog更新などが可能になりました。
ぜひ、今後も8インチWindowsタブレットのバリエーションが増えてくれることを期待します。
今週のオススメアイテム
■dell venue 8 pro 5855でもラジアルメニューが使えます。
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