みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口です。
本日、マイクロソフト社よりSurfacePro6が発表されました。
SurfacePro6は処理性能は向上していますが、デザインや機能面での大きな変更点はないようです。
デザインを大きく変えると、タイプカバーやドッキングステーションなどのオプション類も変えなくてはならいという1面もあると思いますが、それだけSurfaceProのデザインは完成されているのでしょう。
私は4年前に発売された「SurfacePro3」をメインパソコンとして使い続けてきました。
しかし、最近になってからSurfacePro3の動作が遅くなり、特に今年の猛暑ではCPUが高温でWindowsが起動できなくなる問題が多発しました。
このタイミングで新しいSurfaceProに買い換えたいところですが、SurfacePro3にWindows10をクリーンインストールすれば、仕事用途であればまだ使い続けることができます。
ただ、SurfacePro3を購入したときのOSがWindows8 Pro。
「Windows10へ無料アップデートしたSurfacePro3に、Windows10をクリーンインストールすることができるのか?という一抹の不安がありました」
もしかしたら、SurfacePro3を現役で使っている方も、同じような不安を抱えていると思います。
そこで、今日はSurfacePro3にWindows10をクリーンインストールする方法を書いていきます。
SurfacePro3に熱問題が発生
私がSurfacePro3を購入したのが、発売当日の2014年6月20日。
それから、ドッキングステーションを買い足して、事務所でも外出先でもメインのパソコンとして使い続けてきました。
事務所では、ドッキングステーションを使いデュアルディスプレイ環境にして、Office製品による資料作成から、Photoshopでの写真加工、ドラゴンスピーチを利用した音声入力などで使い続けてきました。
しかし、最近になり処理速度が低下してきました。CPUファンが回り続け、本体に触れると高熱の状態。猛暑の日には温度計マークが表示されWindowsが起動できなくなることもありました。
SurfacePro3を4年間使い続けてきて、1度も本体内部の清掃やWindowsの再インストールなどもしてこなかったため、この機会にSurfaceの使い方を見直すことにしました。
事務所のメインのパソコンは熱にも強いデスクトップパソコンに変更。
Surfaceは外出先用パソコンとして、Windows10を再インストールし必要最低限のアプリだけを入れるようにします。
しかし、1つだけ不安がありました。
それは、もともとWindows8 ProだったSurfacePro3に、Windows10をクリーンインストールすることができるのか?というもの。
Windows10をクリーンインストールに失敗して、SurfacePro3が文鎮にならないか?と思いつつも、Windows10の再インストールはいつかは直面する問題なので、このタイミングでトライしてみました。
SurfacePro3にWindows10をクリーンインストールする手順
まずは、本体に保存されている必要なデータをSDカードに保存します。
続いて、本体周りの吸気口に溜まったほこりをエアダスターで飛ばします。2in1のパソコンは本体内部の清掃はできませんが、吸気口周りを清掃するだけでも放熱効果が期待できます。
そして、いよいよSurfacePro3にWindows10のクリーンインストールします。
まず、8GB以上のUSBメモリスティックを本体に差します。
「Windows10ダウンロードサイト」にアクセスし「ツールを今すぐダウンロード」をクリック
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
パソコンにダウンロードし「MediaCeationTool」をクリック
下図画面が表示されるので「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択して「次へ」
「USBフラッシュメモリ」を選択して「次へ」
「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら「完了」
Surfaceをシャットダウンする。
Surfaceの起動順位をSSDからUSBに変更するための設定を行います。
本体のボリュームボタンの上を押しながら電源ボタンを押す
SurfaceのUEFI画面が表示されるので「Configure Alternate System Boot Order」を選択
表示されたメニューから「USBー>SSD」を選択
「Exit Setup」を選択してSurfaceを再起動
USBメモリスティック内の「MediaCeationTool」が起動し下図画面になる
必要事項を選択して「今すぐインストール」を選択
下図画面が表示されたら「カスタム:Windowsのみをインストールする」を選択
Windows10をインストールするパーティションを1度フォーマットしたうえで、インストール先として選択をする
インストールがはじまり、10分もしないうちにWindows10のクリーンインストールが終わります
SurfacePro3の場合、ドライバ類のエラーはひとつもありませんでした
再び、Surfaceをシャットダウンする
Surfaceの起動順位をUSBからSSDに戻す作業をします。
本体のボリュームボタンの上を押しながら電源ボタンを押す
SurfaceのUEFI画面が表示されるので「Configure Alternate System Boot Order」を選択
表示されたメニューから「SSD Only」を選択
「Exit Setup」を選択してSurfaceを再起動
Surfaceの起動後、WindowsUpdateを行いドライバ類の更新とセキュリティパッチなどをインストールして、Windows10のクリーンインストールは完了。
最後に、Officeなどの必要なアプリを再インストールして作業完了です。
まとめ
Windows10をSurfacePro3にクリーンインストールしてから、Surfaceの動きが軽くなったように感じます。
新しいSurfacePro6が発表されましたが、SurfacePro3でも外出先での軽微の作業では今でも十分使えます。
Windowsの再インストールというと、一昔前はインストール時にエラーが発生したり、ドライバがうまくあたらなかったりと、リスクが高い作業でしたが、Windows10になってからは簡単に行えるようになったと感じます。
SurfacePro3のレスポンスが低下してきて、新しいSurfaceProに買い替えようか悩んでいる方は、SurfacePro3の吸気口の清掃とクリーンインストールをしてみてはいかがでしょうか?
最新のSurfaceProとはいきませんが、仕事用途であれば、まだまだ使えると思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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