みなさん、こんにちは。
ITサポートSORAの関口です。
みなさんは、日々使っているパソコンの処理速度に満足していますか?
以前のパソコンに比べ、最近のパソコンは高性能で安いものが登場しています。
しかし、それでも仕事で快適に使える「intel core i5」以上のCPUが搭載されたパソコンは10万円以上します。
「仕事で使えそうなパソコンで、安くパソコンが手に入らないかな・・・」と悩まれている方はいませんか?
いま、ヤフーオークションなどを利用すれば、3万円代で中古パソコンが購入できます。
しかし、「中古パソコンだと動作が遅いのでは?」と思われるかもしれません。
確かに、最新のパソコンに比べれば中古パソコンの性能は落ちますが、パソコンのハードディスクをSSDに換装しWindows10を使うことで、中古パソコンでも日常業務で十分利用できます。
今日は、中古パソコンをヤフオクで購入してからWindows10へアップグレードするまでの手順をご紹介します。
ヤフーオークションで中古パソコンを入手する
ヤフーオークションでは、デスクトップパソコンやノートパソコンなど多数が出品されています。
出品者は個人やお店があり、出品されているパソコンの状況もジャンクからOS無しなど様々です。
ヤフーオークションでパソコンを購入する際は、取り引き実績が多いお店から買えば間違いなないと思います。
今回、購入したのは2014年 8月に発売されたDELLのOptiPlex 9020ビジネス向けデスクトップパソコン。Windows10にも対応しています。
CPUはCore i7 4790(Haswell Refresh)、メモリは16GB、ハードディスクは1TBの製品。
OSは認証済みのWindows8 Pro
落札価格は33,000円でした。
DELLやHPなどのビジネス向けデスクトップパソコンは、不要なアプリが入っておらず、ドライバー類もダウンロードできるので、中古パソコンでも安心して使い続けることができます。
オークションで落札をしてから、2日後には商品がとどきました。
納品期間もメーカーのオンラインショッピングと遜色ありません。
早速、パソコンの動作確認を開始。
パソコン本体の動作確認とWindows8が認証されていることを確認します。
久しぶりにWindows8に触れると8はとても使いづらいOSだったとわかります。
ハードディスクをSSDへ変更する
Windowsの処理速度を向上させるために、ハードディスクをSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)へ換装します。
機械的にデータを読み書きするハードディスクと違い、SSDはUSBメモリのようにメモリチップにデータを読み書きするため、高速にデータを処理できます。
Windowsが起動する「Cドライブ」をSSDに換装することで、Windowsの起動や処理が高速になります。
最近のSSDは価格が安くなっており、今回購入したSMASUNGの250GBのSSDは1万円以下でした。
それでは、ハードディスクをSSDに換装していきます。手順は、DELLのOptiPlex 9020でのSSD換装手順です。
手順は参考程度として、最終的にはお客様の自己責任において行ってください。
最初にWindowsが入っているCドライブのハードディスクを、SSDへイメージバックアップします。
SSDへのイメージバックアップは、Acronisの「True Image2018」とハードディスク接続キットを使います。
SSDとパソコンをハードディスク接続キットで接続
パソコンをTrueImageのDVDから起動
メニューから「Acronis TrueImage」を選択
バックアップウィザードから「イメージバックアップ」を選択
バックアップ元(ハードディスク)とバックアップ先(SSD)を選択して「実行」
イメージバックアップが完了したら、パソコンをシャットダウンする。
パソコン内部のハードディスクをSSDに交換する。
パソコンを起動し、WindowsがSSDで立ち上がること、ディスクパーティションに不具合がないことを確認する。
これで、ハードディスクからSSDへの換装は完了です。
作業時間は1時間ほどでした。
Windows8をWindows10へアップグレードする
次に、使いづらい「Windows8」を「Windows10」へアップグレードします。
Windows10がリリースされたとき、Windows7,8からの無料アップデート期日として2016年7月末までと指定されていました。
しかし、2018年8月現時点でも「MediaCeationTool(メディアクリエイターツール)」を利用してアップグレードすれば、無料でアップグレードできるとの情報があります。
今回、「MediaCeationTool」を利用してWindows8をWindows10へアップグレードした結果、問題なくアップグレードできました。
正規ライセンスで認証されたWindows8とマイクロソフトが提供するツールを利用したアップグレードなので不正な方法ではありません。
しばらくは正規ライセンスで認証されたWindows7,8パソコンは、Windows10へ無料アップグレードはできるのではないでしょうか。
もちろん、Windows7,8の正規ライセンスがないパソコンの場合は、「MediaCeationTool」を利用してもWindows10は認証されないと思います。
その場合は、Windows10パッケージを購入する必要があると思います。
今、Windows7,8をお使いの方でWindows10へ無料アップデートしたいと思われている方は、早めの対応をお勧めします。Windows7,8からのアップグレードの前に、お使いのパソコンがWindows10に対応しているかどうかをメーカーサイトで確認をしてください。Windows10に対応していないパソコンをアップグレードすると、ドライバーが適用できずに一部動作不良が起こる可能性があります。
Windows10に対応しているパソコンでもアップグレードすると、ドライバーがうまく適用できずに一部動作不良が起こる可能性があります。
上記のリスクを確認のうえ、ご自身の責任でアップグレードしてください。
それでは、Windows8からWindows10へのアップグレード手順をご紹介します。
Windows10ダウンロードサイトにアクセスし[「ツールを今すぐダウンロード」をクリック
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
パソコンにダウンロードされた「MediaCreationTool1803.exe」をクリック。
ライセンス条項に「同意する」
下図画面が表示されるので「このPCを今すぐアップグレードする」を選択して「次へ」
Windows10のメディアが作成されたあと、Windows10のインストールが開始されます。
ライセンス認証の画面が表示されることなく、普通にWindows10へアップグレードできました。
Windows10Proとしてのラインセンスも認証されています。
Windows10をクリーンインストールする
Windows8からWindows10へのアップグレード後、Dellの「SupportSupportAssist」ツールとWindowsUpdateで各種ドライバをアップデートしました。
しかし、デバイスマネージャーを確認すると、「プロセッサ」と「オーディオドライバ」に!(ビックリマーク)が付きドライバーエラーとなりました。
オーディオドライバーがエラーなので、パソコンから音が出ません。
エラー内容は「このデバイスのドライバー (サービス) は無効になっています。 代わりのドライバーによりこの機能が提供される可能性があります。 (コード 32)」で、ドライバを入れなおしても改善されません。
おそらく、Windows8から引き継いだドライバが更新できていないのが原因。
この問題を解決するため、Windows10をクリーンインストールします。
このパソコンは、すでにWindows10の認証を得ているのでクリーンインストールしても問題ありません。
Windows10のクリーンインストールする方法は以下のとおりです。
[aside type=”warning”]
手順は、DELLのOptiPlex 9020でのクリーンインストール手順です。
手順は参考程度で、最終的にはお客様の自己責任で行ってください。
[/aside]
最初に8GB以上のUSBメモリスティックを準備します。
メモリスティックをフォーマットして、パソコンのUSBポートに差します。
再びWindows10ダウンロードサイトにアクセスし「ツールを今すぐダウンロード」をクリック
パソコンにダウンロードされた「MediaCeationTool」をクリック。
下図画面が表示されるので「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択して「次へ」
Windows10をクリーンインストールするパソコンの「言語」「エディション」「アーキテクチャ」を選択して「次へ」
「USBフラッシュメモリ」を選択して「次へ」
「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら「完了」
USBメモリスティック以外に、パソコンに刺さっているUSB機器があればすべて外す。
パソコンを再起動して、メーカーのロゴは表示されているときに、「F2」キー(※1)などを押して、パソコン本体のBIOS画面を表示させる。
BIOS画面から、ブート(起動)順番をUSBドライブを最優先にして保存。それから再起動。
・パソコンによっては、BIOS画面ではなく、起動メニューからブート順序を変えることができます。
USBメモリスティックから起動がはじまり、下図画面が表示されるので「今すぐインストール」をクリック
下図画面が表示されるので「次へ」を選択
「今すぐインストール」をクリック
「カスタム:Windowsのみをインストールする」を選択
Windows10をクリーンインストールするパーティションをフォーマットしてから「次へ」※2
[aside]
※2:ドライブ構成はパソコン構成により異なります。
[/aside]
パソコンが再起動しWindows10の初期セットアップ画面が開始されます。
[aside]
BIOSでUSBメディアでの起動を優先している場合、パソコンが再起動したときにUSBメモリスティックを外す
[/aside]
アカウント作成などを済ませると、クリーンインストールされたWindows10が起動します。
続いて、Dellの「SupportSupportAssist」ツールとWindowsUpdateで各種ドライバをアップデート。
すべてのドライバーでエラーがなくなりました。
4年前のパソコンですが、SSDとWindows10によりサクサク動きますので、メインパソコンとして使えます。
まとめ
今回は、オークションで中古パソコンを購入するところから、ハードディスクをSSDへ換装。
そして、Windows8をWindows10へアップグレードとWindows10のクリーンインストールまでを行いました。
DELL OptiPlex 9020は4年前に発売されたパソコンですが、WordやExcelを利用した資料作成やブログの作成、ドラゴンスピーチによる音声入力、Photoshopを使った写真加工など、どれもサクサク動いています。
もちろん、現時点で最新のパソコンを買った方が長く使うことができます。
しかし、私のような資料やブログ作成、簡単な写真加工などがメインの場合は、そこまで高性能なパソコンは不要です。
パソコンのハードウェアの性能は毎年向上していますが、4年前のパソコンでも十分にWindows10を使うことができます。
「最新のパソコンは高くて・・・」とあきらめている方は、オークションで安いパソコンを入手してみてはいかがですか?
もし、オークションで購入すること、Windows10へアップグレードすることが不安な方は、当店で購入からWindows10へのアップグレードなどのサポートを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
今回おすすめのアイテム
■今なら250GBのSSDが1万円以下で購入できます。
■Cドライブをバックアップするときにあると便利
■簡単にイメージバックアップができます
■Windows10クリーンインストール時にあると便利
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